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ギフチョウを見る旅

2017-04-29 10:23:16 | 生物観察

今回は、世界でも日本の本州だけにしか棲んでいないギフチョウを見に行く旅を紹介します。

 

ギフチョウは、岐阜県と愛知県に多く生息するチョウです。

今日は、春日井市の丘にある「築水の森」でギフチョウを観察します。

JR中央線高蔵寺駅で下車し、北口からバスで「植物園行き」に乗り、20分ほどで「自然の家」に到着です。

例年は、早春の3月末から4月末にギフチョウを見れますが、今年は、春が寒かったため、4月上旬から5月上旬に見れます。


「少年自然の家」から西の方に尾根を歩いていきます。

ギフチョウは、スミレ、ミツバツツジの蜜を吸いにこの尾根を飛ぶ、全長5cmのアゲハチョウに似た可憐なチョウです。

 

ギフチョウは、絶滅危惧種に指定されており、この「築水の森」では、幼虫が食べるカンアオイが増えるよう森を管理しています。

ギフチョウは、低い山の尾根沿いの光が差し込む所で、太陽の光で体温を上げてから、1mくらいの低い所を蜜を求め飛びます。

 

止まる植物は、スミレ、カンアオイ、ミツバツツジです。

尾根を歩いて行くと展望台があり、ここに潜んでギフチョウを双眼鏡で見るのが1番良い方法です。

また、水色が好きで、水色の服やナップザックを掛けて歩いているとギフチョウが寄ってきます。

ギフチョウは、絶滅危惧種ですので採集しないようお願いします。

「少年自然の家」には、「築水の森」に生息する動植物を展示していますので、休暇を兼ねてお立ち寄りください。

 

可憐で可愛いギフチョウを見に行ってください。 


長野市で気軽に行ける近場の温泉

2017-04-21 00:55:24 | 温泉

今回は、JR長野駅から近場の天然温泉に入湯する旅を紹介します。

 

長野県には、多数の温泉がありますが、JR長野駅から近場の天然温泉はありませでした。

 

この温泉は、2002年に長野県庁西の裾花川に沿いにできました。

長野駅から長野市内ループバスに乗り、県庁前で下車し、徒歩10分で「湯元うるおい館」に到着です。

 

入湯料金670円と安いです。

この温泉は、薄い褐色の「琥珀の湯」、無色透明な「保玉の湯」の2種類があります。

 

露天風呂、ジェット風呂、打たせ湯、サウナと風呂の設備も充実しています。

露天風呂は大きな面積でゆったりと風呂につかれます。

 

駐車場の奥には、足湯もあります。

裾花峡温泉「湯元うるおい館」には、宿泊施設もあり、宿泊客と観光客が入湯しています。

海外観光客も3割ほどいます。

 

1間もあれば、ゆったりといろんな温泉に入って疲れが取れます。

 

この温泉の南側には、信州牛を使ったすき焼き・しゃぶしゃぶの店「すき亭」があります。

このすき亭には、渋温泉の大湯の建物が移築復元されています。

木造の由緒ある建物です。

すき亭は、高級店ですが、信州牛が美味しいと評判です。

 

長野市から近場の温泉として行ってみてください。



神戸 湊川神社、湊川公園を散策する旅

2017-04-12 20:39:16 | 街散策
今回は、神戸にある鎌倉時代の武将:楠木正成(くすのきまさしげ)ゆかりの地を散策します。
まず、神戸の湊川神社を訪れます。
阪急高速神戸駅下車すぐに湊川神社があります。
湊川神社は、楠木正成を祀った神社です。
 
大きな境内には、楠が一面に植わっています。
楠木正成を祀っているため楠が植えられています。
楠木正成は、1336年湊川の地で足利尊氏と戦い戦死し、徳川光圀が墓を建立し、明治天皇が1869年に湊川神社を創建しました。
楠木正成のお墓は、境内入って右手に「嗚呼忠臣楠子之墓」という名であります。
社殿は、第二次世界大戦で全て焼失し、1952年に鉄筋コンクリート造で復興されました。
本殿以外も全てコンクリート製となっています。
本殿では祈祷が行われていて、巫女が舞っています。
参拝します。
境内左手奥には、駐車場があり、神戸の街中にある交通の便がよく近代的な神社です。

次に、湊川公園に向かいます。
湊川神社から徒歩10分ほどで到着です。
明治時代この地には、天井川の湊川があり、神戸市を分断していたため、湊川の流路を西に変更し、元の川を埋め立てた所が新開地となりました。
新開地の北の端に湊川公園ができました。
湊川公園には、楠木正成の騎馬像があり、勇壮な姿がご覧になれます。
像の周囲には桜の木があり、市民が花見をしています。

新開地の商店街が、この公園から南に伸びています。
この商店街は、川があったところに造られたため、商店街の道路は緩やかな傾斜となっています。
 
新開地商店街は、下町の歓楽街でしたが、20年ほど前からオブジェを並べ、ヨーロッパ的な商店街へと変わろうとしています。
今年は、神戸開港150年の年で、神戸市でいろんなイベントが開催されます。
新開地の歴史を訪ね、湊川神社、湊川公園を訪れてみてください。

名古屋 「藤前干潟」を観察する旅

2017-04-05 00:00:38 | 自然観察

今回は、名古屋市港区ある「ラムサール条約」で登録された「藤前干潟」の生物を観察する旅を紹介します。

 
藤前干潟は、名古屋市が廃棄物処分場として、藤前干潟の一部を埋立る計画を立てましたが、環境庁や住民団体などの反対により埋立は撤回され、ラムサール条約で干潟が登録され有名になったところです。
干潟の周りは、工業地帯や橋が見え、都会にある干潟です。
 
藤前干潟で生物を観察するには、藤前干潟活動センターが月1-2回開催する観察会に応募し、参加OKを
取れば参加することができます。
 
藤前干潟には、名古屋駅からバスに30分ほど乗り南陽町藤前のバス停で下車し、南へ10分ほど歩いていくと到着します。
藤前干潟の生物観察は、干潮時に行い、4月は、14:00-15:00が干潮時です。
 
干潮以外は、干潟はなくなり、海面に覆われてしまいます。
 
干潟へ行く前に50cmほどの深さの深みがあるため、
ビーチサンダルを裸足で履き、ズボンをひざ上までまくりあげて観察に行くのがベストです。
 
この干潟の海は、海水と川の水が混ざった汽水です。
干潟は、波のような模様の泥に覆われていて、その泥には、貝、甲殻類の穴が多数空いています。
 
生息している生物は、
鳥:シギ、サギ、コチドリ、カモメ、カモ、カワウなど
貝:シジミ、ソトオリガイ
甲殻類:アナジャコ、カニ
魚:ハゼ、カレイ
とそれほど多くの生物が生息しているわけではありません。
特に貝は、ハマグリ、アサリ など海水の貝はいません。
ハマグリ、アサリは、砂浜に生息するそうです。
しかし、干潟の生物が有機物を食べてくれるため、周囲の汽水はきれいで臭いもしません。
 
鳥だけを観察したい方は、稲永(いなえい)ビジターセンターで望遠鏡で鳥類を観察してください。
 
稲永ビジターセンターへは、名古屋駅から「あおなみ線」に乗り、野跡駅で下車し8分ほどで行けます。
ここは、団体でなければ事前申請なしで無料で利用できます。毎週月曜日と第3水曜日は、休館です。
今や貴重な存在となった藤前干潟を観察し、干潟の大切さを理解願い、自然保護を支援してください。