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愛知県三河湾の戦国時代の城をめぐる旅

2018-12-08 18:34:17 | 城を巡る旅

今回は、愛知県三河湾の西尾市に残る「西尾城」、「東条城」、「寺部城」の戦国城を巡ります。

城が電車から離れているため、クルマで向かいます。

まず、西尾城へ向かいます。

西尾城は、名鉄西尾駅から西に2kmほどの「西尾市歴史公園」にあります。

西尾城は、三河守護の足利義氏が1225年ごろに築いた西条城が始まりで、長男の「西条吉良氏」を城主とした城です。

西尾城跡には「本丸丑寅櫓(うしとらやぐら)」や「鍮石門(ちゅうじゃくもん)」などがあります。

まず、本丸丑寅櫓へ向かいます。本丸丑寅櫓は、高さ約10メートルの三層の木造で、入場料は無料です。最上部から西尾市の中心部を見渡すことができます。

西尾城には、天守閣もあったそうですが、再建されていません。

二の丸の跡地には、1995年に京都の公家・近衛家の「旧近衛邸(きゅうこのえてい)」の一部を移築した建物があり、無料で入れます。抹茶+和菓子のセット¥400をいただきながら、美しい枯山水の日本庭園を眺めて休憩します。

公園内には、「西尾市資料館」もあり、西尾城の歴史に関連する資料が展示されています。ここも無料です。

 

次に、西尾駅の南東7kmほどにある「東条城」へ向かいます。

東条城は、「古城公園」にあります。

この東条城は、足利義氏が、1225年ごろ西尾市西側の西条城(西尾城)とセットで東側に築き、足利義氏の三男東条吉良氏を城主とした城です。

東条城は、大手門、物見櫓(やぐら)、木柵があり、土塁を基本とする丘の上の城になっています。

大手門、物見櫓が黒塗りで、戦国時代の城の荒らしさを見事に蘇らせています。

登城口から登っていくと門があり、その先に三の丸が広がっています。

三の丸の左側に二の丸が八幡神社になっています。

三の丸の先が古城公園になっていて、大手門をくぐると大きな本丸が広がっています。

大手門の左手に物見櫓があります。

大手門、物見櫓の両方が木造で痛んできたため、現在は工事の鉄策で囲われ「危険」と記載されています。

大手門の横には、木柵があり、その外側を土塁が囲っています。土塁の外側は、険しい崖になっており、城を守っています。

大手門、物見櫓をバックに本丸の全景を撮ってください。戦国時代の城らしい記念写真になります。

 

次に、寺部城(てらべじょう)に向かいます。

寺部城は、東条城から南東に14kmほどの名鉄西幡豆駅の南にあります。

カーナビにも載っていない城のため、近くの幡豆図書館で詳細な場所を確認してください。

寺部城址の案内板から急な坂道を登って行きます。

二の丸、本丸の案内板が見えてきます。

まず、本丸へ向かいます。

天守閣のない小さな城で、本丸の面積も小さいです。

案内掲示板で当時の城の地図を確認します。

この城は、創建年、築城者が不明ですが、戦国時代1514年に小笠原氏が城主になった城です。1590年に、徳川家康とともに小笠原氏も関東に移ったため、廃城となりました。 

同じ名前の城は、豊田市、名古屋南区にもありますが、これらの城とは関係がありません。

三河湾を見下ろす標高30mほどの丘に築かれた平山城で、曲輪、土塁、堀などの遺構がよく残っています。

本丸の下に二の丸があります。

戦国時代に交通の重要な地点に築かれた城として活用された雰囲気を味わうことができます。

今回の3つの城は、特に有名ではありませんが、特に東条城、寺部城は、戦国時代をよく再現した城です。

ゆっくりと散策して、実戦的な戦国時代の城を味わってください。


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1 コメント

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マルテンサイト千年 (特殊鋼流通関係)
2024-07-21 11:47:06
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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