今週末はお花見のラスト・チャンスですね。今夜も上野公園、千鳥ケ淵と各所、かなりの人出で盛り上がっていました。
三井家のおひなさま 於: 三井記念美術館
今年に観る予定にしていたひな人形関連展示、最期のひとつです。毎年行われている三井家に伝わるひな人形の展示で、それはもう、華やかなひな人形の数々が並んでいました。やはり三井家ともなるとそんじょそこらの旧家とは比べものにならない程、嫁入り道具のひとつでもあるひな人形は豪華、しかもとても品のある品々です。ホント、格が違いますね。凄いです。栄華を極めた三井家の力を伺い得ることが出来ます。この展示でも自分は精緻な細工が施された小さな道具類の数々に魅かれ、特に銀で作られた極小の道具類は、よく銀でここまで出来るな、と思えるものでした。併設して展示されている京都・丸平文庫所蔵の市松人形やひな人形で京の四季の情景を作った「京 (みやこ) の人形あそび」はかわいいのひと言に尽きるものであり、着物や小物など細部に至るまで凝って作られている様は「粋」を感じます。また、来年の展示が楽しみとなりました。
↓ 三井記念美術館 ↓
http://www.mitsui-museum.jp/index2.html
アートは心のためにある : UBSアートコレクションより 於: 森美術館
スイスに拠点を置く金融機関UBSが所蔵する現代美術作品の展示、とにかく数多くの作品が並び、モダン・アートのショウケースの様でした。いろいろな作品を見ることが出来て楽しかったのです。だからと言って、とりわけ何がと言うことは無かったのですが.....。シンディ・シャーマンの写真作品を久々に見たので、そのイムパクトのある画面を新鮮に感じたのと、いろいろな写真家による様々な建築物や建物の内部や情景を撮った作品、そして写り込んだ被写体の多種多様な姿に興味をそそられるました。自分としてはこの展示は講釈とかは付けずに単純に現代美術を楽しめば良いと思います。
↓ 森美術館 ↓
http://www.mori.art.museum/jp/index.html
「横尾忠則のふたつめの壺」 於: SCAI THE BATHHOUSE
2/27に訪れた展示の続編。前回は2000年代前半までの作品の展示でしたが、今回は1994年作品1点+新作で構成されていました。横尾氏によるダイナミックな画面の絵画にはいつも圧倒され、それが何だか見ていてハイな気分になって心地良くなります。今回並んでいた作品の数々には同じモチーフが度々、登場していて連続する謎解き絵の様に思えました。何処にどんな正解があるのかな?! (前回とほとんど同じ位置から写真を撮りました。見える作品が掛け変わっています。前の写真と比べてみて下さい。)
↓ SCAI THE BATHHOUSE ↓
http://www.scaithebathhouse.com/
国宝 薬師寺展 於: 東京国立博物館・平成館
今のお花見の時期、4/6まで東京国立博物館が20時まで開館しているので、この展示も夜は空いていると聞いて今日の最期、18時過ぎに訪れました。確かにそこそこ人出はあるもののゆっくりと見ることが出来ました。680年に建立が発願された大和の古寺である薬師寺、寺全体が国宝の様なものですが、今回の展示の目玉としては国宝の「日光・月光菩薩立像」、「聖観音菩薩立像」、「吉祥天像」などですが、やはり「日光・月光菩薩立像」の姿には息を呑む思いでした。光背が無い姿、そして背面はもちろん薬師寺でも見ることが出来ないわけで、見ることが出来たのは素晴らしい体験でした。「日光・月光菩薩立像」とても1300年も前に造られたとは思えない程、活き活きとした姿で瑞々しさを感じましたね。全体のラインの美しさ、バランスの良さ、とにかくきれいで見飽きることがありません。本当にありがたいことです。「聖観音菩薩立像」のまた違った美しさも素晴らしいものでした。とにかく、今後、見る機会が出来ないかもしれない貴重な展示です。皆さん、是非、見に行って下さい。
↓ 東京国立博物館 ↓
