ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

One Flew over the Cuckoo's Nest (167-176)

2006-02-28 01:24:38 | BookClub
ある日の昼食,Sefeltがトレーをひっくり返した。FredricksonとScanlonが助けようとしたが,黒人達は彼らを捕まえ,引き戻す。黒人は「Sefeltさんは,薬をいらないってよ。」と言う。Miss Ratchedは頷いてニコニコしている。McMurphyはこの光景を見るのは初めてだ。「彼はどうしたんだ?」Miss Rathcedは彼を見ずに「Sefeltさんはてんかんの気があるんですよ。薬を飲まないとこういう事になるっていつも言っているんだけどねえ。」
これに対して,Fredricksonが激怒。「それだけの事で奴を苦しめるのか?」Fredricksonは,Sefeltが,いかに薬の副作用や,彼の外見についてとても心配していた事を説明しようとする。しかしMiss Ratchedは,最初は彼の腕を押さえていたが,やがて「何をそう怒る事があるんですか!」と言い返す。そして,「彼は今日は休んだ方がいいわ。」と言ってFredricksonの肩を叩く。Fredricksonは「俺もDilantinを飲んだほうがいいのかい」

す・る・と・Miss Ratched「もっといい方法があると思わない?」

(このおばはん,ホント,ムカつきなんてレベル超えてますねぇ~。蛙お婆どころじゃないじゃん)

担架が運ばれてきた。Sefeltは既に半分正気を取り戻していた。彼の頭ににたんこぶが,黒人の棒の先には,彼の口に突っ込んだ時についた血糊がついている。Chiefは彼がこれからShock Shopに連れて行かれると察知。「薬は副作用があったとしても,これよりはいいでしょう?」Fredricksonは,下を向いて震えている。McMurphyはそっと彼に近づき,何の薬なのか?と訊く。彼はけいれん防止の薬と言うが,歯茎を見せる。「この薬,歯茎を腐らせるんだよ!」(彼がいつも『歯が抜ける』と気にしているのはその為だったか)
Sefeltは担架で連れて行かれた。

何があっても,彼らはちゃんと修理するんだ‥とChiefは思う。

Chiefは時々図書館に連れていかれるが,彼は図書館を怖がっている。(彼は教育を受けた人らしくない言葉を使っているけど,大学まで行っていたんだ,それなのに,図書館が怖いとは‥)黒人がHardingの奥さんを連れてきた。彼女は黒人に投げキッス,しかしHardingは動じない。Hardingは,マンガを読んでいたMcMurphyを呼び,奥さんを紹介する。彼女の爪は血のように赤い。奥さんはMcMurphyに「Varaって呼んで」と言う。そして彼女は夫が久しぶりに笑っている事に気付く。

彼女は煙草を欲しがる。Hardingは「今切らしてる,制限されているんだ」「あら,あなたに十分って事はないわよね。」McMurphyが煙草を提供する。

彼女が行ってしまうとHardingはMcMurphyに「どう思う?」と聞く。しかしMcMurphyは,突然怒り出し,「邪魔しないでくれ」と言って,マンガを読み始める。皆びっくりして口をぽかんと開ける。(しかし)McMurphyは夕食の時間にHardingに謝る。何がそうさせたのかわからない,と。するとHardingは,彼女のせいだろ,と言う。McMurphyは「俺に悪い夢を見せたのは彼女じゃないさ。」と言う。「どんな夢だ?」「わからないけど,顔の夢なんだ。」

Martiniが古い水治療法用のパネルでパイロット遊びをしている。彼は標的に狙いを付ける。カードゲームをしていた連中は慌ててそれを見ようとするが,何も見えない。MartiniはMcMurphyに「見えないか?!」と訊く。McMurphyは「誰?何も見えないぞ」「ちょっと待って,彼らは君に見て欲しいんだ。」「何も見えないよ!わかったか!」するとMartini,「ああ,‥冗談だよ。」

McMurphyは「そんな冗談,気にしないぞ!」と言って,カードを切る。カードは,彼の震える手の中で,弾けて,散らかった。


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