聖書に学ぶ神のみことば

teacherが感じ、思ったことなどをいろいろと綴ります。聖書の一節をちょっと添えて。

AEDは本当に「救い主」となりうるのか?

2006-09-14 22:51:23 | 社会問題
  ☆札幌ドームにもAEDが登場☆ 

 あっという間に広がった自動体外式除細動機(AED)だけど・・・

 いざという時にどこまで医学素人、つまり一般市民は対処できるのでしょうか??

 平成16年7月から誰でも使えるように法改正された除細動機だが、それから2年、なんだか狂ったようにあちこちに設置されるようになった。人の集まる場所では、みないことが珍しいほど、ポピュラーなものになった。

 どの機関がどれだけの費用を投じて全国津々浦々に配置しているのかまではわからないし、調べる気もないが、果たして、医学素人にすぎない一般市民が、いざというときに、いきなり「医療器具」を使いこなせるものなのだろうか?AEDを見ると、teacherはいつもそれを感じる。

 医師と研修を受けた救急救命士にだけ使用が認められていた除細動が、いきなり素人でも可能な医療行為に「レベルダウン」したのは、なぜなのだろう?teacherは、AEDを街の中で見かけると必ず、その疑問を抱く。

 以前、NHKでやっていた「ミスター・ビーン」で、瀕死の少女が、医者に化けたビーンの手にする除細動機で死線から蘇るというコメディがあったけど、TVのようには行くまい。そもそも、除細動機がどのような患者の容態のときにこそ使われるべきものなのかの判断すら、私たちにはつかないのだ。

 斜に構えすぎといわれればそこまでだが、AEDは、本当にどこまで使われるのだろうか。勝手な判断で使った通りがかりの素人が、刑事・民事の訴訟に問われることはないのだろうか。(きっと、刑事責任については、違法性が阻却されるということなのだろうが)実に疑問だらけの、「医療の規制緩和」事例がAEDなのではないかと、teacherは思っている。学校にも、ゆくゆくAEDが配置されるそうだが、teacherは怖くて使えない。幸い、teacherの勤務先には、看護師さんがいるので、医療行為はその人へという流れがあるから使わずにすみそうだが、それにしても、何かの弾みで一気にこうした物が配備されていく流れがある一方で、本当にいまこそ必要としているものがいくら要求しても満たされないという現実があるこの国。teacherは、物事の扱いをめぐるそうした二極化にも、不安が消せないでいる。

 主よ。あなたの恵みは天にあり、あなたの真実は雲にまで及びます。(詩篇36:5)

 ◎北海道の秋をどうぞ!
 ☆毛ガニ
 ☆秋サケ
 ☆大雪山系~駆け寄る秋 すばらしい紅葉!!~
 ☆サンゴソウ~オホーツクの能取湖にて~
 ★サンゴソウの動画ページは、こちら!
 
 ◆みことばホームページ こちらです!

 明日も秋晴れが続くそうです。