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京都ハリストス正教会

2016-10-27 21:01:53 | 教会
今回は、京都文化財である京都ハリストス正教会を紹介します。
 
JR京都駅または阪急四条烏丸から地下鉄に乗り、丸太町で下車。
南東へ徒歩7分ほどで京都ハリストス正教会に到着です。
 
ハリストス正教会は、 ギリシャ正教会が東欧を経てロシアで布教されたキリスト教が日本にまで布教されたキリスト教です。
ハリストスとは、ギリシャ語でキリストのことです。
この教会は、日本では東京、京都、仙台を中心に各地に協会があり、信者は約1万人です。
 
1897年に現在の境内地に聖堂を建設し、第二次世界大戦前後の時代に聖堂が取り壊しの危機となりましたが、終戦で免れました。
 
京都ハリストス正教会の聖堂は、木造で、日本正教会の現存する聖堂・会堂のうち、最古級の本格的ロシア・ビザンティン建築による正教会の聖堂です。
1986年に京都市の有形文化財に指定され、2016年3月に聖堂の大修復工事を行い、2016年5月工事が完成し、現在美しい状態に復元されています。
日曜日の礼拝は、10:00-12:00に開催されます。
 
自分は、信者ではないため、入口で500円の寄付をして、礼拝に参加します。

 
参加者は、ロシア系の人々、日本人が約10名ずつ参加。
礼拝者は、イコンにお供えのロウソクを買って5箇所ほどロウソク立てに立てます。
 
聖書の音読は、日本人の年配の主教が大きな声で熱心に読み上げます。
アーメンは、この協会ではギリシャ語のアーミンと言います。
 
1番偉い主教が金色の服装で至聖所からドアを開けて来られアーミンと言われると、参拝者は起立し、アーミンと言い十字架を胸に切って頭を下げます。
 
賛美歌の開始では、教会の事務の方が賛美歌の歌詞の本を貸してくださいました。聖書の音読では着席でも良いようですが、賛美歌は1時間ほど起立したままで歌います。これは結構きついです。
 
賛美歌が終了し、最後に主教の所で十字架に接吻または額を付けて拝みます。
これは信者でなくても参加OKで、十字架に額を付けてみました。
神聖な気持ちになれました。
十字架の後、小さな白いパンのかけらを食べ、¥1000寄付金を支払って終了です。
 
第52回京都非公開文化財特別公開として「京都ハリストス正教会」初公開が、10/28-11/7 9:00-16:00開催されます。800円の入場料がいるそうです。
ただし10/30(日)と11/6(日) 9:00-12:30は、日曜礼拝があり、聖堂拝観はできますが、係員による説明はできません。
 
聖堂内は、写真撮影禁止ですので、聖堂内の写は、協会の許了解をとり、http://www.christiantoday.co.jp の写真を使用させていただきました。
 
京都にある有形文化財京都ハリストス正教会へ行って、伝統のあるロシア正教の聖堂を観賞してください。

京都伏見稲荷大社の抜穂祭

2016-10-20 19:08:12 | 祭り
今回は、京都伏見稲荷大社の10/25抜穂祭(ぬきほさい)を紹介します。
 
京都駅からJR奈良線に乗り、稲荷駅で下車し、東に向かえば伏見稲荷大社に到着です。
抜穂祭は、11:00から神田で開催されますが、有名な観光スポットである伏見稲荷大社の祭りのため、多くの観光客が入場待ちとなります。
10:00までに神社に到着することをお勧めします。
 
抜穂祭では農業の神で五穀豊穰のご利益がある稲荷大神が、稔った「ご料米(ごりょうまい)」を収穫する神事です。
 
伏見稲荷大社の農耕神事には、下記を含め5神事があります。
水口播種祭(みなくちはしゅさい): 種もみを苗代田に撒く前に生育を祈願する神事
田植祭(たうえさい):稲苗を神田に植える神事
新嘗祭(にいなめさい):収穫した米を稲荷大神に供え豊作を感謝する神事
火焚祭(ひたきさい): 稲藁(わら)を焚き上げ稲荷大神に感謝する神事
 
11:00から本殿での神事の後、11:30くらいから神田で「抜穂の儀」が開始されます。
神田の面積はおよそ100坪です。
 
宮司、神楽女、稲刈りの男女がぞくぞくと新田の上の丘に入場してきます。
宮司のお祓いの後、神田で奏楽に合わせて神楽女が「抜穂舞」を舞う中、稲刈りの男女が神田に入り、稲刈りを開始します。
「抜穂舞」は、手には稲穂と鍬を持ち、稲を刈る仕草が入る、雅な舞です。
 
