ダイアモンド~原石さがし

結婚5周年を迎えた夫婦のマイペースな日記です。

バンクーバーオリンピック~女子フィギュアの巻~

2010年02月26日 | 日々の出来事
いや~、終わりましたね~、女子フィギュア

やっぱりヨナが金メダル取りましたね
彼女は自分を持ってる!本当に強い選手だな~と思いました。

真央ちゃん銀メダル!
トリプルアクセルを2回も決めて(ショートプログラムも入れたら3回)
銀メダルを取ってわたしはすごいな~と思ったのだけれど、
真央ちゃん自身は悔しかったようでその気持ちがインタビューからも表彰式での表情からもすごく伝わってきました。
フリーはラフマニノフの「鐘」という曲で重々しく難しい演技だったと思うけれど、
真央ちゃん、本当にかっこよかった~~
自分のイメージとは違うものにも挑戦するって本当にすごいことだと思います。

美姫ちゃんもクレオパトラ、すっごくきれいだったし!5位なんてすごい!

今回わたしが泣いてしまったのは、鈴木明子選手の演技が終わった時でした
摂食障害で一時はスケートを二度とできないと思っていた時期もあったのに
本当によく戻ってきてくれました!彼女、本当にがんばったよね~。

男子フィギュアでもそうだったけれど、女子フィギュアでも日本人選手が3人も
8位までに入賞したのは本当に素晴らしい~~!!


それにしても、最近の日本人のフィギュアスケートの選手は手足が長くスタイルがよいですね。
ここから昔話になるのですが、わたしにとって最初の日本人フィギュアスケーターは伊藤みどりさんでした。
彼女は当時女子では跳べる人がいなかったトリプルアクセルに挑戦していてすごいなーーと思っていたんです。
アルベールビルオリンピックでもトリプルアクセルを跳んで結局転倒してしまったのですが、
フィギュアで日本人選手初のメダル(銀メダル)を取って本当に感動したのです
で、日本人がジャンプがすごいのは足がしっかりしているからなんだろうな~、
だから日本人は有利なんだ、と当時勝手に思い込んでいました。
しかし最近は足が細い選手もどんどんトリプルアクセルを跳んでいるのを見て、
その思い込みが本当に思い込みでしかなかったことに気付きました。
そういえば、伊藤みどりさんのジャンプを見ていると踏切から着氷まで
なぜかわたしまですごく体に力が入っていたような気がするのですが。
最近の選手はさらりと跳んでいるのかわたしが力むことがなくなってました。
スポーツってどんどん技術が高くなっていってるんですね~。
わたしがおばあちゃんになるころには5回転ジャンプする人も出てきてたりして。

女子フィギュアが終わってしまい、もうオリンピックも終わるんだな~と思うとなんだかさみしい
オリンピックの期間はとっても楽しく幸せな時ではあるんだけれど、
家事や勉強もおろそかになってしまってたのも事実。。
そろそろ現実の世界に戻らないとね

バンクーバーオリンピック~男子フィギュアの巻~

2010年02月26日 | 日々の出来事
バンクーバーオリンピックも残り一週間、終盤となりましたね
わたしは冬季オリンピックが大好きです
中学生の頃、カルガリーオリンピック(1988年)で
女子フィギュア金メダリストのカタリーナ・ビットの演技を見てからというもの
冬季五輪にはまりました

でもこれまでオリンピックをリアルタイムで見ることは少なかったんですよね。
ヨーロッパで開催されている時は時差で夜中に起きてられない…という理由もあったんですが、
実はわたし、メダルが期待されている種目(特に女子フィギュア)をリアルタイムで見るのが怖いんです
期待して見てしまうと、選手が転倒した時のショックがすごくて…
かなりのビビリなんですよ
「わたしが応援してたから転倒したのかな…?」と自分が疫病神であるかのように思ってしまう
非常にネガティブな人間です

