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京都 長岡京ガラシャ祭の旅

2014-10-29 22:38:30 | JR御殿場線の旅
ガラシャ祭りは、明智光秀の娘 明智玉(ガラシャ夫人)が細川忠興へお輿入れをする状況を再現する祭です。
明智 玉(ガラシャ夫人)は、明智光秀の三女で、16歳の時に細川忠興に嫁ぎ、キリスト教従で、洗礼を受け、細川ガラシャ夫人と呼ばれるようになりました。
本能寺の変以後は、明智光秀の子供ということで幽閉されるなど苦難の生活が続きました。
その後、関が原の戦いで石田三成の人質になるのを拒み、37才の若さで自害しました。
長岡京市の龍竜寺城は、短いながらも華やいだ、幸福な新婚時代を過ごせた所です。
この苦難な人生を送ったガラシャ夫人は、22年前より「ガラシャ祭り」で龍竜寺城に錦を飾っています。
死後400年くらいを経て、想い出の地で祭りとして凱旋できたガラシャ夫人は、天国で喜んでいることと思います。

今年のガラシャ祭りの行列巡行は、11月9日(日)に12:30から14:30に行われ、15:00-15:30には、龍竜寺で細川忠興との婚礼の儀が行われます。






行列は、小中学生によるマーチングバンド、歴史文化行列、お輿入れ行列、町衆祝い行事、長岡京なるこ踊り で構成されていて、
総勢約1,000人が長岡第六小学校から勝竜寺城公園までの約3kmをパレードします。
ルート は、 第六小学校-市役所前-JR長岡京-龍竜寺公園 です。
全体の行列は京都の時代祭りに似ていますが、主役はガラシャ夫人ではっきりしているところが異なっています。
ガラシャ夫人役は、美人の方が抜擢されます。
ガラシャ夫人を見るだけでも価値があります。


見どころは、お輿入れ行列と 龍竜寺での細川忠興との婚礼の儀です。
白無垢の着物のガラシャ夫人が三三九度で結婚式の儀式をするところが見れます。

龍竜寺公園には、ガラシャ夫人と細川忠興の像もあります。

行列の 第六小学校と龍竜寺公園では、特設会場でステージショーや模擬店なども開催されます。

11/1からはガラシャウィークと称し、JR長岡京駅前や中央公民館などで、各種コンサート、展示、手作り市などがあり、お祭りウイークに入ります。

ガラシャ祭りにお立ち寄りください。

広島県 宮島の旅

2014-10-23 01:20:25 | 歴史を巡る旅
今回は、広島 宮島を巡る旅を紹介します。

宮島は、広島市から南西部の山口県に近い所にあります。



JR広島駅から宮島口駅まで約25分、ここからフェリーに乗り、約10分で到着です。



嚴島神社は、593年、佐伯鞍職により創建され、平清盛が再建した神社です。
海が満潮の時は、神殿が海の中に浮かぶよう建設された神社で、世界遺産です。
島全体が神の島として崇められており、鹿が宮島に住んでいます。




神社へは、満潮の時に入ってください。
廊下の隙間から海が見え、海に浮かんだ状態が神秘的です。
海に突き出た平舞台で記念写真を撮ってください。
鳥居から海を見渡す風景は最高です。



次にロープウェイに乗って弥山(みせん)の山頂へ向かいます。
循環式と交走式の2種類のロープウエーがあります。

瀬戸内海の絶景や原生林が楽しめます。往復1,800円と高いです。
山頂からの瀬戸内海の眺めは、爽快です。


下山し、宮島歴史民族資料館へ向かいます。
この資料館には、平清盛をはじめとする宮島の歴史や文化に係る資料と、島民の暮らしの文化財などおよそ1000点を展示しています。
江戸時代の建築である旧江上家の母屋と土蔵で展示しています。
座敷から見える日本庭園も美しいです。



