ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

小学校PTAの皆さんに同性愛者の声を!

2010-06-24 03:58:14 | Weblog
6月23日、愛媛県西条市の丹原小学校PTAの皆さんによる人権学習の一環で
性的マイノリティを取り上げてくれることになって、講演に行ってきました。

松山から車で1時間、日常生活としては松山の経済圏にはならないだろうのどかな地域です。
松山以上に保守的と思われるような地域の小学校PTA、それも親父の会主催で実現したんです。

PTAの親御さん向けでは初めての挑戦で、自分もいろいろ思い描いて行ったのですが
若い親御さんたちや、熱心な小学校の先生たち50人ほどが集まってくれていました。

親御さん向けということで、自分と親との葛藤について時間を割いて話しつつ
性的マイノリティの基礎知識や差別の実態、社会の変化や愛媛の活動の様子を伝えました。

1時間の予定を10分超過、それでも何か伝え切れなかったものがあって
自分としては何とも実感がなくて、帰りも何か悶々としたものをもちながら自分を振り返ってました。

最期まで声の張りを出していきたい。そんな目標もあったのですが、どうも後半は・・。
まあ、自分のことを話し理論的な説明をしというの張り切ってやるのは難しい。

質疑応答の時間は取れなかったのですが
終了後の懇親会に参加させて頂くことが出来ました。一部の親御さんと膝を交えることが出来ました。
こういう機会をもてたことは本当に有難いことでした。

お話していると、あれも話しておけばよかったとか、あれよりこれだろう!とか思い起こしたり
せめてこの目の前の方に話しておこうと思ったり・・

もう少し時間があったら、他の親御さんの席にも顔を出しておけばよかった、
あの話をしてる間に顔を見せて直接話しておけばよかったなーなんて思ったりね。

そんなことを思いつつ、どこから次のエネルギーを出せるかな~なんて消化不良の自分を
説き伏せながら帰ったのです。

話を聞いて皆さんに、今日もアンケートを書いていただきました。
いただいたアンケートを家に帰って見てみると、随分と多くの皆さんが書いてくれていました。

その内容を読むと、思った以上には伝えれたのかもしれないなと救われた気持ちになりました。
また近日その感想は、みなさんにも読んでいただこうと思います。

想像以上に柔軟な若い親御さんたち。PTAの皆さんにこのことを伝えることは
とてつもない意味をもつことになるのだと確信できました。

また次を頑張らなければ・・そんな勇気を親御さんたちからいただいていたのでした。

明日、自分の両親のところにも報告しなきゃいけないな・・
ありがとう頑張れたよと伝えに行っておこう。そんなことを思いながらの夜更けです。

今日の講演にはレインボープライド愛媛の仲間が二人応援に来てくれていました。
勉強したいからという学生の彼、そして、ずっと気にかけてくれていて、ようやく自分の講演の
様子を見てもらうことが出来た支えになる仲間。すごく心強かったよ。

そして今回の実現において、影に応援していただけた皆さん、本当にありがとうございました。

今日の一歩はまた大きい。
PTAの皆さんとしては、松山でもまだ出来てないことを西条市で踏み出してくれました。

同性愛や性同一性障がいについてPTAが真正面に向きあってくれたのです。
そのことの意味はこれから大いに伝わっていくでしょう。

PTAの方や先生方が、今日の主旨を説明をいただけたのですが
PTAとしても性的マイノリティのことがちゃんと向き合える時代がきたのだなと思えました。
もう躊躇する必要はないということが明確に伝わってきました。

すごいなあ。
これからもどんどん変わっていくだろうね~


レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/
コメント
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