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Satan in St.Mary's : 感想

2008-05-20 20:42:34 | Athelstan・Doherty
アセルスタンシリーズと,似ている所と違う所がありますが,恋する情けない騎士(笑)コーベットもやっぱり魅力的でした。アセルスタンシリーズと同じく,愛読書になりそうです。

時代背景は,十字軍遠征と,イングランドとウェールズの血みどろの戦い。。。。う~む,元々世界史あんまり得意でなかった私には,ちょっと難しかったです。

正直言って,貞淑な修道僧と子持ち検視官の話しか知らなかった頃は,ドハティさんがお色気シーンも書ける小説家とは思っていませんでした。失礼っ!(笑) コーベットは騎士ですが,実はあんまり強くないという所が結構ツボです。元囚人ラナルフ,元々の手癖はそう簡単に治りませんが,中でも止められないのが女。(爆)またまた楽しいコンビの出現で,続きの巻を読むのも楽しみです。今映画界テレビ界こぞって面白い作家の発掘が流行ってますが,ホント,そろそろキテ欲しいですね,ドハティさん。

ところで,今回のお話は1284年,コーベットは30才前後,ラナルフは16-7才位ですが,実はシリーズ3巻から,その15年後からそれ以降の話になってしまうんですね。という事は,このシリーズの本領発揮は3巻以降という事っぽいです。つまり,そこまで読まないと,まだまだこのシリーズの良さはわからないのかも。コーベットの職業も,王座裁判所の書記官から,露骨に(笑)エドワード1世のスパイに変っているし,その頃はラナルフもいい大人だと思いますが。一体どうなってしまうのか,ちょっと心配ですが,ゆっくり,楽しみに読んで行きたいと思います。


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