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全興寺の地獄堂

2016-08-30 00:03:28 | JR御殿場線の旅

今回は、大阪市平野区のある全興寺を紹介します。

大阪市の南部平野区のJR平野駅から南方に徒歩15分 ほどで全興寺に到着です。
 
この寺は、600年頃、聖徳太子が建てた真言宗の寺です。
 
商店街の中に入口があります。
まず本堂へ行きます。
ご本尊「薬師如来」が両側に日光・月光の両菩薩を従えた"薬師三尊"の形をとっておられます。
 
次に地獄堂へ向かいます。
入口の壁に「地獄度・極楽度チェック」というコーナーがあり、10問の2択の質問があり、その結果によって地獄行きか極楽行きかが判定されます。
 
堂の中には、閻魔大王が中央に、右手に鬼の像があり、左手に審判員が座っています。
閻魔大王の前にあるドラを叩くと、大王がしゃべり出します。
地獄の様子がビデオで映し出される仕組みです。
大人には恐くはありませんが、小学校の子供には恐ろしいもので、泣き出す子もいます。
閻魔大王が「こんな所に行かぬよう、悪いことをせず、自分の命を大切に」と説明して終了です。
 
地獄堂は1989年に出来ました。
当時は中高生のいじめや自殺が大きな社会問題となっていて、住職の川口さんが何とか出来ないかと考え、悪いことをすれば地獄に落ちることをリアルに表現しようと企画したものです。
 
地獄堂を出た所には中に首を突っ込むと「地獄の窯の音」が聞こえるという穴の開いた石があり、頭を突っ込むと窯を煮込むような音がかすかに聞こえます。
 
次に「ほとけのくに」へ行きます。
ここには、周囲に並んでいる石仏は、ご本尊と弘法大師さまで、全部で151体あります。
中央のステンドグラスが密教の曼陀羅(まんだら)です。
曼陀羅とは、仏さまの世界を描いたもので、宇宙の理法のすべてが含まれている絵図です。曼陀羅の上に座ってめい想すると、仏さまのいのちに包まれて、やがて仏さまと一体となる境地が開かれてきます。
 
最後に「小さな駄菓子屋さん博物館」へ行ってみます。
この博物館には昭和20年代~30年代に駄菓子屋さんに並んでいたおもちゃが展示されています。手絞りの電気洗濯機、木製の冷蔵庫、白黒のテレビなども置いてあり、昭和中期のものが展示されています。
 
寺にしては、色んな展示がある全興寺は、子供連れの家族には楽しくために成る寺です。
一度行ってみてください。

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