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札幌雪祭り

2014-01-27 21:59:19 | 冬祭り
今回は、札幌雪祭りを紹介します。

この祭りは、札幌市内の大通公園をはじめとする複数の会場で開催される雪と氷の祭典で、今年は、2月5日(水)から2月11日(火)の7日間開催されます。
日本全国や海外から約200万人もの観光客が訪れる、北海道で最大のイベントで、
雪で作った大小の像、氷像(氷彫刻)も展示されます。

大雪像の準備は前年の秋から、陸上自衛隊や市民ボランティアによって準備を開始します。
デザイン計画、粘土や木材などを使って精巧な模型作成し、12月末に主要な雪像が決定されます。

会場は、大通公園を中心に、大通会場、つどーむ会場、すすきの会場 で開催されます。
札幌は、地下鉄での移動が便利です。
雪まつりのメイン会場は、地下鉄大通駅・東西線西11丁目駅 で下車してください。

各会場での内容を紹介します。

1.大通会場
大通公園において展開される、約1.5キロメートルのエリアです。
真っ白い雪と透き通る氷だけによって創り出される芸術品は、精巧に作製されています。
会場は大雪像から市民雪像、そして国際色豊かな雪像と多くの雪像やイベントが盛りだくさんです。
 今年はソチ五輪での選手の活躍を応援する大雪像や、エトの馬をイメージした市民雪像などが札幌の中央を 東西に横切る約1.5kmのメーンストリートに並びます。
 夜のライトアップされた雪像は美しくロマンチックです。
 近年ではスケートリンクや歩くスキーの体験ができるスペースもあり、
 1丁目会場で、スケートを滑ることもできます。
 2月5日には五輪銀メダリストの伊藤みどりさんのスケート教室も予定されています。


2.つどーむ会場
札幌駅北側栄町にあるつどーむ会場には、すべり台やスノーラフトなど、子供から大人までが北海道の自然の中 で雪とふれあうことができます。
この会場の屋内スペースでは、大規模な休憩所や飲食ブース、お子さんが遊べるファミリー広場など
 遊びがいっぱい。冬の北海道の魅力を存分に楽しめる会場です。

チューブスライダー
子供から大人まで楽しめる、チューブを利用し滑走する高さ約10m、長さ約100mの雪のすべり台です。
 
氷の滑り台
高さ約5m、長さ12mの幼児向けのすべり台です。
 
わくわくスライダー
 お尻にそりを敷いて滑る高さ約6m、長さ約50mのスライダーと、北海道ならではの米袋を使って滑る
 高さ約4m、長さ約20mのすべり台があります。
 
3.すすきの会場
「氷を楽しむ」をテーマに、大・中の氷彫刻や氷彫刻コンクール作品などの幻想的な氷像を展示します。
氷像に触れ乗れる ふれあい広場、撮影スポットとしてのイルミネーションストリート、アイスバーには、
 温かい飲物なども提供しています。
 

ツアーで行くのが便利でお安いです。
週末2/6,7発のコースは、各社ともほぼ満員で、2/9以降発はまだ空きがあります。

札幌の雪と氷の祭典を楽しんでください。

「木曽路 氷雪の灯祭り」 野尻宿、奈良井宿、木曽福島、 馬籠宿

2014-01-24 00:58:46 | 祭り
1月下旬から2月上旬にかけて、中山道木曽路の宿場を氷の灯籠でつなぐ「木曽路 氷雪の灯祭り」について
野尻宿、奈良井宿、木曽福島、 馬籠宿 での祭りを紹介します。

野尻宿 氷雪の灯祭り は、大桑村の野尻宿で
開催日:1/25(土) 17:30から 開催されます。
野尻宿は「七曲がり」といわれる曲がりくねった街並みに野尻駅を中心に宿場にアイスキャンドルが並べられます。
降り積もる雪の中、情緒ある風景を醸し出します。
アイスキャンドルに入ったもみじがきれいです。


奈良井宿 アイスキャンドル祭りは、
2/3(月) 18:00から 奈良井宿(奈良井駅~鎮神社)で開催されます。
奈良井宿の古い町並み約1kmにわたり、住民手作りのアイスキャンドルが2000個以上灯されます。
豚汁のサービスや振舞い酒などの温かいサービスもあり、地域の方々とのふれあいも楽しめます。

