私はこれまで、夏はTシャツにデニムとかパンツを合わせて、ちょっと涼しいと思ったらシャツブラウスを羽織るのがいつものスタイルでした。
Tシャツやパンツは気に入ると、何度でも同じ物ばかりを繰り返し買うので、傍目から見ると、毎日同じ服を着ていると思われていたかもしれません。
紺かグレーの地味なTシャツばかりで、ふと気がつくと、知らぬ間に油染みが付いていたり、首まわりが伸びてしまっていたりで、外出できるような状態でないのに、無頓着に袖を通していたのです。
昨年5月に、念願の歯のホワイトニングをしてから白い歯になり、なんだかとても晴れ晴れした気持ちになれて、さらに最近少し体重が減ってMサイズのシャツも着れるようになったせいか、鏡を見ることが増えました。
友達とランチに行くようにもなりました。
なので、ちょっとおしゃれもして見たいなと、この歳になって遅すぎる気もするけど、そう思ったのです。
油染みのTシャツとかヨレヨレの物はパジャマにしたり、切って雑巾代りにしたり、汚れる仕事の時に着ることにしたりして、先月、リバティプリントのブラウスを2枚買いました。
リバティプリントってこれまで、知りませんでしたが、イギリスのリバティ社が出している生地らしいですね。

柄に、それぞれ名前がついているようで、少しずつ増やして行くのも楽しそうです。(そんなには買えないけど)
清潔感があって、きちんと見える割に涼しくて着やすそう。
とりあえずこの夏の外出時は、この2枚を交互に着ます。
おしゃれに少し目覚めたこの頃、
良く覗きに行かせてもらっているブログで、内館牧子さんの「すぐ死ぬんだから」を紹介していました。
紹介文にとても惹かれる物があったので、早速読みました。
78歳のとてもおしゃれな主人公。
その旦那さんがうちの夫と重なるところがあって、主人公ハナの怒りがすごく理解できて、一気に読みました。
読み終わって、
私が年取ってしまったと思っている60代は、いつか「あの頃の若い私が羨ましい」と振り返るだろう年齢だと言うこと。
そして、70代を、またその上になった時に羨ましいと思うのだろうこと。
「どうせ私なんてもう」と 自分のことを放り出さず、今の自分を慈しんで暮らそうと思いました。