次に、五重塔へ向かいます。
五重塔は、1407年に建立されたもので、高さは27.6mです。残念ながら内部は、一般の見学ができません。

次に表参道商店街へ行きます。
宮島は、もみじ饅頭、牡蠣が名物です。牡蠣は、この商店街の店先で焼いています。
焼き牡蠣が3個500円と安く、大きなものでも1個200から300円で食べられます。
新鮮で美味しいです。


最後に宮島伝統産業会館に寄ってみます。無料です。

1階では宮島細工など伝統工芸品の展示、販売が行われています。
2階ではもみじ饅頭の手焼き体験ができます。
3階では宮島の代表的なおみやげである杓子(しゃくし)づくり体験が楽しめます。
もみじ饅頭手焼き体験が、人気で¥756で体験できます。


宮島では6時間ほど滞在し、フェリーでもどります。
11月からは弥山の紅葉が美しいです。
是非お越しください。

京都 鞍馬の火祭りの旅

2014-10-19 10:52:06 | 祭り
今回は、今宮の「やすらい祭」、太秦の「牛祭」と並び、京都三大奇祭の一つである「鞍馬の火祭り」の旅を紹介します。

鞍馬の火祭りは、由岐神社例祭のことを指し、毎年10月22日(時代祭と同日)の夜に行われます。

叡山電鉄鞍馬駅から出た街道から鞍馬寺の山門までの間がメイン会場です。

各所でかがり火が焚かれ、その中を氏子が松明を持って練り歩きます。


鞍馬の火祭は、940年、平安京の内裏に祀られていた由岐神社は、都の北の守護として、また当時頻発した大地震などを沈めるために、鞍馬に遷されました。この時、鴨川に生えていた葦をかがり火として道々に点灯して移動されました。鞍馬の住民は、この出来事を後世に伝えるため、始めたものが火祭りの始まりとされています。
    
午後6時になると、「神事にまいらっしゃれ」の合図で鞍馬の各家に積まれた篝(エジ)が一斉に点火され、幼い少年が小松明を担いで練り歩き、次第に燃えさかる大松明を担いだ青年たちがこれに加わり、「サイレイ、サイリョウ」を繰り返します。
その後鉾や鎧を着た武者が仲間の宿から出てくると、山門前には大小の松明を担いだ若者が集合します。
やがて合図の太鼓と共に青葉の精進竹に張った注連縄切りの儀が行われます。
大松明は石段の所に殺到し、その後1箇所に焼き捨てられます。

その後、御輿が参道を下ります。

御輿の後に鎧武者が乗り、乙女が綱を引きます。
その時山門の石段では、ふんどし姿の2人の青年が御輿の先で足を広げ大の字になって下ります。これを「チョッペンの儀」といい、男子の元服に儀式です。

山門を下ったところから御輿は車に乗せられ町を巡幸して御旅所に戻り、御輿は安置されます。

10月23日午前2時ごろ御神輿が、御旅所から本殿へ御帰りになる還幸祭が執り行われ「鞍馬の火祭」が終了します。
注連縄切りが、9時くらいになるので、夜は、10時くらいまでいれば、主な祭りは見れます。
当日、平日の夜でも観光客が多く、鞍馬近郊には晩飯を食べるレストランも少ないので、晩飯は夕方に済ませておくか、弁当を出町柳で購入しておくことをお勧めします。
鞍馬は夏でも涼しい場所で、今の季節では夜は10度くらいまで低下します。
寒さ対策をして参加ください。

福井県 一乗谷朝倉氏遺跡を散策する旅

2014-10-12 07:31:39 | 歴史を巡る旅
福井県 一乗谷朝倉氏遺跡を散策する旅

今回は、福井県一乗谷城のある一乗谷朝倉氏遺跡を散策する旅を紹介します。

一乗谷川下流沿いの細長い谷あいの東西約500メートル、南北約3キロメートルに築かれた戦国時代の城下町と館跡および背後の山城を「一乗谷朝倉氏遺跡」と呼んでいます。
一乗谷朝倉氏遺跡へは、JR福井駅から京福バスに50分ほど乗車し「武家屋敷前」で下車すると到着です。またJR越美北線からは、一乗谷駅で下車し、徒歩15分で到着します。

