高気圧に覆われ、4月下旬から5月初旬頃の暖かさ。日中の最高気温も13℃と、春本番のような陽気の
一日でした。
例年、今の時期は冬から春へと寒さと暖かい日が混沌としている。一方、今年は一挙に季節が移り変わる。
今日も朝から、暖かい大気が流れ込み、春もやが周りの景色をボンヤリと霞めました。
アズマイチゲ(東一華)。イチゲの仲間では一番初めに花を咲かせます。それにしても、まだ3月。例年に
比べ、一足も二足も早い開花です。
先日、記事を投稿した同じ場所に咲く福寿草の花が満開になりました。この林床は、間もなくすると福寿草
やアズマイチゲに続くように、カタクリを始めキクザキイチゲ・キバナノアマナなどの春の山野草が一斉に花を
咲かせ始めます。
エゾアカゲラが杉の幹に器用にへばり付く。餌になる虫でも・・・、嘴を強烈に幹に打ち付ける音が林の中
に響き渡ります。
エゾナニワズ(蝦夷難波津)。花色は異なりますが、沈丁花に良く似た花を咲かる落葉低木です。
エゾノリュキンカ(蝦夷立金花)、黄色の花と若草色のコントラストが際立ちます。例年、3月に花を咲かせ
ることは稀。今シーズンは、どの山野草も陽気に誘われて開花を早めています。