あしあと

砂についた足跡。
歩いた歩数だけ足跡が残るけど
小さな波がきたらあっけなく消えてしまう。

自分が歩いた跡を残したいなら、
波にさらわれても消えないように強く意思を持って歩かなくちゃ。

波に消されてしまった足跡も自分のこころの中には残っていて
小さくふふっと笑ったり、小さくズキっと痛んだり、
歩いた歩数の思い出がある。

春なんだから

最近忘れてた。

一日中会社にいて雑務に追われて、
朝は期限の迫る仕事が出来てないことにビクっとして目を覚まして、
あっちで文句を言われてもこっちでぶつける人もなく・・・、
そんな毎日を消化していたら、すっかり自分のことを忘れてしまっていた。

忙しいという字は心を亡くすと書く。
あぁ、私は心を亡くしてしまっているんだ。

「このままでいい」なんて思ってなかったのに、
「このまま」に流されつつある私。

春になるとひとつ年を重ねる。
春になるとまたＯＬ歴を重ねる。
自信を持って春を迎えられないから毎年春は憂鬱。
ところが、今年は心を亡くしていて憂鬱にさえなってない自分に呆然とする。

思い出さなくっちゃ。
自信がなくしたっていい、憂鬱になったっていい、
「このまま」から抜け出すために自分を思い出さなくっちゃ。
春なんだから。

贅沢三昧

最近ストレス溜まり気味です。
弱い立場のｐｏｗａは板ばさみに合い
紙切れみたいにペロっとなりそうです。

そこでｐｏｗａは自分に贅沢を許すことにしました。

・残業して９時過ぎたらタクシーでお家に帰ってヨシ！
・お風呂に高価なアロマキャンドルと一緒に入ってヨシ！
・映画を正規料金で観てもヨシ！
　（水曜は女性１０００円でみれるのに）

どれも今までのｐｏｗａには出来なかった贅沢です。


今日のランチは同僚と人気のスープカレー屋さんへ。
「うーん、ｐｏｗａはチキン野菜カリーにしよっと、コレ一番高いよ、９００円！」
「は？ｐｏｗａちゃん、おかしなこと言うね。」
「あっ！ウインナー野菜カリーもいいな～。
　でも、９５０円。どうしよう・・・、５０円も高い・・・。
　でもいいの、ｐｏｗａは贅沢に一番高いの食べるね。」
「・・・・・どうぞ　」

だって、だって、ｐｏｗａにやさしくしてくれるのはｐｏｗａだけだもん。
贅沢三昧と言ったところで、百円単位の贅沢なのです。
それでもセレブな気分で幸せです。

明日は悲しくも休日出勤。
なにを許してあげようかな。

祇園精舎の鐘の声・・・

　　　「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
　　　　沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。
　　　　驕れる者久しからず、ただ春の夜の夢の如し。
　　　　猛き人もついに滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」
　　
平家物語の冒頭は有名だ。
中学生の頃、国語時間に暗記させられたときは
ふーん・・・・、で？
という感じだったけど大人になって
うーん、うんうん、
と感じ入っている。

一人朗々と読み上げてみたりしてるｐｏｗａです。
そんな気分なんです。

「さくらん」

大好きな写真家　蜷川実花さんが監督を務めた映画「さくらん」見たよ。

期待通り、いやいや期待以上にスクリーンから溢れる色、色、色！
いいね～、蜷川ワールド！
実花さんと同じ女性が監督の「マリー・アントワネット」も好きだったけど
パステルより目が回りそうな原色の「さくらん」のほうが好き。
王妃と花魁、
どちらも非現実的な世界なのに不思議とその世界に入り込めちゃうの。
不思議だね。
ディズニーランドに似てるかも。
なぜだかゲートを越えるとミッキーの帽子をかぶって歩けてしまう。
不思議だね。

せっかく女の子に生まれたんだもん、
好きな服きて、好きな色に囲まれて、好きなことやっていこ。
自分らしくと気負わず、自分らしくいたいな。


＊写真はメガネ橋の金魚のランタン。
　暗くなるまで待ちたかったけど、
　中国雑技を見たいと早々に引き上げたので中途半端・・・。

ランタン祭

あ～、ブレちゃってる～。
ｐｏｗａ、急かされるとダメなんだ・・・。
（ブレの言い訳）
雰囲気は伝わるかしら？
本当は雑技よりランタンをのんびり見て歩きたかったのだ。
団体行動は楽しいけど、やっぱりマイペースで歩きたいな。

豚をお供え

長崎ランタン祭に来てます。
中国のお正月(春節祭)のお祝い。
新月の日に始まり、満月の明日に終わる。

祭壇には本物の豚の頭がいっぱい！
「きもちわるーい！」
という声があちこちから聞こえてたけど
ｐｏｗａはなんともない。
あっ、そうか、
沖縄の市場で豚の頭が売られてるの見慣れてるからね。
沖縄の文化は中国の影響が色濃く残っているんだなー。