スゴ腕店主.Story。

ラーメン屋さんの情報満載。スゴ腕といわれる店主のお店をレポートしています。

【佐野ラーメン いってつ】

2010年08月18日 | 佐野市


〝麺職人〟の異名を持ち、真の佐野ラーメンを追求し続ける店がある

その名は
佐野ラーメン いってつ】
いったい、どんなスゴ腕店主なのでしょうか

~ いってつ.Story。~
和食の道を目指し、約5年ほど割烹料理で修業を積み重ねます。その背景には、実家の蕎麦屋を当たり前に継ぐのではなく、蕎麦割烹で勝負したいという思いがありました。しかし時代の流れを敏感に捉え、ラーメン屋としての道を模索し始めます。食べ歩きはもちろん、知人から様々なアドバイスを受けながら、ほぼ独学で技術を習得。周囲の強い反対を押し切る形で、2004年11月ラーメン店が密集する佐野の中心部に店を構えます。不安と期待を抱えての出発でしたが、着々と客足を伸ばし、老舗の多い佐野にあってその存在感は増すばかりです。

店の雰囲気
接客スタッフはすべて女性のみ。女性ならではの木目細かな心遣いがあふれた店内は、老舗の多い佐野では新鮮に感じます女性の来店も多いため、お店の清潔感は必須条件となり、気分よく店を後にしていただくお客様が多いようです。


入り口横に設けられた麺打ち場。麺打ち台には半永久的に使えるという御影石を用い、一度に25kg~30kgの麺帯を扱えるスペースを確保するこだわり。麺帯を折り重ねては、青竹で押し延ばし、また折り重ねては、押し延ばす作業の繰り返しは、大の男も音を上げる重労働この作業は午前と午後の2回行われています


一問一答
Q.店名の由来は?
A.予想はつくと思いますが、どんなに忙しくとも「自分の信じた味を頑固一徹に守り続けたい」という思いから、「いってつ」と名付けました。

Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは?
A.麺とスープのバランスですかね。どんなにいい麺ができても、スープがダメなら麺が死んでしまいますからね。

Q.店主にとってラーメンとは?
A.私の人生です。

Q.将来の展望は?
A.「麺打ちは全行程手作業、この現行のスタイルを継続すること。」これが簡単なようで一番難しいことなのかなと思っています。

Q.好きなラーメン店は?
A.館林の『自慢亭さん』の味噌ラーメンが好きです。味噌の香りがしっかりしているし、チャーシューも好きですね

Q.店主がオススメするメニューは?
A.もちろん基本となるラーメンもおススメですが、「しおラーメン」にもこだわりを持っています。

ではその自慢のしおラーメンを作っていただきましょう

調理の様子
スープが淀まないよう、火加減に注意しながらとったスープをどんぶりに流し込みます。そこから麺を大釜へ投入。


待つこと1分弱。平ざるで湯切りを行い、チャーシューやあおさなどのトッピングを加え、


完成したスゴ腕店主の一杯

しおラーメン〔550円〕

麺の特徴
機械は粉に熱を伝えるため、粉の混ぜ合わせから包丁での切り出しまですべて手作業で行われる本格青竹手打ち麺。薄くひらひらと舌の上を舞うような極平の麺は、噛み応えも食感も様々。麺に埋め込まれている独特の気泡感がたまらなく食欲を誘う。

スープの特徴
鶏ガラ、背ガラ、ゲンコツなどの動物系素材の下処理をしっかりと行うことによりもたらされる極上の透明感。動物系の風味、油分などが決して出しゃばることなく、「太り過ぎていない味」が毎日食べても飽きないあっさり感を導き出している。

トッピングの特徴
差別化を図ったという豚バラチャーシューは、”厚めに柔らかく”が基本となっており、この厚みが肉の旨みを感じさせてくれる。あおさは通常の約3倍の価格となる気仙沼産を使用するこだわり。風味抜群で、スープに溶いた瞬間、ガラリとその表情を変化させる。


お客様へのメッセージ
接客はすべて女性が担当していますので、構えることなく暖簾をくぐって頂ければ幸いです。佐野ラーメンの本場で、一からこだわった本物の佐野ラーメンを食べに来て下さい。

店舗Data
住:佐野市高萩町1201-7
休:火曜日
営:11:30-19:00
他:
修:独学 
開:2004年11月

他メニュー
ラーメン チャーシューメン ねぎラーメン
しおチャーシュー 焼餃子 など


これがスゴ腕


※いってつさん取材協力ありがとうございました。