聖書に学ぶ神のみことば

teacherが感じ、思ったことなどをいろいろと綴ります。聖書の一節をちょっと添えて。

札幌交響楽団第500回定期公演

2007-06-25 00:01:14 | Music&Movie
 G・マーラー「交響曲第2番 復活」がキタラに響き渡りました

  ☆札響~苦境からの「復活」(北海道新聞より)

 最近は必ず金曜・土曜、あるいは土曜・日曜と連続2公演になっている札幌交響楽団の定期演奏会。昨日のA日程の様子が今朝の新聞を飾っていましたが、teacherは、今日のB日程公演に顔を出してきました。定期演奏会にしては珍しく満席。80分、しっかり楽しみました。ものすごい集中力で演奏するオーケストラと指揮者尾高忠明のタクトに、もう言葉がない。マーラーの交響曲は振幅が激しく、なかでも打楽器奏者にはおそろしいばかりの集中力が求められるが、正団員4名、エキストラ4名が本当に大活躍。「聴かせる交響曲」であると同時に「見せる」要素もあるこの曲は、第5楽章の途中で打楽器奏者が袖に引っ込んで演奏し、また戻ってきたり、それまでステージ左手でトライアングルを奏でていた奏者が、一気にステージの右側まで移動して、「第3ティンパニ奏者」になったりと、とにかくめまぐるしく忙しい。しかし、終わってみると、まさに音楽の芸術性だけが聴衆を虜にしている。この「復活」は、本当に素晴らしい曲である。
 札響は、思い切って取り組んだこの「二公演化」で本当に質的に向上したと思う。今日の公演は、きっと語り継がれる名演奏となるだろう。80分という長大な曲ゆえに、出番は数えるほどしかない楽器もあるのだが(たとえばオルガン、ハープ)、まったく乱れるところなく入魂の演奏を紡ぎだした尾高の指揮ぶりは、きっと数日後の新聞批評でも賛辞の嵐となるだろう。
 

 札幌交響楽団の演奏会、次回は、がらっと趣が変わって、7月24日の「札響ポップスコンサート」へ行く予定です。(新聞社勤務の友人から招待券が回ってきています。)

 主があらしを静めると、波はないだ。(詩篇107:29)
 
 ☆「みことばホームページ」 こちらです!

 ◎写真ニュース こちらでいくつか
   ◆高校野球~甲子園への道が23日にまず函館支部でスタート。
 各支部の予選がこれから続々と開幕。札幌支部も今日開幕しました。注目カードは、なんといっても室蘭支部の1回戦。駒大苫小牧VS鵡川高校です。本来は、代表決定戦で見たい好カードがなぜ1回戦から?・・・ショック。
   ◆平和の灯~屈斜路湖に到着です。
   ◆海開きに続いて遅い「山開き」~大雪山連峰はやっと山開き
   ◆天皇・皇后両陛下~苫小牧での植樹祭 お疲れ様でした。

 ほとんど曇天、北風寒しの土日でした。「海開き」のニュースが入ると、寒くなる札幌地方。もう、来週は7月なんですね

 【写真】 夜の中島公園(札幌) 6月20日撮影 
 夜景の撮影は難しいですね。下手くそで載せないほうが無難なんですが…。明日は、「いちご狩り」風景の写真を載せたいと思います。
  

「芸術の冬」を堪能

2007-01-28 22:32:54 | Music&Movie
 ☆音楽そして映画~「芸術の冬」をエンジョイ

 ・27日は15時から札幌交響楽団第495回定期演奏会へ
 ・18時20分から映画「不都合な真実」へ

 2本立て、「芸術の冬」でした。
 ●映画「不都合な真実」 公式サイトはこちらへ!!

 ◆札響 井上道義指揮でモーツアルトを3曲。モーツアルトイヤーが終わったというのに、あえて3曲ぶつけてくる井上の芸術性の高さに圧倒された2時間。交響曲は聴きなれているはずだが、ものすごいリズム感で聴衆をひきつける。いかに、モーツアルトが残した41曲の交響曲に普遍性があるかを再認識した2曲。25番と35番「ハフナー」。

 異色なのは、後半のK446 パントマイムのための音楽「パンタロンとコロンビーネ」である。なんとなんと指揮者自身の演出、振り付け、出演。61歳の井上氏が踊るわけだから、本当に異色。とにかく楽しい25分間だった。プロのバレーダンサー3名は本当に素晴らしいパントマイムだったが、井上氏の演技力もなかなかのものがある。こうした滅多に演奏機会のない曲にめぐり合えて幸せな時間だった。

 さて、映画「不都合な真実」。もと副大統領のアル・ゴア氏が地球温暖化問題をドキュメンタリーにしたものなのであるが・・・・・

 その熱意と信条はしっかりと汲み取りつつ、本当に科学的検証はすべての側面からされて映画化されているのかどうか、実はちょっと疑問を持つ。社会科学であれ、自然科学であれ、科学というものはおよそその真実を把握するまであらゆる批判的視座にさらされながら検証されていかねばならないものである。しかし、地球温暖化問題については、異常気象などの連続が温暖化を原因とするものではないという説もあるし、いやむしろ地球はたとえば1万年という長い目でみたときに「寒冷化」の方向に進んでいて、温暖化はその過程のわずか10年~20年に過ぎないという説も存在する。この映画の最後は、地球温暖化防止のために、「~しましょう」といういわば「徳目」みたいなものが、ずらずらと羅列されて終わるのだが、teacherは、いかにもそういうものが嫌いである。そういう意味でも違和感を感じながらの2時間あまりでありました。昨年末の「めぐみ」も、そうであったが、アメリカ制作のドキュメンタリーは、teacherには合わないな~と実感するのである。

 主に信頼するものには、恵みがその人を取り囲む。(詩篇32:10)

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 ●オホーツク海網走沖~とうとう流氷で埋め尽くされました 冬本番!!

 2月は、どんな映画にしましょうか…奥田瑛二が監督した「長い散歩」に期待しています。