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00
三井家のおひなさま 於: 三井記念美術館
今年に観る予定にしていたひな人形関連展示、最期のひとつです。毎年行われている三井家に伝わるひな人形の展示で、それはもう、華やかなひな人形の数々が並んでいました。やはり三井家ともなるとそんじょそこらの旧家とは比べものにならない程、嫁入り道具のひとつでもあるひな人形は豪華、しかもとても品のある品々です。ホント、格が違いますね。凄いです。栄華を極めた三井家の力を伺い得ることが出来ます。この展示でも自分は精緻な細工が施された小さな道具類の数々に魅かれ、特に銀で作られた極小の道具類は、よく銀でここまで出来るな、と思えるものでした。併設して展示されている京都・丸平文庫所蔵の市松人形やひな人形で京の四季の情景を作った「京 (みやこ) の人形あそび」はかわいいのひと言に尽きるものであり、着物や小物など細部に至るまで凝って作られている様は「粋」を感じます。また、来年の展示が楽しみとなりました。
↓ 三井記念美術館 ↓
http://www.mitsui-museum.jp/index2.html
アートは心のためにある : UBSアートコレクションより 於: 森美術館
スイスに拠点を置く金融機関UBSが所蔵する現代美術作品の展示、とにかく数多くの作品が並び、モダン・アートのショウケースの様でした。いろいろな作品を見ることが出来て楽しかったのです。だからと言って、とりわけ何がと言うことは無かったのですが.....。シンディ・シャーマンの写真作品を久々に見たので、そのイムパクトのある画面を新鮮に感じたのと、いろいろな写真家による様々な建築物や建物の内部や情景を撮った作品、そして写り込んだ被写体の多種多様な姿に興味をそそられるました。自分としてはこの展示は講釈とかは付けずに単純に現代美術を楽しめば良いと思います。
↓ 森美術館 ↓
http://www.mori.art.museum/jp/index.html
「横尾忠則のふたつめの壺」 於: SCAI THE BATHHOUSE
2/27に訪れた展示の続編。前回は2000年代前半までの作品の展示でしたが、今回は1994年作品1点+新作で構成されていました。横尾氏によるダイナミックな画面の絵画にはいつも圧倒され、それが何だか見ていてハイな気分になって心地良くなります。今回並んでいた作品の数々には同じモチーフが度々、登場していて連続する謎解き絵の様に思えました。何処にどんな正解があるのかな?! (前回とほとんど同じ位置から写真を撮りました。見える作品が掛け変わっています。前の写真と比べてみて下さい。)
↓ SCAI THE BATHHOUSE ↓
http://www.scaithebathhouse.com/
国宝 薬師寺展 於: 東京国立博物館・平成館
今のお花見の時期、4/6まで東京国立博物館が20時まで開館しているので、この展示も夜は空いていると聞いて今日の最期、18時過ぎに訪れました。確かにそこそこ人出はあるもののゆっくりと見ることが出来ました。680年に建立が発願された大和の古寺である薬師寺、寺全体が国宝の様なものですが、今回の展示の目玉としては国宝の「日光・月光菩薩立像」、「聖観音菩薩立像」、「吉祥天像」などですが、やはり「日光・月光菩薩立像」の姿には息を呑む思いでした。光背が無い姿、そして背面はもちろん薬師寺でも見ることが出来ないわけで、見ることが出来たのは素晴らしい体験でした。「日光・月光菩薩立像」とても1300年も前に造られたとは思えない程、活き活きとした姿で瑞々しさを感じましたね。全体のラインの美しさ、バランスの良さ、とにかくきれいで見飽きることがありません。本当にありがたいことです。「聖観音菩薩立像」のまた違った美しさも素晴らしいものでした。とにかく、今後、見る機会が出来ないかもしれない貴重な展示です。皆さん、是非、見に行って下さい。
↓ 東京国立博物館 ↓
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00