その圧倒的なカリスマ性、誰もが認めるその旨さ、これぞ栃木の代表格
【麺らいけん】
~ めんらいけん.Story。~
学生時代は陸上部だった店主。きっかけは先輩と一緒に食べた「なんでんかんでん」さんの豚骨ラーメンでした。九州では白濁したスープに替玉が当たり前。このスタイルに驚かされ、ラーメンというものに興味を抱き始めます。自ら九州に出向き修行先を探したこともあったそうですが、家庭の事情により会社員を経験。その会社に偶然にもできた中華料理部門で腕を磨き、その後もいくつかの店舗で修行したそうです。「ラーメン屋をやりたい!」という強い思いとは裏腹に、26歳のとき周りの強い反対もありラーメン屋の夢を一時あきらめますが、友人が喫茶店を閉めることとなり、その店舗を改装して一か八かの勝負!不安を抱えたままのスタートでしたが、お客さんに「美味しいから頑張って!」と言われたことが今でも忘れられないと語ります。宇都宮で爆発した人気は移転先での芳賀町でも留まることを知らず、押しも押されぬ人気店として認知されています。
店の雰囲気
R123号線を宇都宮から芳賀方面に向かっていると、芳賀町に入ってすぐ左手にこの大きな看板が見えるお店は下り坂の途中にあるためスピード注意
そして人気店にはあって当然の待合い所。しっかりお店の中にもあります。
木目調の床に照度を落としたライトアップ。どこか懐かしさを感じる造りです。カリスマ店主の調理風景は、このオープンキッチン越しに見ることができます
客席はカウンター席にテーブル席。
一問一答
Q.店名の由来は?
A.実は「らいけん」というのは、私の小学生のときのあだ名なんです。
Q.ラーメンを作る上で一番こだわっているところは?
A.スープが塩味なので難しいのですが、安定した味を常に出せるように意識しています。
Q.店主にとってラーメンとは?
A.「道」です
この先にどんな道が用意されているのかわかりませんが、突き進んで行きたいと思います。
Q.将来の展望は?
A.これだ!という究極のラーメンを作ってみたいです。
他にはラーメン屋さんは慌しいイメージが強いと思うのですが、家族連れのお客さんにはいつも申し訳なく感じています。十分なスペースがあり、もっとくつろいで食べていただける空間を提供できる店舗を持つのが夢です。
Q.好きなラーメン店は?
A.ラーメン店というよりは『豚骨ラーメン』そのものが好きです。この味が私の原点のラーメンだったので。
Q.店主がオススメするメニューは?
A.柔らかな煮豚が入った「煮ちゃーしゅー麺」です。
ではその自慢の煮ちゃーしゅー麺を作っていただきましょう
調理の様子
一歩踏み入れた厨房は別世界のような静寂に包まれていました。カリスマ店主の横にいるだけで、否が応でも鼓動が高鳴りますまずは顔となるチャーシューを極厚切り麺を大釜へほぐし入れると、気持ち良さそうに泳ぎ始めます。そして平ざるを使っての湯切り。
丼にWスープを注ぎ、麺を入れ、トッピング。流れるような調理を経て、
煮ちゃーしゅー麺〔650円〕
麺の特徴
岡島製麺所に特注している中太の平打ち麺。つるっとしていて喉越しがよく、適度なもっちり加減。さっぱり系の塩味のスープをしっかりと拾い上げ、文句なしの一体感を演出。
スープの特徴
鶏ガラがメインとなった動物系のスープに、干しエビ・干し貝柱・干し椎茸・昆布・節系の魚介スープを合わせるWスープ。透明度を持ったスープは、穏やかながら芳しい香りと上品なコクをしっかりと感じる。塩ラーメンの命ともいえる塩は2種類をブレンド。
トッピングの特徴
厚切りのチャーシューとは思えないほどサックリと歯切れが軽く、とろ~んと非常に柔らかい。舌の上で踊るようにとろけていくその感覚がたまらず癖になる。他には色白のメンマやほうれん草が脇を固める。
茹餃子〔400円〕
特徴
豚肉、白菜、ニラ、椎茸など豊富な食材を使った味付け餃子。噛みしめるごとにたっぷりのコク旨汁が溢れだし、その味は太鼓判。薄いピンク色が透けて見えるその姿に、さりげない華やかさ、軽やかな美しさが味の印象を吊り上げる。
お客様へのメッセージ
気軽に食べに来てください。あまり期待しないで下さいね(笑)
店舗Data
住:芳賀郡芳賀町西水沼2211-3
休:月曜日/火曜日(祝営業)
営:(平日)11:30-14:30/17:30-21:00
(日・祝)11:30-15:00/17:00-20:00
他:店内禁煙/
修:味源 開:2001年7月 → 移:2005年5月
他メニュー
らぁ麺 焼き豚らぁ麺 純塩らぁ麺
胡麻らぁ麺 細麺は50円増し(通常は中太平打ち麺)
水餃子 肉丼 高菜汁めし など
※麺らいけんさん取材協力ありがとうございました。
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