Luna's “Tomorrow is another day”

生活情報、人間、生きること…。新聞記事から気になる情報をスクラップ!

イキたいのにイケない…悩める女たち(2)

2008年01月31日 | スクラップ
◇セックスは脳でするもの 気持ちよさ感じられたら


 ところで、「イク」という現象そのものは、医学的にはどのような状態をいうのでしょうか。

 私たち人間の性反応は、男性であれ女性であれ、次の4相に分けて表現されます。興奮期-平坦(高原)期-オーガズム期-消退期です。このオーガズム期のことを、卑近な言葉で「イク」と表現しているのです。

 オーガズムとは、以前にもこのコラムで紹介した・性のバイブル・と評価されているW・H・マスターズとV・E・ジョンソンの名著『人間の性反応』によれば、腟の外側3分の1につくられた隆起と外肛門括約筋が0.8秒間隔で4~8回収縮すること、とされています。0.8秒なんて私たちが測定できるわけもなく、むしろ「ピクピク感覚」とでも言った方がわかりやすいかもしれませんね。そう言われてみれば、男性の射精感もまさに「ピクピク」で、あれが0.8秒間隔なのです。

 このオーガズム期には、男女ともに恥骨尾骨筋・骨盤底筋群のリズミカルな収縮、血圧上昇、過呼吸が認められ、脈拍は1分間に110~180を数えます。100メートルをダッシュしたときのような感じ、とはよく言ったものです。

 ただ、こんな小難しいオーガズムの話ではなく、僕的に言わせてもらえれば、「気持ちよさを感じられたらそれでいい」のです。セックスは性器ではなく、脳でおやりになっているわけですから、「妊娠したら」「相手が性病だったら」と不安を抱きながらでは、オーガズムも何もあったものではありません。



◇探し、触れ、交わり…この「7か条」でイク!

 妊娠を受容できなければ女性主体で確実な避妊を。性感染症に対する不安を払拭するためにはコンドームをきちんと使う--いずれも年齢にかかわらず、セックスをしようという2人の基本的なマナーです。

 それでも「イク」ことを切実に求めるカップルのために、『Dr.北村の、女性がイケるための7か条』をご紹介しましょう。

・男性は先に果ててはいけません。射精すると「一巻の終わり」の男性諸兄よ。2人で一緒にイケればいいけれど、それが叶わないならばイクのは女性が先です。

・オーラルセックス(口を使っての行為)には、男性器を刺激するフェラチオと女性器に対するクンニリングスがあります。いずれも刺激的でオーガズムへの準備が高まります。

・ひとりエッチをいやらしいことと考えないこと。前述のように、セックスは他人同士がすることですから、ひとりエッチで自分のからだをくまなく探検し、どこが気持ちいいのかをそっとパートナーに教えてあげましょう。

・性器を結合しさえすればイケるとは考えず、行為の最中にも指でクリトリスに触れることをためらってはいけません。

・ワンパターンの体位ではなく、どんな交わり方が気持ちいいのかを、2人で探し出してみましょう。

・5感の刺激が性欲中枢を興奮させるわけですから、感受性が豊かであることもオーガズムの条件。見たり、見られたりしながら、感動や気持ちよさを率直に表現できますか?

・性について学習することも大切。セックスは本能まかせの行為なんて、決してお考えにならないように!




毎日新聞 2008年1月31日

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 発信箱:慰霊の旅=磯崎由美... | トップ | 最高の媚薬?食とセックスの... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2008-02-01 09:38:05
はあ~~まんこおお
返信する

コメントを投稿

スクラップ」カテゴリの最新記事