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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Shahnameh : 10 The Return of Kai Khosrow (2)

2010-12-18 10:11:06 | Kindle
一方、イランからSaiawoshの仇討ちの軍が来ると知らせを聞いたAfrasiyab、1番お気に入りの息子Sarkhaにこれを迎え討つよう命じます。しかしSarkhaはRostamのキャンプに攻撃を仕掛けて捕まって、殺されてしまいます。これには、さすがに最近いい人になっていたAfrasiyabもたまらず、復讐を誓い、自身が出陣。すると今度はPiranの弟PilsamがRostamと戦う事になります。Piranは止めますが若いPilsamは聞かず、Rostamは当然のように彼をすさまじい怒りをもってやっつけてしまいます。その上馬の上から彼を片手で持ち上げ、「この男に金の服を着せてやれ。私が青くしてしまった」…これでTuran軍はすっかりやる気を無くしてしまいます。

ついにAfrasiyabも撤退せざるを得ない状況に。彼は、Saiawoshの子をどうしたものかとPiranに相談しますが、Piranは急いで殺す必要はありません、イランに噂が漏れないよう遠くに送りましょう……。そしてAfrasiyab自身も中国国境へ撤退しました。

イラン軍は厳しく攻め、Turanを占領したRostamはAfrasiyabが座っていた玉座に座り、そのまま7年の月日が流れました。しかし8年目にKai Kawousの意向で皇帝の傍に戻りました。それを察知したAfrasiyab、戻ってきますが、我が家の変わり果てた様子に愕然。自分の軍勢に命じて仕返し作戦。戦争で土地が荒れ、おまけに7年の間は天が雨を降らせてくれず、肥沃だった土地は荒れ放題になりました。

そんなある日の事、鍛冶屋Kawahの子孫、年老いたGoodarzがある夢を見ます。雲の中にSerosch神が現れ、「よく聞くのだ。TuranにSaiawoshの勇敢でしっかり者の息子がいる。その少年Kai Khosrowのみがイランを救済できる。そなたの息子Geewに彼を捜させるのだ。」

Goodarzが息子Geewにこの話をするとGeewは快諾。供は誰が良いかと聞く父に「他に誰もいない方が良いでしょう。馬だけで良いです」と言って出発。

しかしそれはまた厳しい旅でした。7年(また7年か(^^;))の間捜し続け、もう、父上の夢を見せたのはDeevでないか(笑)と思い始めた頃、…ついにその時が来ました!

森の中の噴水の脇に、杉のようにほっそりとした若い男性が座っています。手にワインカップを持ち、花の王冠を被って(このモチーフ、あの中東のロミオとジュリエットのラストに似てるw)、気品のある物腰。思わず前に進み出て
「これが王でなければ私はもう捜索を諦めます。何故ならあなた様はSaiawosh様とうり二つなのです。」
するとKai Khosrow
「Geewよ(何故名前知ってるんだ?)、良く来てくれた。Toos、Goodarz、RostamやKai Kawous様の様子を聞かせておくれ。皆様はこのKai Khosrowをご存じなのか?」
Geewはこれを聞いてとまどいます。(やっぱり)
「どなたが、GoodarzやToosやRostamやKai Kawous様の事を話されたのです?何故私の名をご存じなのですか?」

Geewが来るという事は父Saiawoshの予言だったそうで。

Geewは念のため、Kai Khosrowの「Kaianides」のマークを確認。(そういうのがあったんだ)Kai Khosrowは腕をまくってマークを見せます。(どんなマークなのか説明がないっ)何でもKai Kobadの時代からあるそうです。

2人はSaiawoshの町に向かいました。Ferangisが歓迎してくれましたが、長居は危険です。おそらくSaiawoshに頼まれた事、山に行って剣と馬(Behzah)をゲットする方法を手早く説明します。しかし少なくても21年+数年経っているのに、同じ馬使えるのかねw …しかしまあとにかく、言われた通りに馬と武器を持ち帰ったKai Khosrowに、Ferangisは父の鎧を与え、Ferangis自身も鎖帷子を着て馬に乗って(お~エオウィンみたい)Afrasiyabの国から逃れます。(FerangisってAfrasiyabの娘、だよ)



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