木曽福島 雪灯りの散歩路 は、2/7(金)~2/8(土)(日没~21時)で
 木曽福島駅から八沢、旧中山道、本町、上町と道沿いに開催されます。
アイスキャンドルが灯され、冬の宿場町を彩ります。
ゆっくり歩いて2時間くらいで散策できます。
メイン会場では地元の甘酒、温かい食べ物店が並びます。
町内を流れる川の水面に映るキャンドルの美しさは幻想的美しさです。

馬籠宿 木曽路氷雪の灯祭りは、2/8(土) 18:00~20:00に馬籠宿近辺で開催されます。
雪の灯篭やアイスキャンドルにより、馬籠宿を優しい灯りで包みます。
観光案内所前にて雪の灯籠を飾るほか、アイスキャンドル約300本を街道沿いに並べます。
豚汁・甘酒の無料サービスもあります。

木曽福島に宿泊される場合は、名物「とうじそば」を食べてください。
そばをカゴにいれて煮立ったツユにくぐらせて食べます。
木曽福島では冬の名物です。地元の味を楽しんでください。

昼から訪問された場合は、酒蔵を訪ねましょう。
木曽福島には、信州で有名な「七笑(ななわらい)」の酒蔵があります。
七笑酒造は、木曽福島駅から10分ほどのところにあります。
名前の由来は、源平合戦では見事に勝利をあげた木曽義仲が幼少の時に過ごしたた「七笑」と言う名の小さな村にあやかったものです。
試飲もあり、工場も見れます。


今回の祭りは、木曽で夜の祭りですので、マイナス5度くらいになります。
防寒の服装で楽しんでください。

木曽路の灯りを求めてお出かけください。

愛媛県の旅 第2回

2014-01-18 00:20:37 | 鉄道の旅
愛媛県の旅 第2回
今回は、愛媛県の 宇和島、大洲城、今治城、しまなみ海道 の旅を紹介します。

松山から夕方に、JRで伊予へ向かいます。
高野川駅から伊予長浜までは海岸線を走るため、海の雄大な姿が見れます。
遠くに周防大島も見えます。
私は、以前車で松山から宇和島へ向かう際、山道が早いとの地元の方のお勧めで山道を走行して宇和島へ行きました。
そのため、この素晴らしい海岸線を見るのは始めてです。
これほど海岸の近くを長く走るJRは、ここしかないと思います。

愛媛に来て驚いていることがあります。
香川県で「うどん」が、至る所に店があり、地元の方にも人気でしたが、愛媛県では、極端に減少していて うどん屋が関西より少ない状況です。
四国では、全体的にうどん が人気かと思っていましたが、愛媛県ではうどん人気が高くないという状況です。
愛媛では、うどんではなく、「鯛めし」「じゃこ天」が人気です。
「じゃこ天」
原料としては、ホタルジャコが最適とされますが、青魚の小魚を原料とする場合が多いです。頭と内臓を取り除き骨や皮ごとすりつぶし、長扁平の形にしたものが一般的です。揚げたてをそのまま食べる、火であぶって醤油を落とした大根おろしと付け合せる などの食べ方があります。

宇和島で1泊します。
日本酒「伊予のこいごころ」を飲みます。
この酒は純米酒で「まろやか」で「すっきり」としていて、飲みやすいです。

翌朝、宇和島城、闘牛場を巡ります。
闘牛場での闘牛は、年に4回、5回ほど開催され、今年は正月1/2に開催されました。
闘牛を見たい場合は、あらかじめ開催日を確認しておかないと簡単には見れません。
開催していない日でも闘牛場でビデオで闘牛の状況をご覧になれます。


次に宇和島城へ向かいます。
JR宇和島駅から南西1.5kmほどにあります。
宇和島城は、現存する木造の天守閣がある12城の1つです。

宇和島駅から12分ほどで城門に到着。
ここから石段が続きます。
石段のピッチと高さが均等でないため、歩きにくく疲れます。
10分ほどして登り切ると小型の天守閣が見えて来ます。
入場料は200円と安いです。

宇和島城は、941年に橘氏(たちばな)が築城し、廃城になっていたものを藤堂高虎が1601年に新しく築き、その後、伊達氏によって改造された城です。
丘の上に天守閣があり、海に接していた海城です。
天守閣は、4階建てで急な木の階段を3回登ると最上階に到着です。
天守閣から宇和島港が見れます。
シンプルな構造の城で、戦のみを目的とした合理的な構造の城です。