 
宮司によって最初に神田が祓われ、その後に雅楽の音色に合わせて、4人の神楽女たちが鎌と稲穂を手にして「抜穂舞」を舞います。
 
「抜穂舞」が舞われているあいだに、稲刈りの男女が神田の稲穂を刈り取ります。女性の水色の服と赤色のズボンが黄金色の稲穂に映えています。
 
舞が終わると刈り取り作業は半分近くを刈りとり一旦中断します。
宮司が籠へ収穫した稲穂を収め、神前へと移動します。
 
神田では、残り半分の稲を刈り、抜穂祭は終了します。
 
収穫されたご料米は、11月23日に行われる「新嘗祭」で献上されます。
 脱穀した後の藁(わら)は、11月8日の「火焚祭」で燃やされます。
 
のどかな抜穂祭を見に行ってください。

日本古来の熱田神宮を散策する旅

2016-10-13 13:50:36 | 神社を巡る旅

今回は、名古屋市で名古屋城と並ぶ観光スポットである熱田神宮を散策します。

 
名古屋市栄から地下鉄に乗り神宮西駅で下車し、南方に向かうと熱田神宮の西門に到着です。
 
名古屋市のど真中に巨大な境内を持つ熱田神宮は、1900年の長い歴史がある草薙剣を祀る神社です。境内には、大きな樹木が生い茂り荘厳な雰囲気が漂っています。 
 
西門には、大きな木製の鳥居があります。
この神社の鳥居は、全て朱色に塗られていない無垢の鳥居です。
伊勢神宮と同じような鳥居です。
 
入ってすぐ境内は、大きな樹木で覆われています。
参道の脇には、ニワトリが歩いています。
木々の枝に止まっているニワトリも見えます。
ここのニワトリは、放し飼いのため、足腰が強く、飛ぶこともできます。
たくましい本来の鳥であるニワトリをご覧ください。
 
まず右手のきよめ茶屋により、南神池を眺めます。
南北のメインストリートを南下し、別宮の八剣宮へお参りします。
別宮ですが大きな敷地です。
 
南門から改めて本宮を目指します。
楠御前社から右に曲り、清雪門へ向かいます。
この門は、歴史のある不開門です。
 
メインストリートに戻り第二鳥居を過ぎて左手に大きな樹齢1000年以上の楠木の神木があります。
巨大な楠で、根本の幹は苔で覆われています。
第三鳥居をくぐると本宮に到着します。
熱田神宮は、1900年の歴史があるため、出雲大社、伊勢神宮と同じような本宮の造りです。
京都、奈良は、中国の影響を強く受けた朱色を基調とした神社がほとんどですが、日本古来の神社である出雲大社、伊勢神宮、熱田神宮は、木の無垢の木目を基調とした神社で素材の良さを全面に押し出す、素朴で日本らしい趣きの神社です。
 
本宮参拝の後、隣の神楽殿に行きます。ここは2009年に建造された建物で近代的な建物です。
ここにも大きな楠木が祀られています。
 
神楽殿の東の奥を歩いていくと、「清水社」に着きます。
石段を降りると綺麗な湧き水があります。ここはパワースポットです。
この水で肌を洗えば肌がきれいになるといわれており、
湧き水の奥にある石塔に、3度水をかけて祈念すると、願いが叶うそうです。
 
「清水社」をさらに北へ向かうと「こころの小径(こみち)」があります。
この小道は本宮の裏側にあります。
 
この小道の突当りに「一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)」があります。
写真撮影禁止のため、写真は撮れませんでした。
ここは天照大御神をお祀りしている神社で、熱田神宮で一番強いパワースポットです。
 
「こころの小径」、「一之御前神社」は、2012/12月から参拝可能になった所です。
是非歩いてパワースポットのパワーをいただいてください。
 
最後に宝物館へ行きます。入場料300円です。
熱田神宮由来の宝物6,000点余を展示しており、熱田神宮に草薙神剣を奉斎する縁由から、刀剣類の所蔵が多く、名刀を見ることができます。
 
名古屋の街中にある荘厳な熱田神宮で日本古来の神社とパワースポットを訪れてください。

知多半島南部の日間賀島を巡る旅

2016-10-03 22:04:49 | 島巡り

今回は、愛知県知多半島の先にある日間賀島を巡る旅を紹介します。

 
名鉄の日間賀島セット切符を購入し、1泊2日の旅にでます。
 
名古屋から名鉄に乗り、河和へ向かいます。
河和駅から徒歩5分ほどのところに高速船乗り場があります。
 
ここから日間賀島へ向かいます。
20分ほど乗ると日間賀島に到着です。
日間賀島は、タコとフグが名産の島です。
タコは、多幸、フグは福として、多幸と福の島 日間賀島と銘じて売り出しています。
高速艇を降りると大きなタコが迎えています。
「たこの形の駐在所」も西港の近くにあります。
この駐在所は、4年前に完成した警察の駐在所で、ユニークな形で頭に鉢巻をしています。
 
レンタサイクルを借りて、島内を巡ります。
 
日間賀島資料館へ行き、日間賀島の歴史を把握します。
 
時間があれば、釣りもできます。
 
夏に来れば、きれいな砂浜で海水浴を楽しめます。
島の南東部にある「ハイジのブランコ」と呼ばれる空中ブランコへ向かいます。
ここでは、大きく広がる海を眺めながらブランコに乗れます。
すぐ下は崖になっていて、少し怖いです。
宿に戻り、タコづくしのお料理をいただきます。
タコのシャブシャブ、茹でタコ、大アサリなどが楽しめます。
またフグも注文できます。
愛知県はトラフグの漁獲が全国一位で、日間賀島は国内屈指のトラフグの産地です。10月から3月末まで島内のお店でトラフグを堪能することができます。
 
 
愛知県では有名な日間賀島でタコを味わってください。