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今が見頃です シラタマホシクサ

2019-09-17 06:03:28 | 生物観察

今回は、名古屋市緑区にある大高緑地のシラタマホシクサが見頃を迎えたことを紹介します。

 

シラタマホシクサは、日本固有種で、東海地方の限定された湿地に生える植物です。

花の先端に直径1 cmの小さな花を付け、白色の短毛が白い玉のように見えます。

一面の花は、白いホタルが舞っているように見えるため、この名がつきました。

背丈は20-40 cm程度まで伸び、花期は8月下旬-10月です。

9月中から下旬が満開です。

 

名古屋駅から名鉄名古屋鉄道で10分ほどで「鳴海駅」に到着。

駅からタクシーで5分で、大高緑地に入り、大高緑地の花木円の前でタクシーを降りれば、南側の花木園にシラタマホシクサが満開でお出迎えしてくれます。


柵とロープで囲われていますが、ロープ近くのものはじっくりと観察できます。

花は、ネギ坊主のようですが、白一色で球にまとまっていて綺麗です。

シラタマホシクサを鑑賞した後は、大高緑地の園内を散策し、北端の琵琶ケ池へ行ってください。ここからなら10分ほど徒歩で名鉄の左京山駅に行け、ここから普通で名古屋まで戻ることができます。

9月に可憐なシラタマホシクサの花を見に行ってください。


おしどりの里、田峯城を巡る旅

2019-02-07 15:06:51 | 生物観察

今回は、オシドリを観察することができる愛知県東部の北設楽郡設楽町「おしどりの里」、「田峯城」を巡る旅を紹介します。

オシドリの里は、愛知県新城市北部の山間部にあるため、クルマで向かいます。

名古屋から国道257号線を通って1時間半ほどで到着です。 

この里では、長くオシドリを保護していて、毎年数百羽のオシドリが晩秋から3月上旬まで

生息しています。

色鮮やかなオシドリが有名ですが、これはオスの成鳥で、メス鳥、オスの幼鳥は、茶色の地味な色です。

 オシドリの里は、県道から豊川の上流寒狭川沿いにあります。

観察は、専用の観察小屋から行います。小屋の入場受付は、8:0016:00です。

カメラは、フラッシュをオフにしての撮影になります。

料金は、車1台につき300円です。カメラの三脚を使用する場合は、プラス200円です。

小屋には、青いビニールシートが貼られ、川側のシートに開けられた窓からオシドリを観察します。

オシドリは警戒心が強いため、静かにしてオシドリの飛来を待ちます。

見れる場合が多いですが、雨や風が強い日は飛来してこない時もあります。

じっと静かに待って、お目当てのオシドリのオスを見ることができた時は、その羽毛の鮮やかさに感動します。

土日は、観察者が多く、観察小屋が多くの人々で混み合います。

オシドリ他にもマガモなどの他のカモを観察することができます。

 

観察小屋の近くにオシドリ資料館があり、オシドリの写真が展示されています。

オシドリを観察できる期間は11月から3月上旬ごろまでです。

 

次に田峯(だみね)城跡へ向かいます。

この城は、1470年に築城された菅沼氏の小さな城です。

城内にあった本丸御殿、本丸大手門、搦手門(からめてもん)が1994年に復元されています。

入城料210円です。

小さいながらも本丸があり、戦国時代にタイムスリップしたような雰囲気を味わえる城です

本丸御殿内には、鎧などが展示されています。

 

オシドリの美しさを観察し、田峯城で戦国時代の城を味わってください。


西尾市「いきものふれあいの里」、華蔵寺「吉良公毎歳忌」

2018-11-24 12:40:15 | 生物観察

今回は、愛知県南部 西尾市の「西尾いきものふれあいの里」、華蔵寺(けぞうじ)の吉良上野介「毎歳忌(まいさいき)法要」を紹介します。

 

