Peace!!のブログ

岐阜県富加町の古い家で、小さな店をしていました。暮らしや、ご飯について、政治について思うことなど。

我慢を強いる世の中っておかしくないの?

2018-08-26 06:32:57 | インポート
今日はお店の話ではないです。
最近、ニュースをみていて疑問に思っている事をつらつら書きます。

佐賀県知事が佐賀県にオスプレイを受け入れると表明しました。
騒音がひどく、安全性も疑問視されているオスプレイだから、地元から反対の声もありました。特に漁業組合からは魚が居なくなるんじゃないかと強く反対されていて、その事は知事も知っておられたのに、この急な決定だったそうです。

1年間に5億円が国から支払われるそうで、それを地域振興に充てると言われているようですが、国はいつもお金でものを言うような所があるけど、そんなにお金に余裕はないはず。だいたいそれは、あなた達の自由にしていいお金じゃない。

佐賀県のオスプレイの配備に反対している方々が気の毒すぎてショックです。
反対しているのに配備されることが気の毒なのではなく、話をろくに聞かず、納得いかないまま、決まることが気の毒です。


亡くなられた、沖縄県前知事の翁長さんも、そういう目に遭っておられたと、私は思っています。
辺野古にアメリカ軍基地は作らせない、と宣言して選挙に勝って、おそらくそれが難しい道のりなのは分かっておられたのでしょうけれども、つねに、打つ手打つ手が無視され、かわされ続けた知事人生のように私は見ていました。
日本の国土の1%にも満たない沖縄県に国全体のうち70%のアメリカ軍使用施設がある。そんな矛盾があるのに、普天間飛行場に代わる施設をまた沖縄県内の辺野古に作るのはどうしてもおかしい。不公平だ。
この理屈が分からない人はいないと思います。
沖縄県の決めた自治を認めてほしい、沖縄県の人の人権を守ってほしい、沖縄だけに負担させるのはやめてほしい。
そう訴え続けたのに、国政の態度は
「この道しかない」「辺野古が唯一の解決策」この言葉ばかりでした。

今回の佐賀県の話も、沖縄県の話も(沖縄は戦前からずっと辛酸をなめておられますが)「みんなのためだから我慢して」という政治の決定のような、気がするのです。
みんなの安全のためのオスプレイだから、うるさいのも我慢して。お金はもらえるから。
でも、1日うるさいだけじゃない。
自分の家のある場所が毎日毎日ずーーっとうるさいんです。

ニュースで辺野古の海が映るたびに、なんて綺麗な青なんだろう、と思います。あそこが埋め立てられたら、これから先ずっと沖縄県の方々に我慢をしてもらうことになるのか。

みんなで寄り添って暮らすために、少しの我慢が要る場合はあると思います。でも、人の暮らしが変わってしまうほどの我慢を強要するのは、民主的な事でしょうか。
これは、余所事ではないと思います。
今後も、たとえば岐阜県にオスプレイを配備する話は十分でる可能性はあるし、
そもそも、同じ国に住む人達の話です。自分がしなくちゃいけなかったかも知れない我慢をさせられている人の話です。

拙い文章で申し訳ないですが、もしお時間があれば、このニュースについて考えてみてください。











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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ふみよ)
2018-09-08 21:00:41
かおりさん、お久しぶりです
仕事の関係で古民家カフェの話になり
ブログをのぞかせていただきました

沖縄 辺野古…
その昔、キャンプ岐阜が有ったのはご存知ですか?
岐阜から沖縄へ移転した⁇と説明を受けた事があります(諸説あります)
移転をしなければ、現在 沖縄で起こっていることが、車で30分の所で起こっているになります
「岐阜にオスプレイが…」
百里基地でオスプレイを見学する機会が有りました
展示からの飛行、見物者が多く人気?でした
見物者の多くは「自分の街にオスプレイが…」とは思わず他人事のように思っているから珍物を見るかのようにカメラを向けていたのでしょう
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Unknown (喫茶Peace!! 二俣 佳織)
2018-09-10 08:08:11
> ふみよさん
お久しぶりです!嬉しい!ブログ、見に来てくださって、ありがとうございました。
キャンプ岐阜のことは全然知りませんでした。そうだったんですね。本当に、私たちにとっては他人事じゃありませんね。
賛成反対はともかく、自分達の事だと考えなくちゃいけない時期だと思っています。
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