今回は、北条氏が発展させた埼玉県北西部にある鉢形(はちがた)城を巡る旅を紹介します。
JR中央線立川で乗り換え拝島へ向かい八高線で小川町駅まで行き、ここで東部鉄道に乗り換え寄居駅へ向かいます。
寄居駅からバスの本数が少ないため、思い切ってタクシーで鉢形城へ向かいます。
タクシーは820円で済みました。
まず、鉢形城歴史館へ行きます。
ここでは鉢形城の歴史と北条氏が占有していた時の城の主な配置を紹介しています。
大きな全体模型、それをバーチャル画像で紹介しています。
この城は、天守閣がない土塁をめぐらした城で、北条氏邦が収めた城です。
ここで、鉢形城を理解し、城跡を巡っていきます。
まず外曲輪から入っていきます。木の柵があり、ここから伝御殿曲輪へ向かいます。
アップダウンを繰り返し城山稲荷神社の鳥居を過ぎると二の曲輪に到着です。
この先に城山稲荷神社本殿があり、そこを過ぎて、城を再現した風景が見えてきます。
土塁や柵が幾重にも張り巡らされ、馬出、井戸を過ぎると小さな建物があります。
復元された掘立柱建物です。
横に池があり、庭もあったようです。
さらに進むと門があります。
この門も復元がうまくできていて当時の様子を再現しています。
門の先には諏訪神社があります。
ここから北へ向かい伝御殿曲輪に向かいます。
伝御殿曲輪の奥には、本丸跡があります。
本丸跡の奥は、荒川の絶壁が広がっています。
自然の地形を活用した難攻不落の城であったことがよくわかります。
色々な城を見てきましたが、山の上でなくこれほど城の周りが絶壁になっている城は初めてです。
最後に鉢形城地形模型を見て城を後にします。
城近くのソバ屋でソバ100%という美味しいソバをいただき、休憩してから歩いて寄居の駅へ向かいます。
この日は地元の夏祭りがあり、にぎやかな神輿を見ることができました。
数少ない関東地方の城では、復元状態の良い城です。
交通の弁がよくないですが、電車で巡れる城としてお立ち寄りください。
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