食べ物だったら好きなものから手を伸ばすpowa。
だってだってなくなっちゃうもん。
おいしい!は瞬発力。
思い出を語るなら、とっておきの思い出を最後にとっておくのがpowa。
だってだって濃い思い出は持続力あるもん。
なかなか消えないからね。
そんなわけでさ、
忘れたわけじゃないよ、
ボスのカヌーツアー。
帰ってからも、
「たのしかったね」
「いっぱい怒られたね」
「私達って自然の一部にとけこめたよね?!」
と毎日思い出してるよ。
もちろん、ボス飯や夜釣や音楽祭や不機嫌なボスのご機嫌をとるどころか怒らせたことも。
えへへ。
島にはたくさんのツアー会社がある。
どこのツアー会社も似たようなコース設定だと思う。
powaが初めて参加した時ボスの三拝云を選んだ理由は
「なんだかココのパンフレット、手書きで素人くさくっていい感じ
」
これだけ。
パソコンで打たれたキレイなパンフより手書きのほうが心引かれるんだよね。
(残念ながら今のパンフレットは少し進化している。分かりやすいけど)
予約の電話をしたら、ここでまた面食らった。
「半日コースと1日コースって何が違うんですか?」
と聞くと
「1日コースのほうが面白い。1日コースのほうが面白い。1日コースのほうが面白い。」
このワンフレーズのリピート。
今思えば、この日は1日コースしか催行されなかったのだろうけど。
持ち物の説明。
「あの、靴は自分のスニーカーでいいですか?」
「借りて。300円。」
「あの、靴は自分の1日コースのほうが面白い。がいいんです。」
「借りたほうがいい。」
「あの、人の靴を履くと水虫がウツるかもしれない・・・。
人の靴は履かない主義なんです
」
「濡れるよ。借りたほうがいい。」
「どうしてもイヤなんです。
絶対に人の靴は履かない主義なんです
」」
(以前、ダイビングの実習でレンタルした靴のせい?で手足口病になった為)
「あっ
、ダイビング用の靴ならあります。それでいいですか?」
「それでいい。」
翌朝、約束の時間に外に出て待っていたが10分他ってもこない。
携帯に電話しても出ない。
不安。
ずいぶん遅れて急ブレーキで停車、真っ黒い大きな人が出てきた。
「powaさん?」
「はい!おはようございます!
」(さわやかに)
「なーんだ、どこの姫が来るかと思ったらおあなたか
乗って。前に乗っていいよ。」
初対面の私にずいぶんと失礼な挨拶
!!
今になればボスはキレイ好きで靴専用洗濯機で靴を洗っていると知ってるから
安心して借りれるけど・・・。
ま、こんなガイド?の登場に面食らって車に乗り込んだpowaだけど
「なんか面白そ
」
と思いながら舗装されてないガタゴト道にゆられてたんだな。
そうそう、このとき一人で参加してたんだけど一気に心細さが吹き飛んだ。
そういうところ、ボスのすごいとこなんだと思う。
うまく自分のペースに巻き込んで
会ったばかりなのに知り合いみたいな気分にさせる魔法。
ツアーは・・・・よかった
マングローブのジャングル見ながらカヌーを漕いで進む。
スイースイーと静かに進む。
なんだか水面に浮かぶ鴨になってボス鴨の後ろを泳ぐような気分になった。
ピナイサーラの滝つぼで泳いだり、お弁当を食べたり、川で冷やしたパイナップルを食べたり。
今はお弁当じゃなくって、滝つぼでボスが八重山ソバやパスタを料理してくれる。
パンフレット同様進化してる。
「うまいおやつあげるからな。こんな餅、うちのオバーぐらいしか作れないぞ。」
と子供みたいに自慢するボスに笑った。
どろんこになって事務所に戻りツアー終了。
修了証をくれた。
「よし。今日はお前(powa)が一番おもしろかったから
代表で修了書を授与しよう。」
と修了書を読み上げてもらったのだけど、
オトナなのに本気でうれしい自分に笑った。
今でも大切にダイビングのログブックに挟んでるよ。
「また来いよ」
「はい!」
とバイバイして、あれから5年。
今年もボスのカヌーツアーに参加した。
今ではpowaはお客さんなのにソバ麺を買い行かされたり、
落ちたパインは「それ、powaに食わすから置いといて」と言われたり、
他のお客さんが「お客さんなのにいいんですか?」と心配してくれる程の扱い。
なんでこうなっちゃかなー?
ボスの魔法(ペース)に振り回されっぱなし。
ま、いっか。
あら?
2008年GW八重山旅行記の最後にボスのカヌーツアーをとっておいたのに
2003年の思い出にまで遡り過ぎてしまった・・・・
ま、いっか。
てーげーなpowaだから沖縄と相性がいいのかもね
みなさんも西表に行ったら是非是非カヌーツアーに参加してみてくださいね。
西表ならではの雄大な自然に感動しますよ。
生命力の塊みたいな島です。
前へ前へ漕ぎ出すパワーもらえそうです。
もちろん、ツアーはボスの
カヌーツアー三拝云でね
(コレ重要)