昼飯に宇和島の鯛めしをいただくため、 郷土料理の「かどや」へ行きます。
「鯛めし」と「さつま」がセットになったものを注文します。

鯛めしは、愛媛県で有名な郷土料理です。ご飯にのせる鯛は、愛媛県全体では、蒸したものをのせる場合が多いですが、宇和島では生の鯛を使った「鯛めし」です。
鯛を刺身状にした切り身を醤油、みりん、玉子、ごま、だし汁で調味したタレに漬け、タレごとそのまま熱い御飯にかけて食べます。
新鮮な鯛で、宇和島に来て良かったと思うほどおいしいものです。
さつまは、新鮮な白身魚を焼きほぐし、白味噌とダシ汁をすり鉢で混ぜ合わせ、薬味を添えてあったかい麦めしにかけて食べる家庭料理です。
これは、はなやかさはありませんが、健康に良い取り合わせで飽きない素朴な味です。

続いて、歴史資料館、樺崎砲台跡へ立ち寄ります。
宇和島城からは北西に25分ほどかかります。
歴史資料館は、木造の洋風建築で、明治初期の文明開化の時代に、わが国の建築工匠たちが西欧の技術を習得して建築したものです。

外観は、格調高い西洋風建築で、当時の宇和島の建築技術の高さと先駆性を示す建物です。
樺崎砲台跡は、江戸時代末期に防御のため建設されたもので、大砲のレプリカがあります。砲台跡の前にベンチがあるので腰掛けて砲台を眺めてください。
江戸時代にしては、立派なものです。

次に、大洲へ向かいます。
まず大洲城へ行きます。
JR伊予大洲駅から、20分ほどで城の入口に到着です。
ゆるやかな坂道を登ると間も無く天守閣に到着です。
天守閣と両脇に櫓をつなげた構造です。

大洲城は、1331年宇都宮氏の築いた地蔵ヶ岳城が始まりで、その後、戦国時代に小早川氏が支配し、江戸時代初期、藤堂高虎によって近世城郭となり、伊予大洲藩の中心地として繁栄しました。その後は、加藤氏が天守閣を修理していきました。明治時代の天守閣取り壊し後、2004年に天守閣が復元されました。中くらいの大きさの4層4階の天守閣です。
復元されてまだ10年と新しいため、木造新築のような内部構造です。
この天守閣もシンプルな構造です。
内部展示には、復元された状況が詳しく写真で展示されています。

この天守閣では、臥龍山荘とセットにしたチケットが800円で販売されており、これを購入します。臥龍山荘は、天守閣から1.5kmほど離れています。

城の離れかと思って行きましたが、豪商 河内寅次郎が1907年に建設した山荘でした。
母屋の臥龍院(がりゅういん)、茶室の知止庵(ちしあん)、離れの不老庵(ふろうあん)の建造物と庭園があります。
臥龍院は数寄屋造りで、欄間の透かし彫り、ふすまの取手などに芸術的なものがあります。
不老庵は風光明媚な肱川の断崖の上に建てた数寄屋造りで、生きた槙の木が捨て柱として使用されています。
庭園の苔も美しく手入れされています。
大洲には、この他にも、城下町らしいたたずまいの街並みが城と臥龍山荘の間にあります。城下町を散策してください。
おはなはん通り、大洲赤煉瓦館 などがあります。

次に、今夜の宿泊地 今治へ向かい、今治で日本酒 「山丹」をいただきます。
山丹は、爽快感と飲みやすさを追求した日本酒で、
さらさらとした飲み口とキレの良さで、いくらでも飲めそうな酒です。

翌朝、今治城へ向かいます。
今治の駅前には、猿飛佐助の像があります。
大正時代に娯楽小説で架空の忍者「猿飛佐助」が誕生し、本の原作者が愛媛県今治市出身の山田阿鉄であることから、JR今治駅前に猿飛佐助の銅像が立っています。

今治駅から20分ほどで到着です。
今治城は、海城で大きな堀に海水をひきこんでおり、★日本三大海城の1つです。
★日本三大海城は、愛媛県の今治城、香川県の高松城、大分県の中津城です。

現在の堀は1重ですが、江戸時代は、3重の堀になっていました。
この城は、藤堂高虎が1608年に築城した城です。
現在の天守閣は、1980年に鉄筋コンクリートで 再建されています。
6回建ての天守閣は鉄筋コンクリート製です。
最上階へ行く途中の階の内部展示は、豊富な武具を展示しており、貴重な興味深いものがあります。
最上階では、今治の海と「しまなみ海堂」の大橋が美しく見渡せます。

