ポン助の迷走日記

30歳目前・無職から、まあ何とかなるでしょうという日々を綴ったブログ。実際、何とかなりかけている。

製造間接費配賦差異でつまづいた箇所

2006年01月03日 | 簿記・会計士
製造間接費配賦差異について、
私が引っかかっていた箇所を2点書き出してみます。

1、「固定予算」という言葉を「固定費」と区別できていなかった。

固定予算は製造間接費の予算の立て方の1つ。
ここがはっきりしていなかったので、公式法変動予算に出てくる
固定費・固定費率とごちゃごちゃになってしまいました。

2、固定費は操業度に関係なく発生する額なのに、
  公式法変動予算では、どうして操業度に対応する固定費率があるの?

公式法変動予算では、原価要素を固定費と変動費に分けて分析します。
しかし、基準となる配賦率は予算額÷基準操業度で算出した額です。
この時の予算額は変動費も固定費も含んでいます。

よって固定費率は、実際の配賦額には影響を及ぼしません。

予算許容額=変動費率×実際操業度+固定費です。

固定費率は公式法変動予算において、
差異を予算差異と操業度差異に分析するために使うものです。

問題で出されても図と公式に当てはめれば解けたので、
この2については、かなり長い事うやむやにしていました。
ようやく理屈が解ってすっきりした気分です。

上記の他にも、原価計算方式の組み合わせで混乱しました。
1級の勉強を始めたばかりの頃、実際原価計算なのに

「標準操業度の棒がない?」

なんて言っていたものです。
でも今考えると、簿記2級の製造間接費の差異分析は
いきなり標準原価計算でのものなんですよね。
侮れないな、2級。

改めて思ったのは基礎が大事だという事。
少しずつの理解不足が積もり積もって、理解不能にまでなってしまう。

考えて解らない事が出てきたら、大原に質問しよう。
料金分は利用しないとね。

(追記)
理解があやふやなところがもう1つありました。

3、「予算額」と「配賦額」の区別が曖昧だった。

予算額・・・製造間接費の発生予算額
配賦額・・・製造間接費から仕掛品に配賦する額

ここがちゃんと分かっているのといないのとでは、天と地ほどの違いがあります。
実はさっき気付いて(1/5)開眼したように感じました。

ここがあやふやなのによく今まで問題が解けていたなと思います。
公式を使えば何となく解けてしまうのはかえって怖いです。

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