今回は、大阪淀川の十三大橋から長柄橋までの河川公園の野鳥を観察します。
阪急十三駅で下車し、東改札から淀川へ向かいます。
この堤防には、ジャコウアゲハの蛹がセメントの壁に多数あります。
蛹は、小さく薄茶色です。
この蛹が来春には、脱皮し、大きな美しいチョウになります。
河川公園は、広大で、川側に幅5mほどの砂利道が東西に伸びています。
この道は、トラックも走行していますので、クルマには注意してください。
ここから、十三大橋を阪急電車が梅田のビル街に向かう風景は素晴らしいです。
淀川の北側の岸には、干潟が広がっています。
しばらく歩いていくと、マガモ、カルガモが淀川を泳いでいます。
アオサギ、ツグミ、ジョウビタキ、ハクセキレイなどが観察できます。
干潟には、ヨシ、オギの草原が広がっています。ヨシは茶色、オギは白色です。
黒に白スジのハッカチョウが、きれいな声でさえずっています。
ハッカチョウは外来種で、住宅にも進出し、迷惑鳥になっていますが、いい鳴き声です。
この淀川河川敷には、木々も生えています。
ナンキンハゼの白い実が紅葉した葉と良いコントラストです。
新淀川大橋を過ぎ、JRの鉄橋を過ぎて川岸に行くとオオバン、イソシギが見れます。
JRの電車が大阪へ向かって鉄橋を走る風景は絵になります。
都会の川にも多くの野鳥が生息していますので、観察に行ってみてください。
良い景色、鳥のさえずりで気持ちの良い休日が過ごせます。