風蘭は、関東以南の大きな木に着生する日本原産の着生蘭。品種は富貴蘭・富嶽。先日より、
細い花芽を伸ばし始めている。8月の下旬頃には、バニラのような甘い香りを周囲に漂わせながら、
独創的な美しい白い花を咲かせてくれます。
草丈は10cmほどの小さな蘭。栽培を始めてから5年が経過。
古く江戸時代から愛好されてきた奥の深い古典園芸植物、数多くの品種が存在
する。因みに、富貴蘭は野生のフウランの園芸種です。
学名:Neofinetia falcata
和名:フウキラン(富貴蘭)/フウラン(風蘭)・耐寒性多年草(ラン科フウラン属)
初夏の頃から気にしていた植物。庭のツツジの木にハート形の葉を付けた蔓を絡ませ
ていた。2~3日ほど前から、アサガオに似た青色の花を咲かせ始めている。種を蒔いた記憶
は皆無。可能性は、庭にやってくる野鳥が種を運んで来たよう。ネットで検索した結果は、葉の
形や花柄は長く、垂れ下がるように種を付ける。マルバアサガオの特性に十中八九、該当する。
遠い昔に観賞用として導入され、今は野の花。熱帯アメリカ原産のヒルガオ科の帰化植物です。
一般的なアサガオと異なる特徴は、・葉には切れ込みがなく、ハート形で先
が尖る。・花柄が長い。・花後、種を垂れ下げるように付ける。花は小ぶりで、深み
のある藍色。秋に種が成熟してくれる事を楽しみにしています。
学名:Lpomoea purquea
和名:マルバアサガオ(丸葉朝顔)・半耐寒性一年草(ヒルガオ科サツマイモ科)
るように反り返り、その反動で種を遠くに飛ばす。種鞘が弾けた後の形が、御輿の屋根の形を連想
させる事から、別名では、ミコシグサと呼ばれています。
種が成熟する前の種鞘です。種が成熟すると種鞘は見事に5裂に弾け、
'種飛ばしタワー'に変身します。同じような装置を人間が造ると大掛かりに・・・。
何故、こんなに素晴らしい仕組みが植物に出来るのか・・・不思議です。
学名:Geranium thunbergii
英名:Ge-no-shoko
和名:ゲンノショウコ(現の証拠)・耐寒性多年草(フウロソウ科フウロソウ属)
別名:ミコシグサ(御輿草)
花を咲かせている。本来、キク科の花は、これからが出番。一足、早く秋を届けてくれる野菊です。
エゾノコンギク(蝦夷野紺菊)は、本州に自生しているノコンギクの北方型。
花径は3cm弱、淡い花色だが開花直前の青紫色の蕾も美しいしい野菊です。
〔8月22日、写真を更新しました〕
の茂る道端に、瑠璃色の涼しげな花色の露草に混じり珍しい、白花が咲いている。
露草は、瑠璃色・空色・水色・青色・つゆ草色。どの花色もよく似合う。
当地ではこの時期になると、方々で露草が咲いているが、青花と白花が
共生している場所は他では見かける事は、まずありません。
花を咲かせる。鮮やかな花色と暑さと乾燥に強い、南米原産の多肉質の植物。先日、投稿しまし
た、ハナスベリヒユとは仲間の花です。
学名:Portulaca glandiflora
和名:マツバボタン(松葉牡丹)・非耐寒性常緑/一年草扱い(スベリヒユ科スベリヒユ属)
別名:ヒデリソウ(日照草)
マツバボタンに葉が良く似ているマツバギク
マツバギクが日差しを浴びて淡いピンク色の花弁からメタリックな光沢を放
っている。太陽光が'サンサン'と照り付ける真夏から、肌寒さを感じる晩秋まで花
を咲かせる耐暑性、耐寒性の強いオールラウンド植物。
マツバギクは、マツバボタンと多肉質の葉が似ていることから、よく混同される花
です。
学名:Lampranthus spectabilis
和名:マツバギク(松葉菊)・耐寒性常緑(匍匐性)多年草(ハマミズナ科マツバギク属)
別名:サボテンギク(仙人掌菊)
株が花を咲かせている。淡いレモンイエローの清楚な花です。
マーガレットは、当地の厳しい冬の屋外の寒さに耐えられません。毎年、9月の中旬になると再び
思い切った刈り込みを行い、10月中旬ごろに鉢を屋内に取り込み冬を越させています。
当地でも夏の間は、露地植え栽培も可能ですが秋の鉢上げ時、株への
ダメージを防ぐため、通年、鉢植えで栽培しています。
学名:Chysanthemum frutesceus
英名:Marguerite
和名:モクシュンギク(木春菊)・半耐寒性常緑多年草(キク科アルギランテマム属)
軽やかな風が流れている。牧草地沿いの道端に、エゾニュウが両手を空に広げるように茎を伸
ばし花を咲かせている。草丈は2メートルを越す、セリ科の中では一番大きな植物。この時期に、
草地に咲く花々の中での存在感はバツグンです。
キンミズシキはバラ科の植物。黄色の小さな5弁花を蜜に集め、風に揺らし
咲く草姿は美しい。
ガガイモ。種を包む鞘の内側が白く輝いていることから別名では鏡芋。
鏡芋が訛って花名の説も、道端の雑草に蔓を絡ませて小さな赤紫色の花を咲か
せている。
アメリカオニアザミ。棘の生えた株姿も豪快だが種の形もワイルド。晩夏の
風に種を飛ばしている。
が、花弁に映るかのように輝いて見える。毎年、秋に鉢上げをして室内で冬を越させ、春になると
鉢植えから庭に戻して育てている。寒さには極めて弱く、暑さをものともしない夏の花です。
匍匐性の茎に、やや肉厚で平たく丸みのある葉を付け、地上を這うように
株は広がります。
野生のスベリヒユ。ハナスベリヒユは花卉園芸用の改良品種、スベリヒユ
は、午前中だけ花を開く。地方によっては山菜や生薬として昔から人々に馴染
みのある植物です。
学名:Portulaca ooleracea
和名:ハナスベリヒユ・非耐寒性多年草/一年草扱い(スベリヒユ科スベリヒユ属)
別名:ポーチュラカ
イタンキの浜に打ち寄せる波が、遥か太平洋の海原から潮騒と心地よい海の香りを運んで来る。
波消しブロックで囲まれた東の浜は、海水浴を楽しむ人達でにぎわっている。ここ、西側の浜は外洋
から打ち寄せる波が、波頭を剥き出しに浜に打ち寄せている。
ユリカモメ。夏羽を装って何を思うか不動の姿勢、カービング状態。
浜に隣接する湿地。NPO法人:ビオトープ。イタンキin室蘭の方々の努力で、
湿原を好む植物・昆虫・野鳥の楽園が復元した。水際に紅紫色のエゾミソハギの花
が咲き誇っている。
エゾ・ノコギリソウ。白花は良く見かげるが、ピンク色の花は稀。
ハマニガナ。鮮やかな黄色の花を咲かせている。ハマニガナは砂地を好む
海浜植物。
クサフジ。山野の道端でも良く見かけるが、浜に咲いくクサフジの花色は鮮
やか。
青紫色の美しい野菊。エゾノコンギクに似ているが、葉の形が少々異なる。
花名は判らないが可憐な花を咲かせている。