peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

トウカエデ(唐楓)の紅葉

2009年11月14日 | 植物図鑑

一関市東山町長坂  2009年11月6日(金)

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2009年11月6日(金)、一関市東山町長坂字町・東山郵便局の東側駐車場脇にある民家の庭に植えられているトウカエデ(唐楓)がきれいに紅葉していました。

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トウカエデ(唐楓) カエデ科 カエデ(アセル)属 Acer buergerianum

中国東南部と台湾原産の落葉高木で、江戸時代に中国から入ってきた。紅葉が美しく、丈夫なので、街路樹としてよく植えられ、公園にも多い。高さは10~20mになる。樹皮は緑色を帯びた灰褐色で鱗片状に縦に剥がれる。葉は対生し、長さ4~8㎝の狭卵形で、上部が浅く3つに切れ込むものが多い。葉の表面は光沢があり、裏面は白ぽい。若木の葉には鋸歯がある。花期は4~5月。本年枝の先に散房花序を出し、淡黄色の小さな雄花と両性花を多数つける。花弁は5枚。翼果は長さ1.5~2㎝で、ほとんど平行かあまり開かない。「ヌサトリヤマ(幣取山)cv.Nusatoriyama」、「ゴシキカエデ(五色楓)cv.goshikikaede」など園芸品種も多い。用途:庭木、公園・街路樹、盆栽。


カリン(花梨)の実

2009年11月13日 | 植物図鑑

一関市川崎町薄衣(うすぎぬ) 2009年11月12日(木)

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2009年11月12日(木)、一関市川崎町薄衣(うすぎぬ)字諏訪前の畑に植えられているカリン(花梨)が黄色に熟した大きな実を沢山付けていました。まだ3時頃だというのに、曇ってきて夕方のように暗くなってしまったのでストロボを使って撮りました。おいしそうなのに生食はできないようです。

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カリン(花梨) バラ科 カリン(プセウドキドニア)属 Pseudocydonia sinensis

中国原産の落葉小高木~高木。日本には古い時代に入り、庭木として植えられている。甲信越、東北地方に街路樹や並木として多く植えられている。「花櫚」とも書く。中国名は「榠樝」。ボケ属Chaenomelesとしている図鑑もあるが、1属1種の植物。高さは4~10mになり、樹皮は鱗片状に剥がれ、その痕がまだら模様になってよく目立つ。葉は長さ4~8㎝の卵形~倒卵形。4~5月、短枝の先に直径約3㎝の淡紅色の花が1個ずつ咲く。花弁は5枚。果実は長さ8~15㎝の楕円形または倒卵形で、10月に黄色に熟し、芳香がある。堅くて酸味が強く、生食はできないが、砂糖漬けや果実酒にする。喘息や咳止めなどの薬用にも使われる。最近は果実のエキスでのど飴がつくられている。栽培:繁殖は実生、接木。用途:庭木、街路樹、並木、盆栽、家具材、床柱。


キフツワブキ(黄斑石蕗)

2009年11月12日 | 植物図鑑

一関市川崎町薄衣字諏訪前 2009年11月12日(木)

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2009年11月12日(木)、一関市川崎町薄衣(うすぎぬ)字諏訪前の国道284号線沿いにある料理屋「格之進」の庭に植えられたキフツワブキ(黄斑石蕗)が花を咲かせていました。黄色い斑が入った大きな葉をつけていました。

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キク科 ツワブキ(ファルフギウム)属 Farfugium 日本及び中国原産の多年草で、ツワブキ(石蕗)と種子島と屋久島に自生するカンツワブキ(寒石蕗)F.hiberniflorumの2種がある。

ツワブキ(石蕗) F.japonicum海岸の岩の上や崖などに生える多年草。葉は直径10~30㎝の少し横長の円形で、厚くて光沢があり、長さ10~40㎝の長い柄がある。若葉はにぎりこぶしのようにまるまり、灰褐色の軟毛をかぶっている。和名は、葉に艶があるフキという意味の艶蕗がなまって、「ツワブキ」になったのではないかといわれる。若い葉柄はフキ(蕗)と同じように、キャラブキなどにして食べる。初冬の花のない季節に黄色の大きな花をつけ、葉も美しいことから、江戸時代から庭などによく植えられてきたとのこと。葉に白や黄色の斑が入ったものなど、園芸品種も多い。また食用として畑に栽培されることもある。花期は10~12月。根生葉の間から高さ30~75㎝の太い花茎を伸ばし、黄色の頭花を多数つける。頭花は直径4~6㎝で、黄色い舌状花と筒状花でできている。分布:本州(太平洋側では福島県以西、日本海側では石川県以西)、四国、九州、沖縄。[栽培]株分けでも種子からでも容易に繁殖できる。

九州の海岸に生える全体に大形のオオツワブキ(大石蕗)F.giganteumは、葉が長さ35㎝、幅15㎝もあり、花茎は高さ1mほどになる。また、奄美大島から沖縄の島々の渓谷沿いには葉が扇形のものがあり、リュウキュウツワブキ(琉球石蕗)var.luchuenseという。

[以上、山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」などより]


11月に咲いた真っ赤なツツジ(躑躅)の花

2009年11月12日 | 植物図鑑

一関市末広二丁目  2009年11月6日(金)

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2009年11月6日(金)、一関市末広町二丁目の大通り沿いにある民家の庭に植えられているstrong>ツツジ(躑躅)と思われる木が、真っ赤な花を沢山咲かせていました。ツツジの仲間は、秋にもしばしば花を咲かせていますが、これだけ見事な花は珍しいと思いました。もしかしたらサツキかもしれませんが…

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ミヤマガマズミ(深山莢蒾)

2009年11月11日 | 植物図鑑

一関市東山町長坂字町  2009年11月6日(金)

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2009年11月6日(金)、一関市東山町長坂字町の東山郵便局近くにある民家の花壇に植えられているミヤマガマズミ(深山莢蒾)と思われる木が真っ赤に熟した実を沢山つけていました。また、木の葉も紅葉してとてもきれでした。

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ミヤマガマズミ(深山莢蒾) スイカズラ科 ガマズミ属 Viburnum wrightii

山地に生え、高さ2~3mになる。枝は灰黒色。髄は白色。葉は長さ7~15㎝の広倒卵形または倒卵状円形。表面は普通無毛で、やや光沢がある。葉柄は長さ1~2㎝。5~6月、本年枝の先に散房花序を出し、白い花を多数開く。花冠は直径6~8㎜で、先は5裂して広がる。果実は核果で長さ6~9㎜の球形~卵球形で9~10月に赤く熟す。果実は紅葉した葉が落ちた後も長く枝についていて、雪をかぶった姿はよく目立つ。 分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国。