ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

先生方に性的マイノリティへの理解を(新居浜高専)

2010-06-16 00:50:55 | Weblog
今日は新居浜まで講演に行ってきました。

新居浜工業高等専門学校の先生方が、教職員向けの学生相談研修として
性的マイノリティをテーマに取り上げてくれたのでした。
http://www.niihama-nct.ac.jp/

「人権問題としての性的マイノリティ(同性愛・性同一性障害について)」
という題で、基礎知識から先生方に意識してほしいことをお願いしてきました。

先生方40名強集まっていただけたでしょうか、とても熱心に聴かれて、1時間ほどの
講演後、質疑応答では4,5人の方が挙手していただけるなど、より理解を深めていただける
ような濃い時間になりました。

気になった質問に、生徒に人気の行事として「おかまコンテスト」なるものがあるのだそうで
生徒が大変楽しみにしている企画なんだそうです。
こういうものはどう思うか?どうしていくべきだろうか?というものでした。

ホモネタ、オカマネタというものは根が深く、簡単に禁止出来にくいものでもあります。
日本古来から場を和ませる?余興としてあるし、天岩戸に隠れた天照大神でさえ、その騒ぎに
つられて出てきたという神話があるくらいですもん・・。

喜んで楽しんでいる人々に水を差すというのは本当に難しい
お笑いの文化?まで否定するのか?という点は自分も分からないところがある。

とはいえ、その行事がどのような笑いに満ちていくか、ステージ上でどんな態度がされるか?を
思うと、当事者にとってはいたたまれないものになる部分が多いにあることは十分想像できる。

とりあえず、自分からの回答として
今回の学習会をいい機会としてもらって、次回その行事を実施するにあたっては
生徒に性的マイノリティのことを伝え、どのような行事であれば思いやりを持ちながら
みんなが楽しめるものになるか、ということを考えさせてみては?と答えました。

最近は深夜番組などで、オカマをアピールする趣旨ということではなく
男性がいかに綺麗な女子に化けられるか?ということを競うものもありますから。

実際に生徒との関係を日々されている先生方の思いや悩み、戸惑いを真摯に話してくださって
自分にとっても学ぶことが出来た会になりました。

レインボープライド愛媛では、教職員向けの人権研修の一環として
性的マイノリティをとりあげてもらうように要望をしているところです。

熱心な先生方から声が上がりはじめてて、今年も何校か希望が来ています。
自分もできる限り訪問して話をしていきたいと思っていますので、ぜひ検討いただきたいです。

愛媛県の人権研修講師紹介に性的マイノリティの話が出来ることになっていますので
学校にとっても呼びやすい、企画しやすいように県もバックアップを整えてくれているんですよ。

新居浜高専でこのような研修が実現したこと、本当に嬉しい出来事でした。
こうやって少しづつ愛媛に伝わっていくんですね!

来週は西条で小学校PTAの皆さんに講演してきますよ~。


レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/
コメント
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