毎度煩雑な中国新幹線の乗車。済南駅から北京南駅行きの列車に乗車する事となり、身分証明書と切符の照合を済ませて改札を通り抜け、指定されたホームで待っていますと青島からの新幹線が入線となり停車。
さすがに新幹線の乗車の場合はドアが開くと同時に乗客が列を崩して、我先に乗り込むと言った中国鉄道独特の光景は見受けられません
済南駅からの新幹線は済南西駅には停車せずに専用軌道から本線に合流し、直後に済南西駅を高速で通過して黄河を渡って行きます
青島からの北京行き新幹線の運行本数は限られているものですから、てっきり車内は満席で混雑していると予想していたのですが、この日の車内は予想外に7分程度の乗車率でして、北京南駅までの2時間足らずの間は楽に景色を楽しむことができました
しかし、お相手の方はどうしたのでしょうか?前回も今回もそうなんですが、バス・鉄道での移動時には景色を楽しむ様子は全く感じられません。周りの中国人も景色を見るでもなく寝るか携帯をいじるかして時間を過ごしており、これは中国人の旅に対する基本姿勢なのかと感じたものです
発車から約二時間近く経過した12時40分に北京南駅に列車は到着。乗客は一斉に下車して改札に向かい、その改札口付近にはホテルの客引きがたむろして、降りてきた乗客にパンフレットを見せながら大声で客引き合戦の開始。
その中を通り過ぎて地下鉄乗場に向かうのですが、地下鉄の自動販売機の前は既に長蛇の列が出来上がり、不慣れな乗客ばかりで一向に列の長さは縮まりません
切符を買うのに10分以上待たされ、やっとこちらの番となった時に、お相手の方が財布から1元札を数枚取り出し、こちらの顔を見ながら笑顔で一言『私が買います!』と
そう言えば今までの同行中、特に北京での行動の際に何度も券売機での買い方を説明しましたが、すんなりと上手く買えた験しがありませんでした。その都度、カメさんに笑われた経験が何度もあり、今日こそはと決心して挑戦したのでしょうが、今回も1元札では券売機は受け付けてくれませんので、その事を指摘し、コインを用意して無事に成功?
画像は済南西駅に合流直前の車窓風景