天守閣入場料には、櫓が2箇所、大門も見れるようになっています。
また、天守閣の前には、藤堂高虎の勇ましい騎乗の像がありますので記念写真を撮っておきましょう。


次に今治から高速バスで「しまなみ海道」(西瀬戸自動車道)を通って瀬戸内海を観光します。
しまなみ海堂は、今治と尾道をつなぐ自動車専用道路で1999年に開通しました。

この道路は、自転車歩行者専用道路も併設しており、全長59.4kmをサイクリングで渡るのが人気です。
「しまなみ海道」は、来島海峡大橋 -> 伯方大島大橋 -> 大三島橋 -> 多々羅大橋 -> 生口橋 -> 因島大橋 -> 新尾道大橋 を通って、大島、伯方島、第三島、生口島、因島、向島をつないでいます。
今回初めて橋を渡る機会を得て、バスの窓側の席から瀬戸内海の海と島々、白の大橋を、美しいコントラストで見れます。

しまなみ海道の高速バスは、今治駅と福山駅を1.5時間でつないでいて便利です。

以上が、前回の松山の旅と合わせ、愛媛県を3泊4日の鉄道でめぐる旅です。

愛媛県 道後温泉、松山城 を巡る旅

2014-01-11 10:42:18 | JR御殿場線の旅
今回は、愛媛県の 道後温泉、松山城、宇和島、大洲城、今治城、しまなみ海道 をめぐる旅を2回に分けて紹介します。

第1回目は、松山の旅として、道後温泉、松山城を紹介します。
JRで岡山を経由し、瀬戸大橋を渡り、坂出から松山へ向かいます。
松山駅には、夜到着で、ホテルは松山城の近くにしたため、ホテル到着後、松山城の周りを1周し、繁華街のある松山市駅前で晩飯を食べます。



松山は、伊予電鉄のある靍島屋の松山市駅前から松山城の間が繁華街の中心です。
JR松山駅近傍は、あまりにぎやかではありません。
ホテルで1泊します。

翌朝、市電で道後温泉へ向かいます。
市電は、150円と安く、本数も多いので便利です。
伊予鉄道の1日フリー切符は、市電とバスがフリーで400円とお得です。
市電は、JR松山駅前-大街道-道後温泉が主要幹線です。
松山城の南側を通るルートが幹線ですので城の北側の市電は本数が少ないので注意してください。
市電に乗り、道後温泉駅に到着すると、「坊ちゃん列車」がいてカメラの嵐を受けています。


「坊っちゃん列車」とは、伊予鉄道の明治時代の蒸気機関車のことで、夏目漱石の小説『坊っちやん』の中で、主人公の坊っちゃんがこの蒸気機関車に乗ったことから、坊っちゃん列車と呼ばれるようになりました。
「坊っちゃん列車」は、2001年より、伊予鉄道により松山市内の軌道でディーゼル機関車として復元され運行されています。
帰りに乗ろうと駅員に尋ねると、「坊ちゃん列車は乗車賃300円で予約が必要で、1日フリー切符購入者は、プラス100円で乗れる」 との説明です。
さっそく坊ちゃん列車を予約しておきます。
さて、これから道後温泉へ向かいます。
道後温泉駅の前は小さなロータリーになっており、坊っちゃんカラクリ時計があります。


この時計台は、カラクリ時計になっており、道後温泉本館の振鷺閣をモチーフにした時計で、軽快なメロディにのって時計台がせり上がり、夏目漱石の小説「坊っちゃん」の登場人物が人形で現れます。その横には足湯もあります。
1時間ごとに見ることができます。
駅ロータリーから道後ハイカラ通りを歩いていくと200mほどで道後温泉に到着です。
ハイカラ通りには、土産物店や饅頭などの店がたくさんあります。
坂の上の雲が映画化され人気がでたため、このハイカラ通りはリニューアルされています。


道後温泉は、日本三古湯の1つで、3000年もの歴史を持つともいわれる温泉です。
日本三古湯: 道後温泉、有馬温泉、白浜温泉の3つ
道後温泉は、入浴時間が1時間の制限があり、料金も4種類の設定があります。
1.神の湯階下: 普通の風呂で : 400円。
2.神の湯2階席: 浴衣付き、2階席の広間で着替えと休憩ができ、 茶と菓子が付く : 800円
3.霊の湯2階席: 2のコースに霊(たま)の湯も入れ、又新殿、坊ちゃんの間が見れる : 1200円
4.霊の湯3階個室: 3のコースに着替えが3階の個室ででき、このコースのみ1時間20分まで利用可能 : 1500円
前回の道後温泉訪問では、夜到着で時間もなかったため 神の湯階下 にしましたが、2階より上に上がり、坊ちゃんの間を見たかったため、今回は、霊の湯2階席 1200円を選びました。