名古屋からクルマで国道23号線を通って1時間半ほどで「西尾いきものふれあいの里」に到着です。

駐車場からネイチャーセンターが見えます。

「西尾いきものふれあいの里」は、里山を再現した生物を観察できる22.4haの広大なビオトープが広がっています。

センターゾーンとサブゾーンで構成され、ビオトープガーデン、里山、トンボの里、チョウの小径などがあり、多くの生物を観察することができます。

入園無料です。双眼鏡、図鑑の貸出しもあります。定休日は、月曜日です。

まず、駐車場からネイチャーセンターへ向かいます。

ネイチャーセンターには、小草池に生息している魚類が水槽で展示されています。オイカワ、カワムツ、タモロコなど13種の淡水魚を見ることができます。

また、このあたりに生息する生物のビデオも見れます。

次に、ネイチャーセンターのまわりにあるビオトープガーデンへ行きます。

ここの池には、メダカ、モツゴ、ギンブナ、ヌカエビ、イシガメが生息し、鳥が休憩できる池、カブトムシの幼虫のための堆肥置場もあります。

 

ネイチャーセンターの南には、田んぼと沼があり、10/下旬から11/中までコウノトリが繁殖保護地の福井県からこの田んぼへ訪れてきました。

コウノトリが気に入った貴重な自然がこの「西尾いきものふれあいの里」にあるようです。

次に「里山エリア」へ向かいます。

最初に灌漑用のため池として造られた「小草池」が見えてきます。

この池には、ネイチャーセンターの水槽にいた多くの魚類が生息し、水鳥たちの憩いの場にもなっています。
広大な小草池を通って、東方にある里山エリアから「トンボの里」へ向かいます。

里山エリアには、田んぼ、柿の木、小川があります。


1kmほど歩いて行くと「トンボの里」に到着です。

ここには、山からの水を利用してトンボのヤゴが生息できる池を4ヶ所ほど設置し、オニヤンマ、オオシオカラトンボ、ミヤマアカネ、アジアイトトンボなどのヤゴが生息しています。池に近づいてよく観察するとヤゴが底で動いているのを見ることができます。

 

次にネイチャーセンターに戻り、クルマで万燈山のサブゾーンへ向かいます。

ちょっと道がややこしいのでネイチャーセンターの管理人の方に道を聞いてから向かってください。

 

クルマで10分ほどで万燈山のサブゾーンに到着です。

 

ここには、チョウの小径、野鳥の森があります。

この時期チョウはほとんど見れませんが、野鳥の森にはジョウビタキ、カモなどを遠くに見ることができます。

西尾いきものふれあいの里の観察時間は、センターゾーンに2時間、サブゾーンに1時間ほど必要です。

次に西尾市の歴史に触れるため「吉良上野介のゆかりの地」を巡ります。

まず「華蔵寺」へ向かいます。

吉良上野介は、江戸時代忠臣蔵で悪役の当事者ですが、地元西尾市では、洪水を防ぐ「黄金堤」(こがねづつみ)の建設、新田の干拓など数々の善政を行った「民のための殿様」として愛されています。

この吉良上野介の墓が、華蔵寺にあります。

吉良家墓所では、毎年、吉良上野介の命日:1214日に「毎歳忌法要」が行われ、当日は本堂横にある御影堂が開帳され、吉良上野介義央公、義安公、義定公の木像を見ることができます。向かって左端が吉良上野介です。

次に、黄金堤へ向かいます。

ここには、洪水を防いだ堤が今も残っていて、記念碑横には、吉良上野介が馬にまたがっている像もあります。

吉良上野介は、地元西尾市では今も愛されていることがよくわかります。

 

西尾市には、西尾城、吉良温泉もあり、また日本茶の生産が盛んで西尾の抹茶は有名です。

 

西尾で、自然、歴史に触れる旅をしてみてください。


高尾山でムササビの滑空を見よう

2018-03-10 12:05:27 | 生物観察

今回は、東京高尾山のムササビを観察に出かけます。

高尾山へは、新宿から京王電車に乗り、高尾山口駅へ行きます。

3月の高尾山は、若芽が芽吹く前で、ムササビを見つけやすい時期です。

 

