今回は、東京高尾山のムササビを観察に出かけます。
高尾山へは、新宿から京王電車に乗り、高尾山口駅へ行きます。
3月の高尾山は、若芽が芽吹く前で、ムササビを見つけやすい時期です。
午後から高尾山頂上へ行き、高尾山の雄大な景色を楽しみます。
次に高尾山ビジターセンターで高尾山に生息する生物を確認します。
次に薬王院へ行き、ムササビの観察を社務所に届け出ます。
ムササビは日没後30分~1時間程度が観察に適した時間帯です。
夕暮れまでは、リスを探して散策してください。
リスの可愛らしい仕草を見ることができます。
帰りのケーブルカーの終電時間までにケーブルカー高尾山駅に戻るようにしてください。
終電時間は、夏は遅く、春は早いです。
もし終電に乗り遅れても登山道には外灯も少しあるため、懐中電灯を持っていれば下山ができます。
日が落ちると寒くなるので、防寒具も準備しておきましょう。
高尾山の薬王院の境内にある木々の穴の幹にある穴を探します。
ムササビは、木の穴に巣があり、夜に木の穴から出てきて木の芽や葉、花、果実、種子を食べます。
出巣と思われる木の穴で待ちましょう。
ムササビは、巣穴から出てくる際に、鳴き声「グルルルルー」を出します。
巣穴から出て木を登り、他の木に移る際に滑空をします。
ムササビの滑空は、一瞬ですので見逃さないないようにしてください。
滑空は、前肢から後肢にかけて発達した飛膜を使い、樹木から樹木へ滑空します。
グライダーのようです。闇夜に40センチ四方もある動物が滑空する姿は圧巻です。
高尾山の薬王院の境内には、数十匹のムササビがすんでいます。
境内の木々がつける花や実はムササビの格好の食べ物です。
また境内に適度な間隔でそびえる巨木は、滑空の出発点や中継点に適しています。
巣から出たムササビは木を駆け上がり滑空します。
滑空距離は、飛び出すときの木の高さの約3倍で、30m の樹高があれば約90mも滑空できます。
日没後1時間30分もするとムササビの活動が緩やかになってきます。
この時間が大体のムササビ観察時間終了の目安です。
ムササビを観察する人は、年々増えてきました。
貴重なムササビの滑空を是非ご覧ください。
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