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子ども座禅会

2013-07-24 | 日記

7月24日(水)

 

西寺町は、その名のとおり、唐津藩時代からたくさんのお寺が並ぶ町。

その中の一つ、長得寺で、「子ども座禅会」が開かれました。

 

朝9時過ぎ。お寺に着くと、40名ほどの子どもたちが集まっていました。そのほとんどは、大志小の子どもたち。

住職さんから、今日一日大切にする5つの約束などのお話がありました。

 

 

お経を読むことにも挑戦しました。

読んだのは「般若心経」。

 

300文字足らずの中に、大乗仏教の神髄が集約されている、最もポピュラーなお経です。

論語などと同じで、意味が分かる分からないという前に、こうした昔から伝わる有名な文章にふれる、声に出して読むということは、とても大切なことだと思います。

 

 

住職さんと一緒に練習した後、子どもたちは、元気に声を出して読みました。

「羯諦羯諦(ぎゃーていぎゃーてい)」のところが「Go!Go!」という意味だったということも、初めて知って、私もとっても勉強になりました。

 

途中、何度か休憩時間があり、持参したお茶でしっかり給水しました。

 

いよいよ座禅です。

座禅用の丸い座布団の上に、足を組んで座ります。

 

 

「学校で習う座り方、『ちょこ・ぺた・ぴん』といっしょだよ」

「じょうずに座れたと思ったら、体を左右に振って、ここが中心と感じるところで止まりましょう」

 

 

自分の体を感じながら、だんだんいい姿勢がとれるようになってきました。

手をおへその前で組み、たまごの形を作りました。

 

さあ、座禅の開始です。

 

 

涼しい風が吹き抜けていきます。

蝉の鳴き声も聞こえます。

心の中に、いろんな気持ちがわいてきます。

 

体の中心がうまく取れていなかったのか、右側に傾いている感じが強くなってきて、少し肩が重くなってきました。

少し戻そうか、でも、動いたら「ピシッ!」と叩かれるのだろうか・・・。

いやいや何も考えないようにしなければ・・・と思っているうちに、「やめ」の合図がありました。

 

最初の座禅は、5分間だったそうです。

10分以上もしていた感じがしました。

心を無にするって、なかなか難しいものですね。

 

午前中の最後は、相知のお寺の住職さんから、紙芝居とお話がありました。

紙芝居は、「いのちのまつり おかげさま」(草場一壽:作、平安座資尚:絵)でした。

 

 

「ありがとう」「おかげさま」の心を教えていただきました。

座禅を組んで、心静かになったあとだけに、お話がしっかりと心にしみた感じがしました。

 

お昼のカレーライスを子どもたちと一緒にいただきました。おいしかった‼

私自身、初めての座禅。

もっと一緒に体験したかったので残念でしたが、午後の予定があったのでお寺を後にしました。

 

子どもたちは、午後からもゲームや廊下拭き競争などで楽しい時間を過ごし、あと2回、座禅をしたそうです。

 

真夏の暑い一日、エアコンの効いた部屋から出て、自然の風が吹き抜けるお寺で、心静かな時間を体験をすることができた子どもたち。

きっと、すてきな夏休みの思い出のひとつとなったことでしょう。