ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

性同一性障害を理由に解雇(愛媛新聞)

2010-03-26 01:43:06 | Weblog
愛媛新聞3月21日(日)7面に性同一性障害について書かれた記事が大きく掲載されました。
特集記事としてページの半分を使っての想像以上に大きな掲載にびっくりしました。

愛媛県内における性同一性障がいの当事者たちの生の声を取り上げた事は初めてではないでしょうか。

先日も他県で性同一性障害と診断された児童や生徒に対し、戸籍上の性別とは別の制服を来て登校する
ことを認めたといったニュースなどで注目があたっていたところでした。

この地元愛媛ではどのような状況にあるのか?という愛媛新聞の特集記事に
自分たちレインボープライド愛媛の仲間たちが取材に協力して実現したのでした。

性同一性障がいの当事者であった社員に退職を迫られ、身を引いた彼女・・
話を聞いたとき、本当に腹が立ち、憤った。

このままを許して良いはずがない、退職するのだとしても泣き寝入りはどうかと話をしたのですが
あまりの情けなさと、ショックで何も行動を起こしたくないとのことに自分も虚しい思いでいた。

こんなことが愛媛で起きた・・・このことは社会に知っておいてもらわねばならないのではないか?
そう思っていた中で、ちょうど記事で性同一性障害を取り上げてもらえる機会を得たのでした。

これほどの扱いを受けながらも、自分らしく生きられるようになった現状に喜びを感じて
笑顔で次へ進むんだ~という彼女の言葉の重みが文面の中に読み取れるように思う。

相当な思いで取材を受けることをふんぎってくれたことと思います。
この記事により、今後また別のだれかが2度とこのようなことがないようにと願いたい。

性的少数者のことが愛媛のような地方でも当然にあることがこのように伝わることで、まだまだたくさん
いるだろう地元に住む当事者たちに一人じゃないことが伝わればいいし、勇気になればと思う。

取材を受けてくれた二人目の彼は、治療に踏み出すことも、カミングアウトすることも勇気がない
そんな気持ちを素直に話してくれました。多くの当事者がそうであろう気持ちの代弁でもあります。
二人対比となって複雑な現状を知らせることが出来ていますよね。

この記事を読んで、早速コンタクトを取ってくれた方もいます。本当に嬉しいこと。
一人で悩まないで、抱えすぎないで、繋がって支えあいをして欲しいと思います。

記者さんはこのところ自分たちの活動を見守ってくれて何度か記事にもしてくれてる方です。
今回も熱心に取材され、良い記事を書いてくれました。頼もしいです。

地に根ざした活動を今後もしていきたい、まだまだ頑張らなくちゃ!!
そんな元気をもらえた記事でもありました。

こっちの方が大きく読めるかな?
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/61142474.html


レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/
コメント (2)
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