

薄赤橙色の柔らか味のある華やかな花です。
(今日の外気温度は朝方18℃、日中23℃です)
別名’栄養系ゼラニューム アメリカーナ’、栄養系とは、実性系に対して、
挿し木や組織培養などにより増殖された植物の代名詞です。
学名:Pelargonium x hortorum
英名:Geranium
和名:テンジクアオイ
別名:ゼラニュウム
(1)半耐寒性常緑多年草(フウロソウ科ベラゴニウム属)
(2)耐寒温度:2009年実績・冬の最低温度+12℃※鉢植え屋内(サンルーム)栽培
’ヤブラン’は本来、本州以西の温暖な樹林の中で生育しています。
垂直に伸ばした花茎の先端に薄紫色の小さな蕾を穂状に付けて咲き始めました。
花名の由来は、深緑色で光沢のある葉が蘭の葉に似ていることからです。
また、秋が深まる頃、黒柴色の艶やかな果実を付けた草姿は庭に季節の趣きを
醸しだしてくれます。(8月17日、写真を更新しました)
学名:Liriope platyphlla
英名:Big blue lily-turf
和名:ヤブラン(藪蘭)
別名:リリオペ サマームスカリ
(1)耐寒性常緑多年草(ユリ科ヤブラン属)
(2)耐寒温度:2009年実績・冬の最低温度-8℃※露地栽培
’コバギボウシ’の花が一斉に咲き始めました。
葉は明るい緑色で縁には白い斑があります。葉の長さは約13cm、幅は5cm程
の小葉に属するギボウシです。
花は垂直に長く伸ばした花茎に15個程の淡紫色のラッパ状の花を咲かせます。
また、花は下の蕾から開花を始め、次々と上に向かって咲いていきます。
毀れ種で毎年、株は増えていきます。
学名:Hosta montana
英名:Plantain lily
和名:コバギボウシ(小葉擬宝珠)
(1)耐寒性落葉多年草(ユリ科ギボウシ属)
(2)耐寒温度:2009年実績・冬の最低温度-8℃※露地栽培
今週の7日は暦の上では立秋。秋の七草の一つ’桔梗'が咲き始めました。
5弁の星型の輪郭のハッキリした花形です。
青紫色の花より3~4日程遅れて、白花も咲き始めています。
蕾の形が風船のように見えることから、英名ではバルーン フラワーと呼ばれています。
また、凛とした花姿から、いにしえの美濃の武士が家紋に取り入れた花です。
一方、蕾は’超ミニの熱気球’が空に浮かんでいるイメージを湧き立たせてくれるメルヘンチックな
花です。
学名:Platycodon grandiflorus
英名:BALLON FLOWER
和名:キキョウ(桔梗)
(1)耐寒性宿根草(キキョウ科キキョウ属)
(2)耐寒温度:2009年実績・冬の最低温度-8℃※露地栽培
古典園芸植物に分類される’オモト’です。
このオモトの品銘は不明ですが、葉は濃緑で光沢があり、肉厚の大葉系です。
さらに、葉には白い覆輪があります。
花は少々、地味ですが淡黄色の小花を密に付けて穂状に咲いています。
初冬の頃になると果実は赤く色付き、濃緑色の葉とのコビネーションは
一服の観賞価値があります。
学名:Rohdea japonica
英名:Nippon lily
和名:オモト(万年青)
(1)耐寒性常緑多年草(ユリ科オモト属)
(2)耐寒温度:2009年実績・冬の最低温度+12℃※玄関内、鉢植栽培
夏の爽やかな風が吹き抜けています。室蘭岳は標高911mの山容の美しい山です。
眺望は下山途中の西尾根、標高825m付近からの山頂と最盛期を迎え青紫色の花を
風に靡かせて咲く’タチギボウシ’です。
また、この山は田中澄江(著)の随筆「新・花の百名山」の中で、自生する代表的な花として
’オクエゾサイシン(奥蝦夷細辛)’が紹介されています。
〔タチギボウシ・立擬宝珠〕ユリ科ギボウシ属。