Story Layla & Majnun 価格:¥ 1,280(税込) 発売日:1996-02 |
ベドウィンのあるSayyidは長らく息子に恵まれませんでしたが、ようやく男の子を授かり、Qaysと名付けました。Qaysは美しく賢い子でした。彼は学校に通い、Laylaという女の子に出会い、恋に落ちました。しかし、戒律の厳しい国での事、やがて、皆に後ろ指をさされるようになります。
(出会い方が、ファン・ジニとウノを思い出させる。。。)
どうしても恋心を抑える事のできない若いQaysは、やがて周囲にmad man=Majnunと呼ばれるようになります。そしてLaylaの一族がついに怒りの声を上げ、彼女を家に閉じ込めてしまいます。
悲しみのあまり、Qaysはますます自暴自棄。誰も寄せ付けなくなります。でも、恋の詩を作るのは上手になり、その時だけは、人が聞いてくれました。
ある時、ついに我慢できず、Layla一族の住むテントに忍び込むQays。しかし、彼らに見つかって追い出され、それ以降ガードを固め、入れなくなってしまいました。Qaysの一族も、彼を恥さらしと言うように。。。
しかしここでパパ登場。息子が冷静さを失っているのは、その娘の為と理解したパパは、早速Laylaの一族を訪問。意外にも、彼らはSayyidを歓迎。ご馳走で歓待してくれます。それに気を良くしたパパは、Laylaのパパにお嬢さんを頂きたいと申し出ますが、「あなたは歓迎するが気違いには娘はやらん。」とお断り。
がっかり帰宅のパパは、うちの一族にもかわいい娘は一杯いるぞと慰めます。しかし、Majnunには逆効果。彼は自宅を飛び出し、吟遊詩人気取り。ひとしきり話をすると、倒れてしまいます。一族の人々は、そんなMajnunを担いで帰ります。
(う~~~ん、ウノみたいだ)
何とかMajnunを助けたいお父さん、息子と共に、メッカ巡礼。神の前で恋の悩みから解き放してもらいなさいと勧めますが、Majnun、愛が自分の元気の源、さらに強くなる事を神様にお願いします。(パパ、手立てなし(笑))
メッカ巡礼失敗のニュースはLayla一族にも伝わり、Laylaが汚されると恐れた若頭は思わず剣を抜き、雄叫び。たまたまこれを見ていたSayyidの一族の男がパパに報告。息子の命が危ないと慌てるパパ。しかもMajnunはまた家出。
その頃、あるベドウィンの旅人が、山で悪魔のような骨と皮だけの蛇のような生物を見たと言います。それを聞いたSayyid、生物の特徴が息子に似ている、と、慌てて捜索。ようやく骨と皮のMajnunを見つけ、どうかいつまでも泣いてないで笑ってくれと懇願するも、Majnunは、アリに騙されて笑ったばかりにアリに逃げられご馳走を食べ損なった鳥の話をして、不適切な時には笑えんと、屁理屈。(^o^;)
う~~む、同じKhaled Hosseiniさんの副読本でも、こちらはShahnamehとは全く雰囲気違いますね。Shahnamehの方はまだイスラム教が浸透する前の話で、恋愛はほぼ自由だし、今の所女性の登場人物全て?肉食系女子(^^;)ですが、こちらは完全にイスラムの戒律の世界ですものねぇ。
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