11月28日(木)
昨日の話題です。
朝、体育館に全校児童が集まり、人権朝会を開きました。
これは、今年度初めての試みで、人権朝会を受けて、そのまま朝の1時間目の道徳の授業につなげます。
朝会では、絵本「わたしのせいじゃない~せきにんについて」(レイフ・クリスチャンソン作、岩崎書店)の読み聞かせを、学習部の先生たちがしました。
これは、スウェーデンの絵本。
ひとりの子どもが泣いていて、それを、大勢のひとがやったんだ、自分のせいではないんだという、言い訳のような文章が淡々と続いていきます。
最後に、「わたしのせいじゃない?」という問いかけで終わっています。
全校朝会のあと、それぞれのクラスに戻って、道徳の授業になりました。
1年生の教室です。
見ているだけの人は、何もしていないからわるくない、という意見が出ました。
「見てただけなら、わるくないの? 見てただけでも、わるいの?」
先生の問いかけに、子どもたちが真剣に考えています。
3年生の教室です。
「見ていた人は、勇気がなかったと思います」
「見ているだけでなく、何かできることがあったと思います」
「そうね。どんなことができると思う?」
子どもたちからは、励ます、先生に言う、止める、注意するなどの考えが出ました。
6年生の教室です。
子どもたちの感想の言葉を整理して、「傍観者」の立場の言葉に注目しました。
「ほんとうに、わたしのせいじゃないと思いますか?」
今日の学習をふり返った後で、子どもたちは作文を書きました。
自分を振り返りながら、いじめや仲間はずしのことについて、じっくりと考えた1時間でした。