ローカル線を追う

身近なローカル線を点景に、沿線の風景を撮影しています。

赤電が走る17.8kmのラインベルト

2019年05月16日 | 遠州鉄道

高架化で思い出されること

遠州鉄道が高架化される前の国道1号線(東海道)は、赤電の通過のため、開かずの踏切と言われるほど閉じられて

いる時間が長く、人や自転車や車が立ち往生していることが珍しくはありませんでした。

それが新幹線と東海道本線と遠鉄が高架化されてからは、このような姿を見かけることはなくなりました。

東西交通や南北交通が嘘のように改善されたのです。

また国道1号線はモーターリゼーションの発達で渋滞が続き、道も悪く酷道と言われていました。

市街地を国道1号線が通過していましたから、渋滞のほか排気ガスで、正常な市民生活が阻害されていました。

この通過交通は、国道1号線のバイパスを造ってからは、一気に市街地の環境が良好になりました。

現在の状況を見ているとこれが当たり前との感覚を受けますが、半世紀前を知る人は、隔世の感があると思います。

改善された今の姿は、二人の施政者の尽力あってこその結果ですが、そのことに思いを馳せる市民は少なくなって

いるような気がします。