それというのも…。

あれは16年前のリレハンメルオリンピック(1994年)。
ジャンプ団体で原田さんがとんだ時リアルタイムで見てたんだけれど。
3人飛んで4番目にとぶ原田さん。ちょっとぐらい失敗しても金メダルっていう状況だったんだけれど。
原田さん、緊張がすごかったのか失速してしまったんですよね
それでまさかの銀メダル。
銀メダルでも十分素晴らしいことなんだけれど、国民から金メダルを期待されていたから
原田さんや原田さんの家族はものすごいプレッシャーだったのか大変落ち込まれたようです。
その姿を見ていてわたしまで辛かった…

そして4年後の長野オリンピック(1998年)。
わたしがリアルタイムで見なかったのがよかったのか、
原田さんが出ているジャンプ団体は金メダル!
やっぱりわたしが見ないほういい方向に行くんだな~と変な確信。
(あんたにそこまで影響力ないだろっっってつっこまれそうですが…)
なのでここ最近のオリンピックは結果を知ってから競技を見るようになってしまいました…。
もちろん臨場感が違うのでリアルタイムで見るのが一番よいとは思うのですが。



さて今週すでに女子フィギュアが始まっているのですが、今日の話題は男子フィギュア
先週金曜日は男子フィギュアフリーがありました。
わたしは先日の記事にも書いたようにその日は東京にいたのですが。
会社では日本人選手が演技をする頃ちょうどランチタイム
一人一台ワンセグで見ていたらしく(4年前のトリノの頃はワンセグ、なかったよね?)、
織田信成のスケート靴の紐が切れてしまったところでは涙を流して応援していたらしい
それを聞いてとてもほほえましくなりました
オリンピックってみんなの心を一つにしますよね~。

プルシェンコが銀メダルに終わったのは本人やロシアにとってとても残念なことだったと思うのけれど、
金メダルのライサチェックの演技は本当に完璧で美しかったです。
4回転とばなくても金メダルをとれるという状況に
「フィギュアスケートがアイスダンスになってしまっている」と言ったプルシェンコの気持ちもわかる気がします。
フィギュアとはいえスポーツだし、その中でもジャンプの技術が一番求められていることは間違いないように思います。
でも…。
金メダルのライサチェク選手の演技には4回転ジャンプこそ入っていなかったけれど
レベル4のステップや長い手足を無駄なく使った演技。そしてスピード感。
絶対に失敗はできないというプレッシャーの中ひとつの失敗もなく演技を終えた強い精神力。
金メダリストに一番ふさわしい演技だったとしか思えません。
プルシェンコの演技も悪くはなかったのだけれど、
やっぱりライサチェクの演技を何度も見ていると完成度が違う!と思いました。


少し話はそれますが、サラエボオリンピック(1984年)とカルガリーオリンピック(1988年)の
女子フィギュア金メダリストのカタリーナ・ビットが以前こう言ったそうです。
「観客はゴム鞠が跳ねるのを見に来ているわけではない」
これは暗に当時トリプルアクセルに挑んでいた伊藤みどりのことを言っているのだろうと思われますが、
カタリーナ・ビットは決して皮肉を言ったのではなく、フィギュアスケートについてとても真面目に考えていて
ジャンプなど技術面が強調されすぎて美しさや芸術がないがしろにされていることを危惧して言った言葉だと思います。

今回プルシェンコが言ったこととほぼ逆のことかな、とわたしは思ったのですが。
フィギュアの世界で時期によって技術が強調される時、芸術面が強調される時があるのだと思います。
そして、どっちかのほうがもっと大切…とか言うのではなくて、どちらも大切なのだと思います。
ジャンプが得意だけど芸術点が低い選手がいるなら、弱点を伸ばすように努力すればよいと思うし、
演技力は十分だけれどジャンプが苦手な選手は一生懸命技術を伸ばせるよう練習したらいいんだろうと。
ともあれ、彼らのように自分の意見をどんどん言っていくことはこれからのフィギュアにとって
大きなフィードバックとなり発展を与えると思いました。
カタリーナ・ビットの言葉にしてもプルシェンコの言葉にしても五輪メダリストだからこそ大きな影響力を与えることができるのだと思います。

わたしのような全くのフィギュアど素人があまりえらそうなことは言えませんが、
今日はちょっと熱く語って長くなってしまいました。

今日はいよいよ女子フィギュアフリーです!
一人ひとりの選手が自分の最高の演技ができるといいなと思います
楽しみです