エゾリスです。この季節になると夏毛から冬毛に衣替え。間もなくやって来る、冬の寒さに備えて全身の
毛は元より、耳の先端の房毛も長く・・・。
このエゾリスが住んでいる場所は、当市の隣町、伊達市「北黄金貝塚公園」の縄文の森。11月に入って
から三度ほど訪れて、ようやくエゾリスに遭遇しました。
エゾリスの体長は25センチほど。さらに、毛足の長い尾は身体とほぼ同じ長さ。尾は樹上で機敏に動
き回るためのバランサーです。
警戒すると、樹木の幹枝に同化したように長時間、身動きを止める習性があります。
エゾリスの好物は、オニグルミやドングリ。餌を器用に両手で持って食べます。下の画像は、枯れ枝を
夢中でかじっています。もともと雑食性、木の中にいる虫を捕食中のようです。
北黄金貝塚は、縄文時代の早期7000年前から約4500年前の集落跡。昭和62年に国の史跡に
指定された公園施設です。
公園内にある竪穴式住居や貝塚は、発掘調査で明らかになった規模と位置を基に正確に復元さ
れています。
ズミ(酢実)の熟した実です。公園内の数ヶ所には、黄色い実のズミと赤い実のズミの2種類が数多
く植栽されています。
今朝は一段と厳しく冷え込む。雑草の葉に霜が降り、砂糖を振り掛けたように・・・。公園内には湧水
が流れる小川があります。流れの中で、クレソンがこの時期になっても葉を瑞々しく茂らせています。
公園内にある情報センター。遺跡の概要の紹介や、遺跡から発掘された数多くの出土品が展示さ
れています。