2018年の山歩き、前回は4月21日(土)の毛無山。今回は2018年 二回目の挑戦。
季節は春から夏へと移ろう時期、山の花が賑わう時期である。
昨年は4月28日に大札山、蕎麦粒山を歩き、アカヤシオの咲き始めを確認した。
今年は昨年よりも雪は少なめ、気温は既に夏日を何度も記録する日が続いている。
2015年4月25日の蕎麦粒山歩きでは南尾根はアカヤシオの盛期を経験している。
今年のアカヤシオの開花状況は不明であるが、昨年よりも早め、2015年並みで
あれば5月初旬のこの時期に何とかアカヤシオの花が見られるのではと期待しての
山行を計画する。
【H30年05月01日(火)の記録】
5月の連休の谷間、とりあえずは平日なので休日のような混雑は無いだろうと
いう見込みと、天気予想が晴れ予想ということで行動日を決定。
1年ぶりの川根路、日の出前の時間ということで道路の交通量は少ないが、
上り下りと、さらにカーブの多い道筋は、どうにも走りにくい。
休憩ポイントの川根温泉の道の駅には、車中泊の車両が隙間無く停まっており
ゴールデンウィークを感じさせる。
大札山・肩登山口駐車場には予定よりも20分遅れで到着・・
カーナビの案内がとんでもない方向へ誘導しているのに気づかず、林道への進入路
を見落として・・逆戻りという顛末。
駐車地気温は13℃、自宅出発時は14℃なので気温差は僅か。
早々に着替えを済ませて、蕎麦粒山の南尾根登山口へ向かう・・徒歩30分の行程。
午前6時26分:南尾根登山口
5分程で南尾根に乗る。いつものアカヤシオポイントを目指す。
アカヤシオポイント
花びらは地表に張り付き、枝には一つ二つと僅かに遅咲きの花が残るのみ。
完全にアカヤシオの盛期は過ぎ去った感じ・・脱力感。
アカヤシオの終わりを象徴するようにミツバツツジが盛期
標高を上げるにつれてミツバツツジの開花も見られなくなり、淡々と山頂を目指す
午前8時04分:山頂 気温は18℃
かろうじて富士山の姿を彼方に確認
既に夏の虫の時期、アブがカラダの周りを二匹、三匹と羽音を立てて飛び回る。
夏の虫を想定してスプレータイプの殺虫剤と頭に被る防虫ネットは携行してきたが、
まさかの虫・・出現である。ジェットスプレーで吹き飛ばすが程なく戻ってくる。
早々に朝食を済ませて下山開始とする 日なたの気温は21℃。
午前8時33分:下山開始
下山途中の富士山ビュー
手前のピークは八丁段、その先の次のピークは天水・・昨年の虫山行の記憶が蘇る
登り行程で確認していた崖下のアカヤシオ群落
トレイル直下の急斜面下
崩れ落ちた土砂を下るのは滑落の可能性大。
携帯の電波は圏外・・安全に下れる遠回りのルートを探し群生地へ降りる。
ミツバツツジのケバい赤紫色と対照的な淡い色 ほっとする
紫がかったピンク
いつものアカヤシオポイントよりもこの地点の開花が遅いのは、標高差(200m)なのか、
地形による日照時間の差なのか・・・
今日の富士山、Last View
前景はミツバツツジ
南尾根を歩くと気になる木
落雷によるものなのか幹が直角に折れ、その折れた幹から天に向かって成長する姿。
へこたれない「復活の木」とでも・・自然のチカラ強さを感じる。
午前10時32分:駐車地へ戻る
これから大札山へ向かうハイカーが目立つ
当初は蕎麦粒山を登り終えてから大札山の北尾根を経由して戻る予定であったが、
アカヤシオの新しい観賞ポイントで目的達成、ということ大札山の歩きは取り止め。
帰路の外気温は26℃を記録、夏日である。
end
(C) 2008-2018 PPK_Japan. All Rights Reserved.
昨年埼玉県武甲山近くの山でアカヤシオを見ましたが、そこからは富士をみることができません。
富士とアカヤシオをともに楽しめるここのシチュエーションは素晴らしいですね。
「そばつぶやま」ですが、南アルプスの深南部です。
この時期はアカヤシオ、次にシロヤシオが開花する山域です。
年に一度、アカヤシオ観賞で登る山なのですが、今年は気温が高めで開花時期が早かったようです。
富士山がもう少しハッキリと見えれば良かったのですが・・見られただけでも良かったということで。
今年はスローペースで山歩きします・・芝桜渋滞が解消される頃には富士五湖方向へ移動?かもです。
花の季節を楽しみましょう。