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最初にお断りをします。
これから紹介する方法は、全くもって正しくない方法です。
だからといって何も効果が無いとは言いませんが、
試してみればなるほどそういうことか、という、一つの例であって
これが正しいとは一言も言っていませんので御注意ください。
ましてや、測定器で測定して、お前のしていることは間違っている、と
有難い御忠告を頂きましても、改める事も直すこともいたしませんので、
その点を承知の上で、お読み下さい。
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さて、ここまで回りくどいことを書いたものの、飽きっぽい性格の人間が
まだやってたのかという、ヘッドホンアンプの続きで。
ノイズも皆無、音の解像度?も今までの物とは一線を引く、ぺるけ式ヘッドホンアンプながら
何故か不思議なことが起こるようで。(単に自分が理解していないだけというのが正解)
製作直後しばらくは、ボーカルが中央に位置し、定位も安定しているのに、3日、1週間、
2週間、1ケ月とたつと、ボーカルが遠い遠い所に行ってしまうという現象が。
そして、その間にも定位が変化するなど、理解不能なことも。
今まで聞いてきた物とは何が違う、それともヘッドホン、カナル型が悪いのかと
とっかえひっかえしても、変化なく、他の装置で聞くと、今までの音がする。
ここは何が違うのだろうか、何かが違っているが、何なのか分からない。
ということで、全くもって正しくない方法を試そうということに。
添付した図で示したとおり、せっかく左右でフィルタを形成して、クロストークを向上させようと
したものを「無」に介することを、あえて「試して」みることに。
左右へ供給している電源ラインの間に、「わざと」抵抗1本を追加する事によって
「音の定位」をわざと崩して、遠く遠くいってしまったボーカルを近くに戻そうという
試みながら。
難点はヘッドホンの種類によって、どれが正しいというのが無いのと、
まさに好みの問題であって、オリジナルがすべて正しい事であって、お前のやっている事は
邪道だと言われてしまえば、それまでのことながら、自分で聞いてみて「楽」なのが一番で
あって、たとえ間違っているとはいえ、こんな事も起こるのかというのを、あえて
示したという「悪い例」を。
最初、ショート状態にするとどうなるか。単に意味のない事から始まり、流石に
ショート状態では酷いなという状況で、特に「さ行」の音が横に走る状態なので、
これはないなということで、間違っていたと思ったものの、抵抗に交換するとどうなるか、
ということで、1K,2K,3K,4.7KΩ、はたまた10KΩと代えていったところ、変化が
現れることに。(そりゃ当然)
眉に皺よせ、音の限界を聞き取るなどといった高尚な事は出来ないので、
楽に、気楽に、気兼ねせず、片意地はらず、といった具合で音楽を聴くというのが
個人的な好みのため、スピーカと違って左右の音が混じりあう事がないヘッドホンでは
どうしても「楽」になれないということから、こういう「間違った」事で、少しは改善するかな、
といったことを行ったまでということで。。。
間違っても、鵜呑みにして試そうとなさらないように。くどいながら。