ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Slaughterhouse Five 2 (2)

2010-09-07 23:56:46 | BookClub
Slaughterhouse-FiveSlaughterhouse-Five
価格:¥ 723(税込)
発売日:1991-11-03

ビリーが最初に「はがれた」のは、1944年の事だったそうです。(あら、飛行機事故がきっかけではなかったのね)ビリーにとっては、別にTralfamadore星人は関係ないみたい(笑) 彼は軍隊内で牧師さんのアシスタントをしてました。牧師さんのアシスタントは「面白い人」がやるのが通例だそうで、ビリーも例に漏れず、敵を殺す事はおろか、友人を助ける事もできない弱虫(いや友人もいない)で、牧師さんのしもべとなってました。出世も表彰も望まず、武器も持たず、兵士にとってはうざいだけのキリストも愛すべき存在だったそうで。他に、Camdenの掃除機メーカーの作った祭壇とオルガンも管理してました。

ある日曜の朝、ビリーは50人程の兵士を前に賛美歌の曲をオルガンで演奏中。そこへ「アンパイア」と呼ばれる、仮想戦闘で勝った負けたを語る人(そういう人がいくらでもいたらしい)がやってきて、今この場所は仮想敵に爆撃され、仮想全滅したと告げます。仮想死人は笑いながら昼食。。。。その直後、ビリーは父の突然の死を聞きます。

ビリーが忌引き休暇から帰った時、ルクセンブルグで苦戦している部隊への転属を命じられました。彼はこの部隊で落ち合うはずだった牧師さんに会えず、十分な装備すら支給されないまま、ドイツ軍の攻撃で部隊は壊滅。生き残ったのは、見張り役2人と対戦車射撃手、そしてビリーの計4人。

4人の最高尾を歩くビリーは武器も持たず、21才にして髭に白いもの、頭は禿げ、かかとの抜けた靴(父ちゃんの葬式用に買った)全く兵士らしくない格好でした。

4人組は突然何者かに狙撃されます。対戦車射撃手ローランド・ウェアリーはぼ~っとしているビリーに「さっさと隠れろ!このmotherfucker!」

(これを聞いて何かに目覚めた(笑)ビリー)

ウェアリーは、この日何度もぼんやりしているビリーの命を救いました。彼は、ビリーと同様新しくこの部隊に参加していましたが、うっかり不要な1発を撃って敵に見つかり、彼を残して小部隊全滅を招いてしまったそうです。

ウェアリーはピッツバーグ育ちの18才。バカでデブで意地悪な嫌われ者でした。彼の父は母に拷問用の蝶ネジiron maidenのついたランプをプレゼント?

以前ウェアリーはビリーにIron Maidenの底の水抜きや、父のデリンジャー・ピストル等について話してくれました。ウェアリーはまたblood gutterが何か知らなかったと言ってましたが、それは刀の浅い溝の事でした。さらに拷問や処刑について…(気味悪いのでや~めよ)

壕に避難したウェアリーとビリー、ウェアリーは父からもらった三角ナイフをビリーに突きつけます。「本で読むような事より実社会の方がいろいろあるんだぜ~」ビリーはいじめられっ子でした。彼は傷だらけのキリストが付いた恐ろしい十字架を持ってました。

…とは言っても彼はカソリックではありません。父は全く無宗教、母はオルガン奏者でしたがどの教会に入るかは決めてませんでした。でも十字架好きで、ある日サンタフェのギフトショップで買ったものが、ビリーの十字架です。

しばらく待って、誰もいない事を確かめると4人は再び外へ出て森を歩きます。雪があるので道は歩けません。

ローランド・ウェアリーはTweedledumかTeedledeeみたいと思ってるビリー。確かに、どことなく、ダドリー・ダーズリーの面影ありますねぇ(笑)これって英米人の考える「嫌な奴」のステレオタイプなのでしょうかね。それに彼はモノ持ちです。シャツやズボンの他にコートやらブーツやら、下着も複数持ってるし。携帯食器、ナイフ等々とにかくいろいろ持ってます。(ドラえもん!)それに堅いコンドーム(病気避けにしか使わないそう)きわめつけは汚い女性の絵。何に使うって、シェットランドポニーを「ダッチワイフ」に……(思わずシェットランドポニーって「何」だっけ?ってWikiしちゃいました(爆)お~!きれいな金髪だ!)しかし彼18才って言わなかったっけ?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