午後から高尾山頂上へ行き、高尾山の雄大な景色を楽しみます。

次に高尾山ビジターセンターで高尾山に生息する生物を確認します。

 

次に薬王院へ行き、ムササビの観察を社務所に届け出ます。

ムササビは日没後30分~1時間程度が観察に適した時間帯です。

夕暮れまでは、リスを探して散策してください。

リスの可愛らしい仕草を見ることができます。

帰りのケーブルカーの終電時間までにケーブルカー高尾山駅に戻るようにしてください。

終電時間は、夏は遅く、春は早いです。

もし終電に乗り遅れても登山道には外灯も少しあるため、懐中電灯を持っていれば下山ができます。

日が落ちると寒くなるので、防寒具も準備しておきましょう。

 高尾山の薬王院の境内にある木々の穴の幹にある穴を探します。


ムササビは、木の穴に巣があり、夜に木の穴から出てきて木の芽や葉、花、果実、種子を食べます。

 

出巣と思われる木の穴で待ちましょう。

ムササビは、巣穴から出てくる際に、鳴き声「グルルルルー」を出します。

巣穴から出て木を登り、他の木に移る際に滑空をします。

ムササビの滑空は、一瞬ですので見逃さないないようにしてください。

 

滑空は、前肢から後肢にかけて発達した飛膜を使い、樹木から樹木へ滑空します。

グライダーのようです。闇夜に40センチ四方もある動物が滑空する姿は圧巻です。

高尾山の薬王院の境内には、数十匹のムササビがすんでいます。

境内の木々がつける花や実はムササビの格好の食べ物です。

また境内に適度な間隔でそびえる巨木は、滑空の出発点や中継点に適しています。

巣から出たムササビは木を駆け上がり滑空します。

滑空距離は、飛び出すときの木の高さの約3倍で、30m の樹高があれば約90mも滑空できます。

 

日没後1時間30分もするとムササビの活動が緩やかになってきます。

この時間が大体のムササビ観察時間終了の目安です。

 

ムササビを観察する人は、年々増えてきました。

貴重なムササビの滑空を是非ご覧ください。


ホタルの幼虫を観察する旅

2017-09-01 23:48:24 | 生物観察

今回は、ホタル学校でのゲンジボタルの幼虫を観察する旅を紹介します。

 

愛知県岡崎市の東部の山中に「ホタル学校」があります。

名古屋から名鉄に乗り、本宿駅で下車し、タクシーで20分ほどで「ホタル学校」に到着です。

 ここは、かつての鳥川小学校です。

この小学校でホタルの幼虫を育て川に放流していましたが、7年前に廃校となり、

現在は岡崎市がホタル学校として運営し、ゲンジボタルの幼虫育成、川の環境保全を行っています。

 

ホタル学校は、山間の里山のような場所にあり、学校の横を流れる小川でホタルの幼虫が

育ち、6月上旬に見事なホタルの乱舞を見せてくれます。

このホタル学校は、中部地方では有名なホタルの里になっています。

 

入口の水槽には、6月下旬に卵から孵化して川に入った幼虫とそのエサになるカワニナが育てられています。

 

ホタル学校の玄関に入って少し進むと右手にホタルの幼虫が見やすいように浅い容器に

入れられています。

係の方が石をどかすと5~8mmほどの幼虫が歩いているのを見ることができます。

 

ホタルは、成虫になって飛び立つと水しか飲まない生活となり、約1週間で死にます。

1週間の間にオスとメスが交尾をし、子供を産み落とします。

 

ゲンジボタルは、清流にしか生息しません。

清流の流れる川を守っていき、いつまでのホタルが光を放って飛び交う様を見ていきたい

ものです。

 

ホタルの飛び交う時だけでなく、幼虫も見学してホタルの一生を観察してください。