資生堂ギャラリー。
荒木経惟の作品を紹介する展覧会。
展覧会タイトルの「往生写集」は、
平安時代の僧侶・源信が著した仏教書『往生要集』
から想を得た荒木の造語。
様々な出会いを経験してきた荒木が、
近年、彼自身の「往生」を意識し始めたことを機に
企画されたという。
「東ノ空」は、
東日本大震災後、
亡くなった方への鎮魂を願うと同時に、
被災地の復活を祈りながら、
彼が毎朝自宅の屋上から撮り続けている最新作。
「PARADISE」は、
一見暗闇の中に色鮮やかな花が咲き誇っているかのようですが、
実は、朽ちかけた花と人形を写した生と死の物語。
「東ノ空」、とても好きだ。