近ごろ、すっかり寒さも和らぐ。撮影時の外気温は2度、本州方面では 真冬の朝の気温かと思いま
す。当地の冬、最も寒い日には氷点下10℃近くになる事もありました。厳しい寒さを体験してきた身体
には、この気温でも心地よく感じます。
朝日が昇り始め間もない、室蘭港崎守埠頭から早春の朝景色です。
釣り人の朝は早い。場所取りを兼ねて午前5時の日の出前から釣り糸を垂れ下げている人もいます。
手前、釣り竿を固定している金属製の箱の中にはバッテリー。最初に誰が考えたのか、手作りの釣り竿
「自動あおり機」です。釣り人は、車の中から釣り竿のしなりに目を凝らしています。
※ 釣りの対象魚は「チカ」です。キスやワカサギによく似た、三陸以北の北の海に生息する小魚。
天ぷらやフライにしますと、とても美味しい魚です。
ホタテ漁の漁船です。早朝から 港内の一角の養殖場で、海中に吊るしている養殖籠の手入れが行
われています。埠頭の前面に広がる、噴火湾はホタテの養殖が盛ん。道内でも屈指のホタテ貝の主産
地です。