PPK_Japan ・・・ Leaves dancing in the wind

世の中の柵(しがらみ)から離れ、気ままに、あるがままに

富士山が見える山をあるく・番外編 青笹山は青笹がいっぱい・GPSの顛末

2013年04月14日 13時51分46秒 | 富士山を見る

 葵高原~青笹山を歩いたときのハンディGPSのトラックデータとGPS地図データの
ズレについての考察

------↓前回ブログの再掲↓-----------------
【平成25年4月12日(金)】の記録
登山コース:
 葵高原 ⇒ 真先峠 ⇒ 地蔵峠 ⇒ 仏谷山 ⇒ 細島峠
 稜線出合い ⇒ うつろぎ山 ⇒ 青笹山 ⇒ うつろぎ山
 稜線出合い ⇒ 新道経由・葵高原
------↑前回ブログの再掲↑-----------------

 今回の青笹山あるきではGPSのトレース結果とGPS搭載の地図と合わないところが
三つあった。


1.まさき峠から地蔵峠までの登山コース
2.地蔵峠の位置
3.稜線出合いから新道経由の葵高原コース


■前提:
 ①山歩き時のGPSの電波受信状況は問題はなかったことである。
 ②ハンディGPSにインストールしている地図は今年に購入したTKA社の地図。
  購入した時点で最新版というもの。

■比較説明用の地図
地図1:国土地理院のウオッちずに今回のトラックデータ(赤い線)を反映したもの
地図2:カシミール3D解説本のDVD地図に今回のトラックデータ(赤い線)を反映したもの
    …今回のエリアに限ればTKA社の地図と同一内容


※転載元図は国土地理院ウオッちず、カシミール3D本添付のDVD
●地図1                          ●地図2


■考察:
1.まさき峠から地蔵峠までの登山コース
 地図1、2ともに、まさき峠~地蔵峠の登山ルート(破線)は同じであるが、今回歩いた
GPSのトラックデータ(赤い線)は200mぐらい南側を通過していることになっている。


 歩いているときにGPSのトラックがGPS地図上の登山コースから外れているのが分かったので、
地図上の正規ルート?を気にしながら北側を確認してみたが、それらしきルートは見当たらなかった。


 実際に歩いたコースには番号札が順番に立っていたの現状での正規ルートと思われる。
他の方がインターネット上に掲載しているトラック情報でも同様の傾向を示しているものと、
そうでないものがある。 もう一度現地確認が必要か? 地図データが現況に合っていないのか…


2.地蔵峠の位置
 地図1、2ともにGPSでマークした地蔵峠の位置と、地図上に示されている地蔵峠の位置が
200mほど離れている。

 GPSでマークした地点は、地蔵峠の標柱のところなので現況確認は間違いなし。
地蔵堂も北へ進んだところにあった。

 インターネット検索すると「地蔵峠は地図の位置とは違っていて小ピークの南側」という
記載事例があった。今回の事例に合致しているが、他に同様の報告例が見当たらない。


3.稜線出合いから新道経由の葵高原コース
 地図1の稜線出合い~新道経由のコース表示(破線)と、GPSのトラックデータ(赤い線)
合致しているので問題なし。


 地図2は稜線出合いの位置がGPSでマークした位置と比べて南北に50m程ズレがある。
また、稜線出合い~葵高原に向かうコース(破線)が地図1と大幅に異なっている。


 GPSにインストールしているTKA社の地図がこの内容だったので、新道の下りは地図上に
展開される登山コースとGPS上の現在位置のズレに戸惑いながらの下山となった。


 その他にTKA社の地図では細島峠から葵高原に向かう旧道も欠落している。 葵高原から、
まさき峠へ向かう林道も途中まで
しか記載がない。


 この項目の結論はTKA社のGPS向け地図データは2010年版のカシミール3D本付属のDVD
と同程度
であり、現況を反映していないので信頼度が低かったということである。

 他にもTKA社の地図には山伏の日影沢ルート十枚山の登山ルートが載っていなかった
りと期待外れの内容が多い。その都度、ウオッちずからマップを切り出してGPSのカスタムマップ
へ入れることで対応していたが、もうウンザリである。



つぶやき:
 国土地理院のウオッちずは「2万5千分1地図情報は、平成20年10月以降更新が行われていない」
との断り書きがあるので、TKA社の地図データはそれよりも古いデータで売られていることになる。
 同社は更新サービスなんてのも有料で販売しているが、今回までの状況を考えると全くアテにならない。


 ハンディGPS向けの地図は専門店数社が個々に製品化して販売しているが、素人狙いの胡散臭い
かんじは否めない。 この手の製品の信頼できるレビューっていうのが皆無。
 どこかの編集者が特集を組んでやってくれるとありがたいのだが。


 現在地とGPS地図の登山ルートを確認しながらの山歩きで、今回ほど?の経験は初めて。
とくに帰路では赤テープ、リボンが見当たらず、自分がコースアウトしているのか、地図情報がおかしい
のか判断がつきにくい場面が多々あった。
 不動産広告の断り書きではないが、現況(尾根筋下り)を優先して正解だったようである。


 単独行での未踏破ルート歩きにはハンディGPSは必須なのだが、搭載地図のデータがイイカゲンでは
??な感じである。 使用する側の自己責任とでもいうのか。

China品質のようで気分が悪い・・・TKA!

H26.4.28
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コメント
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