今回は、世界でも日本の本州だけにしか棲んでいないギフチョウを見に行く旅を紹介します。
ギフチョウは、岐阜県と愛知県に多く生息するチョウです。
今日は、春日井市の丘にある「築水の森」でギフチョウを観察します。
JR中央線高蔵寺駅で下車し、北口からバスで「植物園行き」に乗り、20分ほどで「自然の家」に到着です。
例年は、早春の3月末から4月末にギフチョウを見れますが、今年は、春が寒かったため、4月上旬から5月上旬に見れます。
「少年自然の家」から西の方に尾根を歩いていきます。
ギフチョウは、スミレ、ミツバツツジの蜜を吸いにこの尾根を飛ぶ、全長5cmのアゲハチョウに似た可憐なチョウです。
ギフチョウは、絶滅危惧種に指定されており、この「築水の森」では、幼虫が食べるカンアオイが増えるよう森を管理しています。
ギフチョウは、低い山の尾根沿いの光が差し込む所で、太陽の光で体温を上げてから、1mくらいの低い所を蜜を求め飛びます。
止まる植物は、スミレ、カンアオイ、ミツバツツジです。
尾根を歩いて行くと展望台があり、ここに潜んでギフチョウを双眼鏡で見るのが1番良い方法です。
また、水色が好きで、水色の服やナップザックを掛けて歩いているとギフチョウが寄ってきます。
ギフチョウは、絶滅危惧種ですので採集しないようお願いします。
「少年自然の家」には、「築水の森」に生息する動植物を展示していますので、休暇を兼ねてお立ち寄りください。
可憐で可愛いギフチョウを見に行ってください。