シャケの捕獲設備のインディアン水車を見に、室蘭からは40kmほど離れた虻田郡豊浦町へ。
小さな町ですが漁業が盛ん、その一環としてシャケの養殖も行われています。
インディアン水車やガラス張りの魚道は半地下式。ログハウス風の建物の中を通り抜け施設に
向かいます。
豊浦漁港で水揚げされる海産物は多種多様。その中で、代表する海の幸と言えばホタテ。豊浦
町は噴火湾におけるホタテ養殖発祥の地です。
インディアン水車は、豊浦町の中を流れる貫気別川の中流域にあります。溯上するシャケを捕獲
するための施設です。
残念でしたが、捕獲作業の時間外。通常、捕獲されたシャケはふ化場に運ばれ採卵・ふ化。稚魚
に育てられ、貫気別川に放流されます。
インディアン水車の直近に設けられた魚道の片側はガラス窓。遡上するシャケを手に取るように
観れます。通常、河川を泳いでいるシャケを間地かに見ることは出来ません。貴重な体験、迫力満
点でした。
シャケが遡上する貫気別川は、両側を山に囲まれた渓谷状の地形を流れる。本流には、シャケ
を魚道に誘導するための囲いが設置されている。シャケは右側の魚道を上流へと向かいます。
本流から導かれたシャケは、魚道を群がりながら上流に向かって遡上していきます。
豊浦町を後に、途中、大河の長流川の河口に立ち寄る。前面には噴火湾の大海原が広がって
います。この河川でもシャケが遡上しています。
シャケは時折水面上に飛び跳ねます。飛び跳ねる瞬間や位置はなかなか予測できません。ピン
ボケの状態ですが偶然撮影した一枚です。