まず、一乗谷城跡へ向かいます。

一乗谷城は、15世紀中頃から朝倉氏が築いた城です。
朝倉氏遺跡の背後、東にある一乗谷山の頂上付近に一乗谷城跡があり、
南北に走る尾根上約500mにわたって遺構が あります。

一乗谷の城下町の館裏から一乗谷城跡へ登山を開始します。

中の御殿跡から山を登ると朝倉孝景の墓が見えてきます。
立派なお墓が屋根付きの建物の中にあります。

ここから先は、かなり急な斜面になっています。

山頂付近の城郭跡群に近づいてくると、不動清水という水源があり、不動様が祀られています。

立派な土塁が形成されています。土塁の向こう側は観音屋敷跡です。

観音屋敷跡から奥へ進むと、やっと視界が開けてくる。宿直跡からの眺めは素晴らしいです。


正面から右方向にかけて福井平野を一望できます
千畳敷はかなり広い曲輪です。

千畳敷を通り抜け、少し登ると堀切があります。

一の丸下にある畝状竪堀。一乗谷城にはこのような竪堀が無数にあります。

二の丸跡にある井戸跡です。

一乗谷城のあった山頂です。標高475mの山頂ですが、木々に覆われ下界を見渡せません。

朝倉氏の城下町へ戻ります。

一乗谷城の朝倉氏遺跡は、朝倉氏が103年間にわたって築いた城下町跡です。

武家屋敷・寺院・町屋・職人屋敷・道路をほぼ完全な姿で発掘され、町全体を復元されていて、国の特別史跡・特別名勝に指定されています。

この地は、越前朝倉氏が南北朝時代から一乗谷城を本拠にし、応仁の乱で京から、多くの公家や高僧、文人、学者たちが一乗谷に避難し、華やかな京文化が開花し、16世紀中頃に最盛期を迎え、越前の中心地として栄えていた場所です。

今回夏の終わりに「越前朝倉万灯夜」が城下町と館跡で開催されましたので紹介します。
「越前朝倉万灯夜」は、朝倉氏最後の当主・義景の供養祭にちなむ「越前朝倉戦国祭り」の夜の部で、夜に一乗谷城跡一帯の朝倉氏遺跡をロウソクで照らす祭りです。
今年は、8/23、24に開催されました。
その歴史ある朝倉氏遺跡でロウソクでライトアップするイベントは平成16年から開始され、今年で10年目 になります。今年は15,000個のキャンドルが並びました。

まず、武家屋敷エリアへ向かいます。


武家屋敷への入場もこの日は無料です。
武家屋敷では、家臣が将棋をさす状況を人形が演出しています。



このエリアは、土塁や井戸跡があり、制限なく自由に散策できます。

次に道路を渡って 、 御屋形橋を渡って、唐門から朝倉館跡でキャンドルを眺め、湯殿跡庭園へ向かいます。



ここは高台になっていて朝倉義景館跡エリアを眺めることができます。

次に中の御殿跡を通り、諏訪館跡へ向かいます。


諏訪館は朝倉義景が妻少将のために造ったといわれる館跡です。
回遊式林泉庭園があり、日本でも第一級の豪華さを誇る庭園です。
この諏訪館跡では、コーラスがあり、その後ろに山水を庭園にした日本庭園があります。ライトアップでモミジが美しいです。

このエリアから眼下に福の文字が描かれた見事なキャンドルが見れます。

19時から後は、湯殿跡からキャンドルが美しく映えています。
朝倉館跡でユカリナの演奏を見て、唐門前の公園で小学生のキャンドルを見ます。
20時くらいになるとキャンドルの美しさが際立ってきます。






