goo blog サービス終了のお知らせ 

ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Odyssey読書 : 15 Telemachus Returns (2)

2005-05-25 22:09:45 | BookClub
TelemachusがPylosを発とうとしたその時,見知らぬ人がやってきました。彼は高名な予言者の一家(うじゃうじゃ説明があったのをこの一言でまとめました(汗))の出で,名をTheoclymenusと言いました。彼は,Telemachusの名を聞くと,人を殺してArgosから逃げて来た所です,是非匿って下さい,と懇願します。Telemachusは快く承知して,彼を連れてIthacaに出航します。

一方,Eumaeus家の,「Odysseus本人なんだけど変装させられているじいさん」,Odysseusの城に行ってSuitorに会ってみたいものだ,と言いますが,Eumaeusは,とんでもないと言って引き止めます。

ではその代わり,Odysseusの両親は健在ですか? と「Odysseusじいさん」は尋ねます。Eumaeusは,Odysseusの父は息子の不在の悲しみですっかり年取ってしまったが,まだ生きてます,しかし,彼の母は悲しみのあまり死んでしまった,と言います。

そして,彼は不思議な事を話し始めました。何と,彼は,Odysseusの末の妹Ctimeneと一緒に,Odysseunsの母に育てられたのだそうです。それを聞いて驚いた「Odysseusじいさん」,一体あなたの本当の両親はどうしたのか? と尋ねると‥‥

実は,Eumaeusは,Ithacaから遠く離れた,Syrieという国の王子様だったのでした。しかしある時,彼は,Phoenicia人にたぶらかされた女に誘拐され,王宮から連れ去られてしまいます。女は死んでしまいますが,Phoenicia人はIthacaに着いて,Odysseusの父が,彼を買い,育てました。

それを聞いたOdysseusは,たいそう驚きました。

その頃,TelemachusがIthacaに到着します。彼は,Theoclymenusに,今自分はあなたの面倒を見る事はできないとの旨を伝えます,が,その時,鷹が雁を持って現れます。その羽がひらひら落ちてきたのを見て,Theoclymenusは,これはお告げだ,と人払いし,Ithacaで,もっとも栄える家はあなたの家しかない,と,Telemachusに言います。

するとTelemachusは,忠実な友人PeiraeusにTheoclymenusを預け,Eumaeusの家に向かいます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。