ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

One Flew over the Cuckoo's Nest (158-166)

2006-02-27 00:02:09 | BookClub
グループミーティングでは,患者達は,何故週末位朝食後にゆっくり休めないのかと言うようになった。Miss Ratchedは,1人でよからぬ事を考えるより,皆で一緒にいる方が治療上いいからだと言う。

Miss Ratchedは,あなた方がおとなしくしているのなら,ドクターに相談しましょうと言う。Cheswickは,ドクターがそれについて答える前に今度は煙草について話を展開。ドクターは患者が自由に煙草も吸えないのかと驚くが,Miss Ratchedは,McMurphyが来てから,賭けに使われるので1日1箱としている説明。

McMurphyはこんな騒ぎに何かしら手を貸していたが,しかし,不思議とMiss Ratchedもスタッフ達もMcMurphyには怒らない。

水曜はプールの日。Chiefはプールが嫌いだ。黒人達につつかれないよう,彼はMcMurphyの傍へ逃げる。MuMurphyは,ライフガードと,刑務所も病院とどちらが楽か議論していた。ライフガードは年取ったフットボールプレーヤーで,気ままな振る舞い故にDisturbedにいた。彼は腕の怪我が治ったら,帰れると言う。

「それでいつ治るって言われたんだ?」とMcMurphyが聞くと,彼はゆっくり立ち上がり「俺はもうプレーできないよ。でも何かは出来ると思うんだ。」そして椅子に座って「酔っ払って争乱を起こしてここに来て8年と8ヶ月になるよ」と言う。

McMurphyはその後ずっとその事について考えていた。彼は6ヶ月の刑で農場で働いていたが,既に2ヶ月が経過。あと4ヶ月だ。この病院の暮らしは農場よりはよいが,それが長引くのはよくない。ChiefはMiss Rathed達の企みを思い出して恐ろしくなる。

McMurphyは翌朝早起きして,トイレをきれいに掃除してMiss Ratched以外の全員を驚かせた。ミーティングでCheswickはまた煙草の事で騒いでいる。彼は子供扱いされたくないと主張し続ける。その日McMurphyは後ろでトランプのカードをいじっていて,黙っていた。
Cheswickは黒人に連れ去られる。McMurphyは相変わらずカードを切っているだけだった。
患者達は,McMurphyは何かもっとすごい事を企んでいるのかと噂していた。しかし,Chiefは気付いていた。あのライフガードとの会話で,彼は悟ったのだ。ちょうどChiefの父が,結局,ダムを作る事を認め,お金を受け取った方が仲間の為になると悟ったのと同じ事だ。おとなしくしている方が身の為だ。やがて他の患者達も気付いてきた。

Cheswickすらそれを理解したようだ。彼はDisturbedから帰ってきて,彼の行いは賢こかったと言う。しかしプールに着いた時,彼は何かしなきゃと言って,水に飛び込んだ。その時彼は指を格子に挟んでしまった。ライフガードもMcMurphyも黒人達も彼を助けられず,ドライバーでようやく格子をはずした時,Cheswickは格子を持ったまま,溺れていた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