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ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Through the Looking Glass 感想

2006-10-25 01:23:12 | BookClub
本当の題名は,Through the Looking Glass, and What Alice Found Thereというのですね。こちらは,『不思議の国』以上の愛読書で,最初に原書読書を試みたのも,実はこちらが先です。でも,いくら試しても,最初の段落で撃退。(笑)

ルイス・キャロルことC.L.ドジソンは,1832年生まれの1898年没。亡くなったのはC.S.ルイスの生まれた年ですね。彼の実家はアイルランド系の,聖職者と軍人を輩出する裕福な家柄なのだそうです。お父さんも数学の才能を持っていて期待されていたのだそうですが,一牧師として慎ましい一生を送ったのだそうです。彼はお父さんの後を継いで,オックスフォード大学のクライスト・チャーチ校へ。で,やはり数学で優秀な成績を修め,教鞭を取るようになるのですが,教師,数学者として活躍する一方,聖職者であり,写真を取ったり,なかなか多趣味ですね。写真で見る彼は,すらりと足が長くて,今風の若いお兄ちゃん的です。(笑)

何か,アイルランド系とか優秀な成績で学校に残ったという辺りが,C.S.ルイスを思い出させるような経歴ですね。また彼もキリスト教には深~いバックグラウンドがありますね。それにしても,経歴が似ている人が多くて,何が誰の経歴だったのか,しばしば混乱する事があります。(^o^;) ちなみに,ルイス・キャロルより20才位年下のゴッホも,牧師の家庭で育っていたりとかしているし。。

左利きを無理矢理矯正されて暗い性格になったとか,どもりを気にしていたとか言われていますが,お友達は多かったようなので,今でいう,オタクなのでしょうかね。

今回読むまで全く知らなかったのですが,アリスにはアレゴリー的な面もあるそうで,特に『鏡の国』は,ライオンとユニコーンの話など,なるほど~と楽しむ事ができました。


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