室蘭岳の裾野、標高130メートルほどの高台。道路の両脇は牧草地、先月の初旬
と中旬に降った大雪が銀世界を出現させている。
雪の中で、クマザサの艶やかな緑の葉が冬の陽射しを浴びて輝いている。雪の白さと緑色
の葉のコントラストが際立ちます。
雪庇(せっぴ)。風が造り出した雪の造形です。
強烈に吹き付ける北西の風が、積もった雪を巻き上げ雪煙を立てる。車載式の
温度計の表示は-5℃、風速は遥かに10mを越している。牧草地の周りには風を遮る
林もない。風に運ばれた雪が、崖の上で徐々に堆積して庇のよう突き出す。雪庇は自然
が作り出す雪の造形です。
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