案内の方について行くと2階席は、各自の着替え場所があり、浴衣に着替えます。
まず霊の湯へ入ります。
霊の湯は狭いですが、湯釜、大理石の壁がある上品な風呂で、人も少なくゆったりと入浴できます。
次に神の湯へ行きます。
神の湯は、男湯は、西と東の2箇所、女湯は1箇所です。
この湯は、20人くらい入れる風呂で、霊の湯にはなかった天窓(磨りガラス)から明かりが差し込んでいて明るい風呂です。



湯量が豊富で大きく、天窓もある神の湯が道後温泉らしい風呂です。
男性の方は、是非、西湯と東湯の2つの神の湯に入ってください。

次に、湯築城跡へ向かいます。
道後温泉から300mほど南にあります。
14世紀前半、河野氏によって築城された平山城です。

河野氏は、小早川氏によって滅ぼされ、後に廃城となったものです。
小高い丘になっているので登っていくと、展望台があり、道後温泉の周辺が見渡せます。
次に、湯築城跡北にある子規記念博物館を訪れます。

正岡子規は、この松山で生まれた日本の俳人、歌人、国語学研究家です。
この博物館は、俳人正岡子規を記念し1981年に開館した博物館です。
「道後・松山の歴史」「子規とその時代」、「子規のめざした世界」をテーマとした展示が見れます。
正岡子規は、松山生まれで、松山市駅前に子規誕生邸址の石碑もあります。

次に、坊っちゃん列車に乗って、松山城のロープウェイへ行きます。


大街道駅で下車し、300mほど北東に歩くとロープウェイ乗り場です。
ロープウェイは10分おきの間隔ですが満員のため、横のリフトに乗って松山城へ向かいます。
5分ほどリフトに乗ると山頂に松山城があります。

ロープウェイ終点からゆるやかな石垣を登っていくと櫓と天守閣が一体となった構造の天守閣に到着です。
松山城は、現存する木造の天守閣がある12城の1つです。
標高132mの山の上にそびえる天守閣は、四国最大のお城で、日本三大平山城にも数えられています。
1603年加藤嘉明が松山城の築城に着手し、天守閣を構築し、蒲生忠知が二之丸などを完成させ、1635年に松平定行が城主となり再建した城です。
大天守と小天守・南隅櫓・北隅櫓を廊下でつなげた構造で、4回も登りがあります。

最後に登るのが天守閣で、最上階からの眺めは、遠く瀬戸内海までの絶景が見渡せます。小天守を天守閣と間違える方もおられるので4回登りがあり、最後の登りが天守閣ですのでお間違えなく。
天守閣入場料は、500円ですが、城も大きく見応えのある城です。

松山では、タルトという菓子が有名です。
タルトとはカステラ生地に餡を巻いて作るロールケーキです。愛媛県松山市の郷土菓子となっています。
一六本舗、六時屋の2社が老舗です。

餡が甘いですが、栗のはいったものや、カステラにも種類があり、松山の土産として人気です。

次回に、愛媛県の 宇和島、大洲城、今治城、しまなみ海道 の旅をご紹介します。

香川県 高松城 丸亀城の旅

2014-01-05 15:32:42 | JR御殿場線の旅
岡山から瀬戸大橋を通って香川県高松城、丸亀城を巡る旅を紹介します。

まず、高松城へ向かいます。
高松城は、JR高松駅から北東の目の前にあり、徒歩5分で到着です。
1587年に築かれた海に面した城で、天守閣はないですが、櫓と天守閣の石垣、庭園があります。
堀は、瀬戸内海に通じており、海水を導入しているため、真鯛や黒鯛、スズキなどの海水魚が堀を泳いでいてビックリです。

櫓は昔のものが残っており、中を見れます。
鞘橋から天守閣のあった石垣に向かいます。
この鞘橋は、木造で当時の状態を復元しています。
橋の下にも、タイが泳いでいます。
天守閣はないですが、天守閣の土台も修理中で、行けません。