シャトルバスで福井駅へ戻り、福井名物おろしソバをいただいて今回の旅は終了です。
一乗谷朝倉氏遺跡は、これから秋の紅葉が美しい季節です。
一度訪れてみてください。

大津の琵琶湖沿岸遊歩道と大津祭り

2014-10-04 21:07:05 | 祭り
大津の琵琶湖沿岸遊歩道と大津祭り

大津祭りが10/11,12に開催されますので、10/11の宵宮の日から行くお勧めコースを紹介します。

JR大津駅で下車すると、北口の駅前に提灯があります。

これは、大津祭りの曳山(ひきやま)の順番を掲示しています。
駅前から北へ向かう大通りを琵琶湖へ向かって歩いて行きます。
京町三丁目の交差点で右折すると天孫神社が見えてきます。

この神社は、大津祭りを開催する神社です。
提灯のある舞踏殿の左手に本殿があります。


この本殿は本殿の回りを一周できる建物で神社としては特殊な構造で、見応えのある神社です。

参拝後、本殿を一周します。本殿の両脇に武士の人形がいて本殿を守っている姿です。

大津祭りの宵宮の夜に是非訪れてください。
天孫神社の夜のライトアップが美しく見れます。

元の南北のメインストリート京町三丁目へ戻り、北へ向かいます。
琵琶湖ホテルが左手に見えてきます。

琵琶湖の手前で右折し、なぎさ通りを琵琶湖を左手に見て東へ歩いて行きます。
晴れた日には、雄大な琵琶湖の景色が素晴らしいです。

大津市市民会館を過ぎ、琵琶湖側の遊歩道を東へ歩いて行きます。
ミシガン船が気持ち良さそうに琵琶湖を航行しています。
さらに遊歩道を歩いていくと琵琶湖ホールが見えます。

ここでコーヒーを飲んで一服して、遊歩道を歩きます。
ホテルピアザ琵琶湖を過ぎた辺りから、遊歩道は芝生、木々、まじかに見える琵琶湖、遠く滋賀県の山々と風光明媚です。
この遊歩道をジョギングすれば最高の気分になれます。



さらに遊歩道を東へ向かうと、高層ビルの大津プリンスホテルに到着です。


このホテルの先に由美浜があります。
この浜は、ビーチで夏は泳げます。

ここからは、道路が南下し、しばらくすると膳所城跡に到着です。


ここから西へ向かうと膳所神社がありその先が、京阪膳所本町の駅に到着します。

膳所本町から京阪電車で島ノ関へ行き、大津祭りの宵宮を楽しみます。

大津祭りの宵宮を楽しみます。

大津祭は、湖国三大祭の1つで、江戸時代初頭から開始されました。
昼間に寄った天孫神社の夜のライトアップを見ます。


夜9時くらいまでライトアップされています。
布に描いた絵を後方からライトアップしており、古代の幻影的な雰囲気をかもしだしています。
この神社は、奈良時代782年に創立され、大津祭は、五穀豊穣に感謝の意味をこめて開催されます。
宵宮には、夕刻から、からくり人形などの曳き山飾りが、各町の役員宅に飾られ道路から見学できます。
一部の曳山では、ちまき購入で曳山に入れるものもあります。


ホテルで一泊して本祭: 10/12を見てください。
京都祇園祭を一回り小さくした滋賀県の祇園祭といった祭りです。


祭りは京都の祇園祭に似ています。


翌日の「本祭」は、朝9時30分から13基の曳山巡行が始められます。

まず、最初に天孫神社の鳥居前を出発し、京町通、県庁前通、浜通を経て電車通りから中町通を巡行し、からくり人形の芸を演じながら巡行します。中央大通で休憩し、京町通、寺町通などを経て午後5時頃終了します。
大津市内の商店街を巡行するため、曳山を近くで見れます。観光客も祇園祭に比較すると少なく、押し合いをせずに祭りを楽しめます。
大津祭の曳山は、3輪で祇園祭の4輪ではないため、軽くした前輪を持ち上げて方向転換ができます。

京都より前に都のあった大津を再発見できる大津祭りにみなさんも行ってみてください。