イタンキ漁港は、市街地に隣接しイタンキ浜の東端に位置する。太平洋に面した風光明媚な漁港です。
季節を通 して、毛ガニ・スケトウダラ・宗八カレイやエゾバフンウニなど、水揚げの魚種は豊富。
※ 一方、イタンキ浜は、漁港を起点に (下の画像)遠くに半島のように見える丘の下を沿うように、西の
方角に2キロほど連なる長い砂浜海岸です。
バフンウニ漁の季節です。小型漁船が次から次へと、船外機をうならせながら漁港を後に漁場に向かっ
て行きます。
西側の浜の直ぐ後方には、海抜100メートルほどの断崖絶壁がそそり立っています。イタンキ浜は、
西側と東側の景色が著しく異なります。
画像は西側の浜、冬の間は断崖に雪を張り付かせ荒々しい光景を見せていましたが、春の訪れに連
れて、穏やかな姿に戻った西側の浜の光景です。
さざなみが、春の陽射しに煌めきながら浜に打ち寄せる。浜の前には、太平洋の大海原が果てしなく
広がる。その遥か彼方に、水平線が緩やかに弧を描くように長く伸びる。
画像は東側の浜の光景です。遠くに望むのはイタンキ岬、冒頭の画像のイタンキ漁港は、この岬の付
け根に位置します。度々、投稿しているアングルですが、イタンキ浜を代表する景観です。
(追加画像です) 断崖絶壁の上に家が佇む。断崖は目測で浜からの高さは80mほど。家の傍に立つと、
眼下にイタンキ浜の全景と太平洋の大海原が広がります。画像からは意外でしょうが、断崖の上に は数
十件の住宅や室蘭YHの建物が立ち並んでいます。
ようやく、イタンキ浜にも穏やかな陽気が訪れて来ま
した。漁場に向かう小型漁船、風と波が穏やかでした
ので漁師の方も、余裕の立ち姿で漁船を操縦していま
した。この小型漁船は、バフンウニ漁かと思います。こ
の後何隻も漁船が漁場に向かっていました。
室蘭漁協のウニ漁の解禁は例年3月~、資源保護
の見地から大きさ5cm以上、さらに、一人当たりの漁
獲量が厳しく規制されています。これから初夏の頃ま
でバフンウニ漁は最盛期を迎えます。
イタンキ浜の東端には、その印象を覆すかのような
まさに人間の生活に密着した漁港があるとは・・
追加画像の建物も然りですが、ちょっとした驚きです
春の陽射しの煌めきとさざなみが作り出す紋様
そして、少しだけ見える滑らかな砂浜のバランスが絶妙で素晴らしいですね
中のような雰囲気の仕上がりを狙っています。
この日も断続的に浜を散歩される方々がいましたが、
人が通り過ぎるのを待ちながらの撮影でした。
イタンキ漁港は、定置網漁や記事に記載しました漁
業などで通年活気を呈しています。
さらに、陸側に視線を向けますと市街地や民家が浜
に迫っています。実際のイタンキ浜は、自然と人の営
みが隣接する特異な場所です。
さざ波の画像、評価ありがとうございます。三脚は持
参していませんでしたので、片膝を砂浜に付け身体と
カメラを固定しての撮影でした。浜を行き来する方々は
何を撮影しているのか不思議に見えたと思います。