タイのエサを100円で購入し、掘りの3カ所からエサやりをして見ると、
タイがまるで池にいるコイのように一斉にエサに群がってきます。
水面までは降りれないので、3mくらいの石垣の上からですが黒鯛、スズキ、さらに真鯛がピンク色でゆったりと泳いでいるのを見ることができます。真鯛の目のまわりの水色に色づいたのを見ることもでき、感動です。
また、堀を木の舟に乗って観光もできますので、お時間があれば乗ってタイをジックリ見てください。

陳列館には、昔の城の写真や展示物があり、歴代城主、明治の廃城などが説明されています。

玉藻公園には、剪定された美しい松が多数あり、美しいです。

次に、屋島へ向かいます。
高松城の西側に琴平電鉄(ことでん)の高松築港駅から琴電屋島駅へ行き、そこからバスで屋島山上へ向かいます。

屋島は、源氏と平氏が源平合戦場をした場所です。源平古戦場展望台から説明掲示板を見ながら合戦の状況を想像してください。入り江になった所が、源氏、平氏が海戦を戦った場所です。

現在は、平野が増え、こんな狭い海で合戦をしたのかと疑問に思いますが、当時は、今より海が2倍以上大きかったそうで、入江での海戦を想像できます。
また当時は、遠浅の海をへだてた島でしたが、現在は島が陸まで陸続きとなっています。山上には、四国霊場第84番札所の「屋島寺」もあります。

香川県には、県内を路面電車で運行している琴平電鉄が、市民の足として活躍しており、多くの駅があり便利です。

次に、高松駅と屋島の中間地点にある福岡町2丁目にある平家物語歴史館へ行きます。
入場料は1200円と高価ですが、平家の歴史を詳しく人形が紹介しています。
お時間がありましたら寄って平家の興亡を見てください。

栗林公園の近くのホテルで一泊します。翌朝 栗林公園へ行きます。
この公園は、日の出から日没までを開館時間としており、夏は、5:30から開門しています。
入場料400円です。

栗林公園は、高松市にある日本庭園で、国の特別名勝です。
6つの池と13の築山を巧妙に配した大名庭園で、面積は約75ヘクタールと広大です。
名前の栗林は、かつてこの公園付近に栗の木が自生していたため、そのように呼ばれたそうです。
この庭園は、松を中心にしたもので、いたるところに手入れされた元気な松が見れます。
園内の見どころは、偃月橋(えんげつきょう)を飛来峰の高台から見たもので、カレンダーによく使われている景色です。
ここで記念写真を撮っておきましょう。

栗林公園は広いので、観光には最低1時間は必要です。

次に丸亀城へ向かいます。
丸亀駅から徒歩10分ほどで城門に到着です。
城門は、大手二の門で公開されています。

この日は、丸亀の駅で50%引きのチケットをゲットでき、丸亀城が通常200円が100円になりました。
丸亀城は、高さ日本一の石垣の上に鎮座する400年の歴史がある三重三階の城です。
現存する木造の天守で、現在国内に★12城しかないものです。
★: 姫路城・彦根城、犬山城・松本城・高知城・松江城、宇和島城、備中松山城・松山城・弘前城・丸亀城、丸岡城
大手二の門から20mほど入ると、坂道が始まります。
階段ではなくセメントのスロープですが傾斜がきつく、登るのに疲れます。
石垣は、三日月のごとく美しい曲線で、緩やかな土台から、頂は垂直になるよう独特の反りを持たせる「扇の勾配」となっています。

石垣は、山麓から山頂まで4重に重ねられ、総高60メートルの石垣は日本一高く、三の丸の石垣だけでも一番高い部分は22メートルもあります。
15分ほど我慢して登ると天守閣に到着です。立派な石垣に対し、小さな天守閣です。
天守閣の中は、急な勾配の階段を2回登ると3階の最上部に到着です。
瀬戸大橋や瀬戸内海が見れ、景色は素晴らしいです。

ただ、最上階には小さい窓があるだけで、よく天守閣にある高欄はなく屋外を一周しての眺めは見れません。
天守閣のある石垣には展望台があるのでそこから写真を撮りましょう。
周囲360度を見渡せます。

丸亀は、うちわの生産が有名で、
「うちわの港ミュージアム」は丸亀のうちわの歴史を伝えるさまざまな「うちわ」、貴重な文献等を展示しています。「実演コーナー」では実際に職人が竹うちわを製作しているところを間近で見る事ができ、
自分で「うちわ」の製作もできます。
美しい「うちわ」が販売されており、記念にうちわを購入しました。

四国には、現存する城が丸亀城以外に高知城、宇和島城、松山城と多数ありますので巡って見てください。